レディ・プレイヤー1(レディプレ)のネタバレ解説・考察まとめ
『レディ・プレイヤー1』とは、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督による近未来SFアクション映画である。
荒廃した近未来におけるVR世界「オアシス」を舞台に、オアシスの世界を愛する少年を主人公とした冒険を通し、VR世界と現実世界それぞれを模索していく様子が描かれる。80年代をメインとした映画をはじめ、あらゆるポップカルチャー要素が登場する。VRを取り扱った映画では最も成功した作品。
演 - ベン・メンデルソーン / 日本語吹替 - 楠大典
本作の悪役。
IOI社の社長にしてエッグ争奪戦におけるシクサーズ指揮官。利益至上主義のビジネスマンであり、エッグ争奪戦を制してオアシスを奪うことを目的としている。
勝つためには手段は選ばず、場合によって殺人も辞さない。
実はかつてはインターンとしてグレガリアス社で働いていたが、利益主義なのは当時から変わらず、課金を促してランク付けするなどの意見ばかり出していた。
ハリデーの愛弟子だと自称し、それを実績としてIOI社に売り込み出世したらしいが、モロー曰く彼がハリデーについて知っているのはコーヒーの好みだけ。オアシスの開発にも碌に貢献していないため、ハリデーも全く関心を払っていなかった。
それでいて間の抜けたところがあり、ギアのパスワードを紙に書いて張り付けていたり、自身のオフィスに何のセキュリティも置いていないなどが原因でハッキングやサマンサの侵入を許したりしている。尿漏れが悩みらしい。
80年代ポップカルチャーについても知識は乏しいが、『少女探偵ドロシー』が好きらしい。
オアシス内では「スーパーマン/クラーク・ケント」をもとにしたアバターの姿をしているがプレイスキルは大したことはなく、パーシヴァルに圧倒されている。
最終決戦ではレアアイテム「メカゴジラ」を起動して乗り込み、参戦。トップ5を圧倒するが、ガンダムとなったダイトウに足止めされ、更にエイチとアルテミスの連携によりメカゴジラを破壊される。
最終的にはヘレンによりこれまでの悪事が録画され警察に提出されたことで逮捕され、秘書のフナーレにも愛想を尽かされた。
アイロック(i-R0k)
演 - T・J・ミラー / 日本語吹替 - 佐藤せつじ
賞金稼ぎの傭兵。アバターしか登場しない。
ソレントと契約関係にあり、報酬と引き換えに依頼を引き受けている。序盤ではレベル99のレアアイテム「オジュヴォックスの天球」を入手。その後、ソレントからパーシヴァルのアバター消去を依頼される。パーシヴァルを追跡する途中で彼が本名を口走ったことからリアルでの正体を突き止める。
ソレントに協力はしているが、あくまで雇われただけで彼のことを信頼しているわけではなく、パーシヴァルにも特に執着はない。終盤ではカタクリストを起動しようとするソレントに対し、「汚いぞ、天球の起動もできないくせに!」と悪態をついている。また、自身のアバターも10年かけてレベルアップさせた愛着あるもの。
バカルー・バンザイや天球の起動方法も熟知しているなど、知識も豊富。見た目に反して映画に造詣深く、劇中では『素晴らしき哉、人生!』のセリフを引用している。
最終決戦では城内に侵入しようとしたトップ5を足止めするが、ショウの「グレイブ」により右腕を破壊される。
小説版ではより嫌味な性格のプレーヤーであり、ソレントに雇われることはなく、パーシヴァルのことは以前から知っていて敵視していた。
フナーレ・ザンドー(F'Nale Zandor)
演 - ハナ・ジョン=カーメン / 日本語吹替 - 茅野愛衣
原作小説には登場しないキャラクター。
ソレントの秘書。表向きはIOIの回線使用料金の滞納者を取り締まる仕事を担当しているが、実際には公表できない汚れ仕事ばかりを任されていて、暗殺さえ請け負う。
IOIの戦闘部隊のリーダーでもあり、ドローンなどを駆使して無表情で淡々と仕事をこなしていく。ソレントの部下ではあるが、彼をファーストネームで呼び、場合によっては恫喝して黙らせるなど、実際には彼女の方が立場は上らしい。
終盤ではウェイド達が乗るバンを発見し、乗り込んで襲撃するが、トップ5の連携により車外に放り出される。その後はソレントと共に逮捕された。その際、ソレントと同じパトカーに乗せられるが、彼に愛想を尽かし顔面を殴打する。
演じるジョン=カーメンはナイジェリア人とノルウェー人のハーフであり、白人と黒人の両方の血を引いている。
その他 リアルの登場人物
アリス(Alice)
演 - スーザン・リンチ / 日本語吹替 - 高島雅羅
ウェイドの叔母。ウェイドの唯一の肉親で、両親を亡くした彼を引き取るが、仲はあまりよくない。同居人のリックが散財ばかりするため、コロンバスの集合住宅スタックで底辺生活から抜け出せず、そのせいでヒステリックになっていて、ウェイドにも冷たい。
ソレントにより住居が爆破され、リックと共に爆死する。ソレントの本来の目的はウェイドを始末することだったが、その場にウェイドはいなかったため巻き添えとなった。
不仲だったが、唯一の身内であるウェイドからは大切に想われていたらしく、死亡した際にはショックを受け、後にソレントと対面した際には殺したことを糾弾していた。
リック(Rick)
演 - ラルフ・アイネソン / 日本語吹替 - 玄田哲章
アリスの恋人で同居人。
アリスのヒモであり、大したプレイスキルもないのに家の金をオアシスに高額課金してばかりいる。更にはオアシス内で死亡したのをウェイドのせいにして殴打するなど、性格は最悪。ウェイドは常日頃からアリスに彼を追い出すよう進言していた。
ソレントの策略でアリスと共に爆死するが、上記のような性格からウェイドもあまり気にしていなかったのか、後にソレントと対面した際には彼について全く触れなかった。
ギルモア夫人(Mrs.Gilmore)
演 - クレア・ヒギンズ / 日本語吹替 - 不明
ウェイドの集合住宅の近所に住んでいる女性。
ごく普通のおばさんだがウェイドと親しく、終盤での最終決戦後に集合住宅に現れたソレントに対し「あんたの悪事はみんな知ってる。痛い目にあう前に帰りな」と恫喝する。
タトゥーの男(Tattoo Guy)
演 - ローレンス・スペルマン / 日本語吹替 - 不明
対IOIのレジスタンスのメンバー。
ウェイドをほぼ誘拐同然にレジスタンスのセーフハウスまで連れてくる。タトゥーが特徴で強面だが、悪人ではない。
レブ(Reb)
演 - レティーシャ・ライト / 日本語吹替 - なし
対IOIのレジスタンスのメンバーの女性。一瞬しか登場せずセリフもないが、演じるのは本作と同年に公開された『ブラックパンサー』で一躍有名となったレティーシャ・ライト。
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目次 - Contents
- 『レディ・プレイヤー1』の概要
- 『レディ・プレイヤー1』のあらすじ・ストーリー
- オアシスとは
- イースターエッグ
- IOI社
- 第1の試練 レース
- 現実世界の苦しみ
- 最初の鍵
- ソレントと傭兵アイロック
- 第2の試練、キーラ
- アルテミスとのデート
- ソレントと対面
- 対IOIレジスタンス
- 第2の試練、シャイニング
- IOIの襲撃
- トップ5との対面
- サマンサの救出、オジュヴォックスの天球
- パーシヴァルのメッセージ、ガンターの集結
- 最終決戦/シールドの解除
- 最終決戦/ソレントの参戦
- 最終決戦/城内へ
- 最終決戦/アドベンチャー
- 最終決戦/パーシヴァルの復活
- 最終決戦/すべてをクリア
- 『レディ・プレイヤー1』の登場人物・キャラクター
- トップ5(Hi-Five)
- ウェイド・オーウェン・ワッツ / パーシヴァル(Wade Owen Watts / Parzival)
- サマンサ・イヴリン・クック / アルテミス(Samantha Evelyn Cook / Art3mis)
- ヘレン・ハリス / エイチ(Helen Harris / Aech)
- ゾウ / ショウ(Zhou / Sho)
- トシロウ / ダイトウ(Toshiro / Daito)
- オアシス
- ジェームズ・ドノヴァン・ハリデー / アノラック(James Donovan Halliday / Anorak)
- オグデン・モロー / 案内人(Ogden Morrow / Curator)
- カレン・アンダーウッド・モロー / キーラ(Karen "Kira" Underwood Morrow)
- IOI
- ノーラン・ソレント(Nolan Sorrento)
- アイロック(i-R0k)
- フナーレ・ザンドー(F'Nale Zandor)
- その他 リアルの登場人物
- アリス(Alice)
- リック(Rick)
- ギルモア夫人(Mrs.Gilmore)
- タトゥーの男(Tattoo Guy)
- レブ(Reb)
- 『レディ・プレイヤー1』の用語
- オアシス関連
- オアシス(OASIS)
- イースターエッグ
- ガンター
- グローブ
- ブートスーツ
- ギア
- IOI関連
- IOI
- シクサーズ
- ゲーム内の武器・アイテム
- グレガリアス120
- アイアン・ジャイアント
- メカゴジラ
- カタクリスト
- 聖なる手榴弾
- ゼメキス・キューブ
- オジュヴォックスの天球
- レールガン
- チャッキー
- M41Aパルスライフル
- オート9
- ロウギバーII
- グレイブ
- その他
- バラのつぼみ
- 『レディ・プレイヤー1』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「目指せ鍵」「目指せエッグ」
- レース・シーン
- シャイニング
- トシロウ「俺はガンダムで行く!」
- パーシヴァル「ジェームズ・ハリデーの名において…共にオアシスを救おう!」
- ハリデー「現実だけが… リアルだから」
- 『レディ・プレイヤー1』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- イースターエッグの数々
- 映画
- TVシリーズ
- ゲーム
- アメコミヒーロー
- スピルバーグ関連作品について
- 日本関連作品について
- 実現しなかったウルトラマンの活躍
- 幻となった『ブレードランナー』の世界
- 『レディ・プレイヤー1』の評価・興行収入
- 評価
- 興行収入
- 著名人のコメント
- 伊藤智彦
- HISASHI
- 神山健治
- エドガー・ライト
- 『レディ・プレイヤー1』の主題歌・挿入歌
- アラン・シルヴェストリ『レディ・プレイヤー・1』
- 『レディ・プレイヤー・1(ソング・アルバム)』
- ヴァン・ヘイレン『Jump』
- ティアーズ・フォー・ティアーズ『Everybody Wants to Rule the World』
- ジョーン・ジェット & ザ・ブラックハーツ『I Hate Myself For Loving You』
- ビージーズ『Stayin' Alive』
- ウェンディ・カルロス & レイチェル・エルカインド『Main Title - 'The Shining'』
- トゥイステッド・シスター『We're Not Gonna Take It』
- 伊福部昭『ゴジラ』
- ダリル・ホール&ジョン・オーツ『You Make My Dreams』