バトルシップ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『バトルシップ』とは、ピーター・バーグによる2012年のアメリカ映画。元々は、海外のボードゲームを主体に映画化されている。多額の資本を投入し、映画化され、国内では評価の高い映画と言える。
孤立された状況下で、宇宙人の戦艦と戦うというストーリーである。他の星からやってきたエイリアンと、主人公の乗る艦との闘いが見所で、最新鋭の艦と未知のエイリアンの戦艦との戦いが手に汗して観られる。

アレックスの乗る艦、「ジョン・ポール・ジョーンズ」の艦長。
エイリアンの艦の攻撃により死んでしまう。
彼亡き後、アレックスが本艦の指揮を執らざるを得なくなってしまう。

国防長官(演:ピーター・マクニコル)

アメリカ合衆国長官。
政治的に物事を進める。その為、意見を述べる者の所属を意識して接する傾向にある。
地球に不時着した物質が、プラネットGからの飛来物であるという仮説を頭ごなしに否定する。
最終意見を総理大臣に伝える役割の立場である為に、ことごとく慎重に意見を取り入れようとする。

『バトルシップ(Battleship)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「逆境は、人が己自身を知る事の出来る絶好の機会である。追従者のいない特別な時だから。」

バーで、アレックスが26歳の誕生日の日に兄であるストーンより祝いの時に、共に授かった言葉。
それまでのアレックスは、自由奔放で、人の事など考えない行動を取り、また、それが、互いに迷惑になる事も気にせず、行動していたのであった。
アレックス本人はあまり好みではなかったようではあるが、軍人としてまじめに働いている兄には、いつまでも自由奔放の弟の身を案じてのことだと思われる。
くだらないことで直ぐにムキになり、人に迷惑をかけ、時には警察沙汰になり続ける弟に、今年こそは独り立ちして欲しいと願ってのことだろう。

「戦艦が簡単に沈むか」

エイリアンの母艦からの攻撃により旧式戦艦が被弾した時に、老兵の退役軍人が、現乗組員から心配の声をかけられた時に返した言葉。
彼らにとっては戦艦とは最強の船であり、そう簡単に敵の攻撃で沈むようなヤワなものではない。
その様に、無意識にも信じ切っている彼らだからこそ、自然に出た言葉であろう。
老兵として退役したものの、不沈として存在する戦艦が魂の支えになることで、彼らの心の中には炎のようなものが燃え続けていた。
自らと同じく老朽化し、観光用としての存在でしかなかったその戦艦と、退役後の自分の存在。それがまた日の目を見ることへの高揚感。おそらく彼らは艦が沈むまで戦い続けただろう。
それが、その艦の最後の宿命でもあったからだ。

「一緒に戦えて光栄でした。一佐」

アレックスとナガタは、エイリアンとの戦闘の全てを共にしてきた仲。
沈みつつあるエイリアンの母艦からの最後の攻撃を受ける時に、すでに戦闘力を無くしたアレックス達は、その攻撃の現実を受け入れようと覚悟した。
その時に、アレックスがナガタに対して言ったセリフ。
万全、ベスト、に値するまでの行動を満足するまで行ったからこそ、生まれた言葉であろう。
エイリアンの攻撃になすがままにやられていたアレックスの艦隊が、何とか這い上がり、致命傷まで負わせられる所まで行った。
その傍らで、常に腹心として行動していたナガタとの厚い友情をも感じさせられる。
「自分もだ。大尉」と、返事をするナガタ。
共に一度は船を失い、反撃に出続けた結果、死を招く事になっても、どの様な結末になろうとも満足するまでの事をしてきたか。
それを完全に納得したと思わされる。

『バトルシップ(Battleship)』の用語

ビーコンプロジェクト

地球上の科学者達は、宇宙内に地球によく似た環境の星を発見する。その星へのメッセージを伝える為、NASAはそれまでの5倍も強力な通信装置を作り、その星との交信計画を行うというもの。

リムパック

環太平洋合同演習。世界規模の海上演習。当然、日本の自衛隊も参加する。主人公のアレックスと、兄のストーンがそれに参加し、そしてエイリアンと戦うこととなった。しかし、バリアを張られた為にその外部のリムパックからの支援がなく、孤軍奮闘せざるを得なくなった。

津波ブイ

夜では視野が悪いので、レーダーを用いずに敵の船の位置を調べる方法。海上に無数のブイを置き、その振幅により敵の位置を調べる。本作ではそれにより、敵艦を2隻撃退する。

『バトルシップ(Battleship)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

世界的な評価

この作品は、批評家からは酷評されており、ローリング・ストーン誌のピーター・トラヴァースは2012年の年間ワースト映画の1つに挙げている。
そして、第33回ゴールデンラズベリー賞(最低の映画に贈る映画賞)にも選ばれている。

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