レディ・プレイヤー1(レディプレ)のネタバレ解説・考察まとめ

『レディ・プレイヤー1』とは、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督による近未来SFアクション映画である。
荒廃した近未来におけるVR世界「オアシス」を舞台に、オアシスの世界を愛する少年を主人公とした冒険を通し、VR世界と現実世界それぞれを模索していく様子が描かれる。80年代をメインとした映画をはじめ、あらゆるポップカルチャー要素が登場する。VRを取り扱った映画では最も成功した作品。

『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』
『AKIRA』
『エイリアン』
『アニマルハウス』
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
『ビートルジュース』
『ビルとテッドの大冒険』
『ブレックファスト・クラブ』
『チャイルド・プレイ』
『クリスティーン』
『ダーク・クリスタル』
『初体験/リッジモント・ハイ』
『フェリスはある朝突然に』
『ザ・フライ』
『禁断の惑星』
『13日の金曜日』
『グレムリン』
『アイアン・ジャイアント』
『ジュラシックパーク』
『キング・コング』
『ラスト・アクション・ヒーロー』
『マッドマックス』
『エルム街の悪夢』
『サタデー・ナイト・フィーバー』
『セイ・エニシング』
『シャイニング』
『スター・ウォーズ』
『ターミネーター2』
『トロン』
『宇宙戦争』

TVシリーズ

『特攻野郎Aチーム』
『GALACTICA/ギャラクティカ』
『ナイトライダー』
『ルーニー・テューンズ』
『パンクト』
『スタートレック』
『ThunderCats』
『マッハGoGoGo』

ゲーム

『アステロイド』
『Borderlands』
『センティピード』
『ギャラガ』
『HALO』
『ジャウスト』
『マリオカート』
『マインクラフト』
『モータルコンバット』
『オーバーウォッチ』
『パックマン』
『ピットフォール』
『サイモン』
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』
『スペース・インベーダー』
『ストリートファイター』
『ソードクエスト』
『ゴールデンアイ 007』

アメコミヒーロー

バットマン
ハーレイクイン
ハルク
ジョーカー
スポーン
スパイダーマン
スーパーマン

スピルバーグ関連作品について

監督作品:『ジュラシックパーク』『宇宙戦争』
プロデュース作品:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『グレムリン』『トランスフォーマー』『グーニーズ』

監督作品からの登場は少ない。理由は「自分で自分の作品を表に出すのが恥ずかしいから」とのこと。また、『宇宙戦争』は2005年のスピルバーグ監督作だが、リメイク作品である。

日本関連作品について

『AKIRA』『マリオ・カート』『マッハGoGoGo』
『ゴジラ』『機動戦士ガンダム』『ストリートファイター』

ハローキティの登場シーン

上記のように本作では日本のポップカルチャーも多数登場している。
スピルバーグは親日家として知られており、『ゴジラ』や黒澤明の監督作品を敬愛していて、本作でもその愛着が伺える。本作の公開にあたり13年ぶりの来日した際には「日本に来ると、いつもインスピレーションを与えられます。人々の礼儀正しさや人間関係を素晴らしいと思います」と語っている。

実現しなかったウルトラマンの活躍

原作ではウルトラマンが登場し、最終決戦で機龍(『ゴジラ×メカゴジラ』に登場する特自の対G兵器。映画版のメカゴジラの役割。)と闘う大きな役目を担う。映画版でも登場が予定されていたが、実現しなかった。
円谷プロは登場させることに前向きだったらしいが、海外における権利関係は色々と複雑とのこと。

映画ではウルトラマンの役割はダイトウのガンダムに受け継がれた。ガンダムに変身できる時間が2分間だけなのは、ウルトラマンの時間制限が3分間であることのオマージュ。

幻となった『ブレードランナー』の世界

中盤、第2の試練で映画『シャイニング』の世界が登場しているが、このシーンは当初の脚本では『ブレードランナー』の予定だった。そのため、上記のようなアートも製作されている。
変更された理由は、公開時期に本作を手がけたワーナー・ブラザースが『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー2049』の制作を決定していて、更に本作との公開予定時期が2ヶ月ほどしか変わらなかったため。

『レディ・プレイヤー1』の評価・興行収入

評価

アメリカの映画批評サイトRotten Tomatoesでは357件のレビューで72%と評価され、フレッシュ認定となった。「スピルバーグの監督としての強みを見事にまとめた、甘くノスタルジックな作品。彼のフィルモグラフィーに、夢中になれる新たな冒険を加えることとなった。」と評されている。

興行収入

制作費:1億7500万ドル(スピルバーグ監督作品 歴代2位。最高額は『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』1億8500万ドル)

全米興行収入:1億3700万ドル(スピルバーグ監督作品 歴代13位 / 2018年 年間14位)
全世界興行収入:5億8200万ドル(スピルバーグ監督作品 歴代6位 / 2018年 年間8位)

2018年3月29日から全米4234スクリーンで封切られ、週末3日間(3月30日から4月1日)で4121万 ドルの興行成績興収を記録し、全米初登場1位となった。過去10年間のスピルバーグ監督作品の中では最高のオープニング成績である。
全米を含む62の国と地域で4月1日までの4日間で、世界興収は1億8121万5000ドル(約200億円)を記録。

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