クザン/青雉(ONE PIECE)の徹底解説・考察まとめ
クザン/青雉(アオキジ)とは尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の登場人物。元海軍本部大将であり、通称”青雉”と呼ばれている。海賊と海軍の抗争である頂上戦争の後、同じく大将であった”赤犬”ことサカズキと元帥の座を掛け決闘を繰り広げるが敗北。その後、海軍を辞職し消息不明となる。かつてニコ・ロビンの故郷「オハラ」に向けて発令されたバスターコールにも参加していた。自身の体を氷に変え、またあらゆるものを凍らせることができる「ヒエヒエの実」の能力者である。
触れた相手を全身で包み込み一瞬にして氷漬けにする技。氷漬けにされた相手は自力での復活は不可能で、氷結状態のまま破壊された場合、生身の肉体もろとも損傷してしまう。但し、覇気を習得している場合は、自ら氷結状態を解除することが可能であり、パンクハザードにて全身氷漬けにされた王下七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴは自力で氷結状態から抜け出している。
アイス塊「両棘矛」(アイスブロック・パルチザン)
複数の槍型の氷塊を相手に向け放つ技。ハグワール・D・サウロや、頂上戦争にて白ひげと対峙した際に使用された。
アイス塊「暴雉嘴」(アイスブロック・フェザントベック)
雉の形をした巨大な氷塊を相手に向け放つ技。頂上戦争にて、ポートガス・D・エースとの一騎討ちの際に使用された。
アイスBALL(アイスボール)
両手から放った冷気で、その名の通り相手をボール状の氷塊で閉じ込める技。頂上戦争にて”白ひげ”ことエドワード・ニューゲートに使用したが、「グラグラの実」の震動の力によって破壊されてしまう。
氷拳(アイスグローブ)
拳に氷をまとわせて相手を殴る技。海賊島「ハチノス」で海軍本部中将モンキー・D・ガープ相手に使用した。
クザン/青雉の来歴・活躍
過去
22年前(オハラへのバスターコール発令)
かつて”西の海(サウスブルー)”に存在した、ニコ・ロビンの故郷である考古学の聖地「オハラ」。島の中心部には”全知の樹”の名で呼ばれる樹木があり、その中にはオハラ図書館兼考古学研究所が存在している。
世界最大最古の「知識」を誇るというその図書館には、オハラ図書館館長であり”考古学の権威”とも呼ばれるクローバー博士を始め、あらゆる海から優秀な考古学者達が集まり、全知の樹の下、日夜歴史の研究に勤しんでいた。
幼き頃から悪魔の実の力を有していたロビンは、島の住人達から「妖怪」の名でと呼ばれ差別され虐げられていた。だが、オハラの考古学者達だけはロビンに対し差別することなどもなく、一人の”学者”として暖かく仲間として迎え入れていたのであった。
しかし、「”歴史の本文(ポーネグリフ)”を解読し”空白の歴史”の謎を解き明かしたい」というロビンの想いを知ったクローバー達は、解読自体が犯罪とされるその危険性から必死に止めるのであった。唯一信頼し仲間だと思っていたクローバー達に自分の想いを否定され図書館への出入りを禁じられたロビン。絶望し図書館を飛び出したロビンは、海岸に打ち上げられていた巨人族の漂流者であり、元海軍本部中将のハグワール・D・サウロと出会う。
サウロとの交流を経て、徐々に元気を取り戻し笑顔を見せるロビン。「デレシ!!」というサウロの笑い方がロビンにもうつる程にすっかり意気投合した二人は、既に固い絆で結ばれていた。そんな中、島ごと消し去るべく”世界政府直下暗躍諜報機関”通称「CP9(サイファーポール No.9)」の司令長官・スパンダインがオハラに向かっていた。自分がオハラに流れ着いた事を知り、いち早く危機を察したサウロはそのことをロビンに伝える。
時を同じくして、”歴史の本文(ポーネグリフ)”の研究の為に海へ出ていた、ロビンの母であり考古学者であるニコ・オルビアがオハラに帰還する。航海の途中、総勢33名の仲間が軍によって全滅させられ、政府により仲間達の遺品を細かく鑑定されたことにより、オハラから来たことが割り出されてしまう。オハラに危機が及んでいることを一刻も早く知らせにきたオルビアは、クローバー達に脱出を促すが、「”人類の財産”を置いて逃げ出す事はできん」と数々の歴史の文献を守ることを決意。オルビアは銃を構え、真っ先に世界政府の役人の元へ走るのであった。そしてこのとき”中将”の座に就いていたクザンもまたオハラに招集されていたのであった。オルビアの抵抗も虚しく、政府の役人達によって図書館に眠る情報を全て暴かれ、島は全知の樹もろとも焼かれてしまう。
かつて、オルビアを捕らえ、海軍から脱走させた過去を持っていたサウロは、オルビアからの頼みでロビンをオハラから逃がすことに。政府による攻撃の手が迫る中、ロビンと共に島からの脱出を図るサウロであったが、最終的にクザンによって捕らえられてしまう。
クザンの技”アイスタイム”によって全身氷漬けにされたサウロは「仲間に会いに行け!!!ロビン!!!そいつらと…共に生きろ…!!!」と最後の言葉をロビンに伝えるのであった。
サウロの意思を汲んだクザンは小舟を用意し、航路を逸れないよう海に氷のラインを引き、ロビンを島から脱出させるのであった。
偉大なる航路(グランドライン)編
ニコ・ロビンとの再会
ロングリングランドにて、ルフィ達はフォクシー海賊団からの申し入れにより、仲間を失う恐怖のゲームと呼ばれる”デービーバックファイト”での対決を繰り広げていた。激闘の末、麦わらの一味の勝利で幕を閉じたのも束の間、ロビンの過去を知る男、海軍大将”青キジ”ことクザンがルフィ達の目の前に現れる。
突如現れたクザンを前に、驚き腰を抜かすロビン。「……あららら コリャいい女になったな…ニコ・ロビン」と挨拶を交わすクザンに対し、一気に緊張感が漂い一味は戦闘体制に入る。だが、殺気立つ一味を見たクザンは「天気がいいんで散歩がてら」と、ルフィ達を捕らえる指令を受けて来たわけではなく、「ニコ・ロビンの消息を確認しに来ただけだ」と伝える。その後、クザンはその場に居合わせていた、数十年前に仲間とはぐれてしまい島から島へと移住を繰り返す遊牧民のトンジットに「すぐ移住の準備をしなさい」と告げる。クザンはヒエヒエの実の能力で海面に氷の道を作り、はぐれた仲間との合流の為、トンジットの手助けをするのであった。
無事、トンジットを送り出すことができ安堵する一味であったが、その直後クザンは「やっぱお前ら…今死んどくか」と態度を一変とさせる。「政府はまだまだお前達を軽視しているが、後々面倒な事になるだろう」と語るクザン。
「特に危険視される原因はニコ・ロビン」だと告げ、これまでのロビンの素性についてルフィ達に話すのであった。それに対し激昂するロビンやルフィ達は一斉にクザンに攻撃を仕掛ける。が、クザンの圧倒的なヒエヒエの実の能力の前に刃が立たず、あっという間に窮地に陥ってしまう。そんな中、突如「一騎討ちでやりてェ!!」と言い放つルフィ。「この勝負 おれとお前で決着(ケリ)をつけよう」と提案するルフィに「構わねぇが…連行する船がねェんで…殺していくぞ?」と警告するクザン。氷漬けになりがらも真っ向から立ち向かうルフィであったが、そんな奮闘も虚しく勝負はクザンの圧勝に終わる。
”アイスタイム”で全身氷漬けにされたルフィに対し、「ここでお前を砕いちまって 命を絶つのは造作もねェが…借りがある」とし、アラバスタでの”クロコダイルの討伐”の件の借りとして、クザンは静かにその場を立ち去るのであった。
マリンフォード頂上戦争
バナロ島での決闘でポートガス・D・エースに勝利した"黒ひげ"ことマーシャル・D・ティーチは、自らの”王下七武海”入りの手土産に捕らえたエースの身柄を海軍に引き渡す。海軍は”海賊王”ゴールド・ロジャーの息子でありその血筋を引くエースの身柄を引き渡された事により、海軍本部を構える”マリンフォード”にて公開処刑を決行することに。
マリンフォードには赤犬(サカズキ)、黄猿(ボルサリーノ)、青雉(クザン)ら”三大将”を始めとした海軍の全勢力に加え、”王下七武海”所属の海賊達が結集し、厳戒態勢の中で処刑執行の刻を迎える。
そんな中、エース奪還を目論む"白ひげ海賊団"の大艦隊の一行がマリンフォードに姿を現し、各勢力が入り乱れる全面戦争へと発展するのであった。開戦早々、白ひげのグラグラの実の能力により引き起こされた大津波がマリンフォード全土に襲いかかるが、瞬時に反応したクザンは「氷河時代(アイス・エイジ)」で応戦。一瞬にして大津波を凍らせ、その勢いを完全に止める。間髪入れずクザンは船上の白ひげ目掛け「両棘矛(パルチザン)」を放つが、白ひげはグラグラの実の衝撃波の力で跳ね返す。
クザンと白ひげの交戦を皮切りに互いの勢力が本格的に動き出し、エース奪還とそれを阻止する戦いが遂に幕を開ける。その後、世界一の海底大監獄”インペルダウン”より脱出したルフィが、カマバッカ王国の女王であり革命軍の幹部”エンポリオ・イワンコフ”、元王下七武海”サー・クロコダイル”、同じく元王下七武海の魚人”ジンベエ”を引き連れマリンフォードに到着。
ルフィらの参戦により全面戦争は更にヒートアップする。戦いの最中、白ひげは圧倒的な力で次々と敵をなぎ倒し、エース奪還に向け進撃を続ける。
途中、立ちはだかる巨人族の海兵ジョン・ジャイアント中将を討ち取った白ひげはエースの居る処刑台目掛け衝撃波を放つ。しかし、処刑台の破壊を狙い放った衝撃波は三大将の力により弾かれ、軌道を大きく逸れる結果に。
白ひげの衝撃波を受けたクザンは「さっさと包囲壁を張らねェからだ」と言い、それに対しサカズキは「お前の氷のせいじゃろがい…!!!」と返すのであった。刻一刻と処刑の時間が迫る中、焦るルフィはジンベエの協力を得て、水柱で処刑台付近まで一気に辿り着くことに成功。だが、そこには三大将が待ち構えており、ルフィは赤犬・黄猿・青雉を相手に三対一の戦いを強いられることに。「あららとうとうここまで…お前にゃ まだこのステージは早すぎるよ」と告げるクザンにルフィは頑然と立ち向かう。
圧倒的な実力差に無謀とも思えた戦いであったが、白ひげ海賊団や仲間達の援護を受け、徐々に戦局が変わり始める。進撃を続ける白ひげの前に再びクザンが姿を現し、勢いを止めるべく攻撃を仕掛ける。クザンは「アイスBALL」で白ひげを氷の中に閉じ込めるが、白ひげはそれを震動で破壊する。次の瞬間、白ひげの武器であるなぎなた「むら雲切」によりクザンは胴体を一突きにされるが、体を氷に変化させダメージを回避する。「”アイス塊”両棘矛(アイスブロックパルチザン)」を白ひげに放とうとした瞬間、隙を突かれ白ひげ海賊団3番隊隊長”ダイヤモンド・ジョズ”の攻撃を受けてしまう。しかし、クザンはすぐさまジョズを氷漬けにし、再起不能へと陥れる。白ひげ海賊団は続々と三大将と海軍により打ち破られ、次第に勢力を落としていってしまう。
クザンらの活躍により、白ひげ・ルフィらによるエース奪還は失敗に終わったかに見えたが、終盤ルフィの強い想いと仲間達のサポートにより、エースの救出に成功。だがその直後、サカズキの攻撃により体を貫かれたエースは命を落としてしまう。最終的にシャンクス率いる”赤髪海賊団”の登場により、終戦が宣言され”大海賊時代”開幕以来の最大の戦いとなった”マリンフォード頂上戦争”は幕を閉じたのであった。
Related Articles関連記事
ONE PIECE(ワンピース)の海軍大将まとめ
『ONE PIECE』とは、“ひとつなぎの大秘宝”を巡って無数の海賊たちが繰り広げる大海洋冒険譚を描いた、尾田栄一郎による漫画作品である。単行本は100巻を超える大長編となっており、アニメから実写作品まで様々なメディアミックスを果たしている。 海軍は作中に登場する組織で、大将はその中でも最大戦力とされる上級幹部にして屈指の猛者である。平和の象徴として人々から敬意と信頼を寄せられているが、敵対する者を滅ぼすためなら時に非道な行為にも手を染めるなど、必ずしも全き正義の味方ではない。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の黒ひげ海賊団まとめ
黒ひげ海賊団とは、海賊を題材とした尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する海賊団で、白ひげ海賊団を出奔したマーシャル・D・ティーチが立ち上げた。主人公ルフィの兄であるエースを海軍に差しだすことで七武海となり、七武海の地位を利用してインペルダウン最下層の凶悪犯たちを解放して味方につける。七武海を抜けてからは新世界の「四皇」の一角となった。大船団の各船長は「10人の巨漢船長」と呼ばれ、恐れられている。 豪快・凶悪な「海賊らしい海賊」をコンセプトにデザインされている。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)のネタバレ解説・考察まとめ
『ONE PIECE』とは『週刊少年ジャンプ』にて連載されている尾田栄一郎による漫画作品。海賊王を目指して「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求める主人公「モンキー・D・ルフィ」を中心に仲間との友情や夢、バトルなどの海洋冒険ロマンが描かれている。また、2015年に「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネスにも認定されているほど人気の高い作品である。
Read Article
ONE PIECE(実写版ワンピース)のネタバレ解説・考察まとめ
『ONE PIECE』(実写ドラマ版ワンピース)とは、海賊王を目指す男と仲間たちの冒険と戦いを描いた、尾田栄一郎による同名漫画をドラマ化した作品。海外の制作会社が制作する日本の漫画原作の実写作品ということで、公開前から大きな注目を集めた。制作には原作者の尾田も関わっており、「原作ファンも楽しめる」と太鼓判を押している。 海賊王を目指すモンキー・D・ルフィは、仲間を求めて海へと繰り出す。そこでルフィは一騎当千の剣士ロロノア・ゾロ、女航海士ナミ、ホラ吹き狙撃手ウソップらと出会い、絆を深めていく。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の悪魔の実と能力者まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、海賊を題材にした尾田栄一郎の描く少年漫画。海賊王になることを夢見る少年モンキー・D・ルフィが、仲間とともに大海原を大冒険する物語である。作中には「悪魔の実」と呼ばれる不思議な果実が登場し、「悪魔の実」を食べて何らかの能力を得たものを「能力者」と呼ぶ。様々な能力者が繰り広げる数々のバトルは、『ONE PIECE』の中でも最大の魅力とも言える。この記事では、「悪魔の実」とその能力者についてまとめてみた。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の海賊船・軍艦・客船・乗り物まとめ
『ONE PIECE』は1997年から『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された、尾田栄一郎による海賊を題材とした海洋冒険漫画。 世界中の海を海賊が行き交い、様々に活躍する大海賊時代。主人公モンキー・D・ルフィは海賊王になることを夢見て故郷を飛び出し、仲間と共に大海原へと、冒険の旅へと臨んでいく。 舞台が海洋であるだけに、作中には数多くの海賊団、海軍、民間の船乗りが登場し、それぞれが個別に個性豊かな船舶を所有している。本記事では『ONE PIECE』に登場する多種多様な船舶を紹介していく。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の海賊旗まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』とは、尾田栄一郎による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 海賊王に憧れるモンキー・D・ルフィが「ひとつなぎの大秘宝(=ワンピース)」を見つけるために仲間と共に冒険を繰り広げる。迫力のあるバトルシーンだけでなく、ギャグシーン、仲間との友情を描いている。『ONE PIECE(ワンピース)』において、1つの海賊団につき1つの「海賊旗」が存在し、作中では様々な海賊旗が登場する。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の全海賊団の船長・メンバーまとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では「四皇」を筆頭に、実に多くの海賊たちが日々しのぎを削っている。本記事では『ONE PIECE』に登場する海賊団の船長やメンバーの情報を、「四皇」「王下七武海」「超新星」のほか、アニメ・映画オリジナルなどジャンルごとにまとめて紹介する。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の海軍まとめ
海軍とは、尾田栄一郎の漫画作品『ONE PIECE』に登場する海上治安維持組織である。海軍本部は「偉大なる航路(グランドライン)」の三大勢力の一つとして世界の均衡を保っている。主な任務は海賊を始めとする違法行為の取り締まりや罪人の逮捕で、悪魔の実の能力者、覇気使いといった猛者が多く所属する。「正義」の名のもとに民間人を守る立場だが、海兵の中には自らの正義を暴走させる者、正義よりも己の利益や権威を重視する者もいる。不都合な事実の隠蔽や奴隷売買の黙認など、海軍には闇も多い。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ
『ONE PIECE』とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。海賊王の称号とひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を目指し、主人公のモンキー・D・ルフィと仲間たちが冒険をする。王道的な少年漫画要素と社会問題を絡めた作品で、『週刊少年ジャンプ』の看板作品である。作中には、実在するものから架空のものまで多くの料理、食べ物、飲み物が登場する。冒険や感動で胸を躍らせ、登場する料理や食べ物に思いをはせるのも楽しみの一つだ。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)のアニメオリジナルキャラクターまとめ
『ONE PECE』とは、尾田栄一郎による海洋冒険漫画作品である。1997年より『週刊少年ジャンプ』で連載開始。王道的な少年漫画の要素、独自の世界観からたちまち人気を博し、1999年からフジテレビ系列でアニメ化された。敵、味方共に個性と魅力に溢れたキャラクターが多い。長きに渡るアニメ放送、10を超える劇場版作品においては、オリジナルのキャラクターも多数登場。物語を盛り上げている。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の懸賞金ランキングまとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)における「懸賞金」とは、作中に登場する海賊たちの中でも“特に勢力などが強大な者”の捕獲もしくは殺害が成功した場合に世界政府から与えられる報酬のことである。 金額は“世界政府にとっての脅威度の高さ”とほぼイコールとなっているが、個人としての戦闘力もそこに含まれる。社会への影響力も重視されるため、それほど悪事をしていなくても高額の懸賞金をかけられることもある。懸賞金をかけられるようになって初めて、海賊としては1人前の扱いとなる。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の異名・通り名・二つ名・別名まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。海賊王の名称と、ひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を目指し、主人公モンキー・D・ルフィが仲間たちと冒険を続ける物語。本編には広く世に名を轟かせる海賊や海兵が多く登場する。彼らはその特徴や能力を元にした異名、通り名、二つ名、別名を持つ。麦わら帽子を被ったルフィが「麦わらのルフィ」と呼ばれるように、異名は各人の特徴を示し、キャラクターの魅力を一層味わい深いものにする。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の生物・植物・種族まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』は、世界的な人気を誇る少年漫画。海賊を題材としており、世界の大半が海である架空の世界が舞台だ。作中では様々な生物や植物、種族が登場し、ユニークでオリジナリティ溢れる世界観を引き立てる。海が舞台であるため水棲生物が多いが、各島特有の陸上生物や鳥類も多数登場。植物も面白い特性を持つものが多く、人々の生活を支えている。人間以外の種族も登場し、見上げるほど大きな巨人族から、手のひらに乗る小人族まで活躍する。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の巨兵海賊団まとめ
尾田栄一郎による大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中ではおよそ百年前、強大な力を持った巨人たちによって構成された「巨兵海賊団」が世界を震撼させたと言及されている。「山ひげ」ヤルルと「滝ひげ」ヨルルが創り上げ、後に「赤鬼」のドリーと「青鬼」のブロギーに受け継がれた。しかしドリーとブロギーの些細な諍いによって海賊団は自然消滅してしまう。船員だったオイモとカーシーは二人を探しに出た先で海軍に捕まり、50年間に渡ってエニエス・ロビーの門番を務めていた。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の電伝虫まとめ
電伝虫(でんでんむし)とは、漫画家・尾田栄一郎が描く、大人気海賊漫画『ONE PIECE』(ワンピース)に登場する生物の1つ。電波(念波)で他の個体と交信する性質を持つカタツムリのような生物で、『ONE PIECE』の世界で欠かすことができない通信手段である。もともと野生の生物で、受話器などは人間が後付けしている。擬態機能があり、人間が受話器に喋ると、受信側の個体が喋っている人間の声や表情を真似する性質があり、同じ電伝虫でも使用者によって外見が異なっている場合が多い。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)キャラクターの誕生日・年齢まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による海洋冒険漫画である。海賊王の称号と「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を目指し、海賊たちが鎬を削る。登場人物は出身地や食べ物の嗜好、年齢などが設定されている。一部の誕生日はその人物の性格、名前、嗜好や信条、能力を基にした記念日や語呂合わせで考えられており、キャラクターへの親しみが増す。作中では2年間が経過している為、各人2歳ずつ年を重ねている。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎原作の少年漫画及びアニメ。主人公のモンキー・D・ルフィが海賊王を目指し、仲間たちと共に「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡る海洋冒険ロマンである。作中の恋愛シーンはあまり多くなく、公式のカップルも少ない。しかし恋愛あるなしに関係なく、特別な絆で結ばれているカップルが多く存在し、命をかけて守る仲間として描かれている。主人公・ルフィは恋愛に興味がないが、複数の女性から好意を寄せられている。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の病気・奇病まとめ
大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の作中には、様々な病気・奇病が登場する。それらの中には「壊血病(かいけつびょう)」のように実在するものもあれば、「樹熱(きねつ)」や「珀鉛病(はくえんびょう)」のように『ONE PIECE』にだけ登場する架空のものも存在する。架空の病気の多くは、モデルとなっている現実の病気もあり、読者の間でも考察が繰り広げられている。またウソップの持病「~してはいけない病」やボア・ハンコックの「恋煩い」など、ユニークな病気も多数登場する。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の武装色の覇気が使えるキャラクターまとめ
「覇気」とは、尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE』に登場する意志の力である。「武装色の覇気」はその1つで、気合により「見えない鎧をまとう」イメージを持つことで攻撃力、防御力が飛躍的に向上する。鍛えようによっては細身の女性でも鋼鉄の壁に穴を開け、炎や雷撃にも耐える防御力を得る。使用者の体のみならず武器にも纏わせることができ、ただの矢に鋼鉄並みの硬度を与えるとも可能。武装色の覇気使用時、覇気を纏わせた部分、武器が黒く硬化する。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の武器・兵器まとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では様々な武器を用いて戦いを行っているキャラクターが沢山登場している。「剣」「刀」「銃」などのほか、毒ガスなどの化学兵器や、人体改造の末に生み出された人間兵器など多岐にわたる。また作中で大きな謎の一つにあげられている三種の「古代兵器」も、重要な要素だ。本記事では『ONE PIECE』に登場する武器・兵器をまとめて紹介する。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の道具まとめ
大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』には、面白おかしくて個性豊かな道具がたくさん登場する。『ONE PIECE』に欠かせない「悪魔の実」も道具の一つであり、食べれば人知を超えた摩訶不思議な力が手に入る代物だ。その他、電話の機能を持つカタツムリ「電伝虫」や、炎や水などを蓄え放出することができる「貝(ダイアル)」などが登場する。「電伝虫」は、外見にユニークなものも多く、フィギュアなどグッズ化されているものも多い。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の扉絵連載・短期集中表紙連載まとめ
少年漫画『ONE PIECE』(ワンピース)には、各話の扉絵を利用して描かれる扉絵連載・短期集中表紙連載が存在する。本編と並行して連載されることがあり、内容は本編での活躍を終えたキャラクター達を主役に据えたサイドストーリーだ。 扉絵連載・短期集中表紙連載に描かれたキャラクターは、本編に再登場する可能性が高い。またストーリーの重要な伏線が描かれたり、本編未登場のキャラクターが先行して登場することがあるため、本編同様に目が離せない内容になっている。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の能力・武術まとめ
大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』に登場するキャラクターは、それぞれ特殊な能力や武術を使う。代表的な能力は、食べれば不思議な力が宿るとされる悪魔の実の能力だ。圧倒的実力者を持つキャラクターは、悪魔の実の能力者であることが多い。しかしそれ以外にも魚人や人魚が使う武術があったり、各々が自己流で磨いた剣術があったりする他、強者と恐れられる実力者達は、人の内なる潜在能力である「覇気(はき)」という能力などを使いこなす。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の劇場版・映画作品まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』とは、世界的な人気を誇る尾田栄一郎による少年漫画。1997年に『週刊少年ジャンプ』にて連載を開始し、2年後の1999年にTVアニメがスタートした。翌年の2000年にシリーズ初の劇場版『ONE PIECE』が公開され、21.6億円の興行収入を記録。そこから不定期に劇場版が作成・公開されるようになった。劇場版15作品目となる『ONE PIECE FILM RED(ワンピース フィルム レッド)』は興行収入100億円を超える大ヒットを記録している。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の夢・野望・理想・正義まとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)とは、尾田栄一郎による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。ひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を巡り、あまたの海賊たちが鎬を削る。主人公のモンキー・D・ルフィやその仲間たちも含め、登場人物たちは各々夢や野望を持っている。「海賊王」の名称を狙う海賊は多いが、誰よりも自由な海賊を目指すルフィに対し、「黒ひげ」と名乗るマーシャル・D・ティーチが海賊の支配を望むように、夢や野望、理想や正義は各キャラクターの人物像に更なる深みを与える要素となっている。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の新世界まとめ
「新世界」とは、尾田栄一郎の海洋冒険漫画『ONE PIECE』の航路で、「偉大なる航路(グランドライン)」と呼ばれる航路の後半の海である。グランドラインはでたらめな海流や天候により、通常の航海術が通用しない。新世界は、相応の戦力、精神力が要求されるグランドラインでさえ「楽園だった」と称される過酷な海で、そこを生き抜いた猛者が闊歩する。皇帝のように新世界に君臨する「四皇」と呼ばれる大物海賊たちの傘下に入ることが、新世界を生き抜く術だとされている。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)のタイヨウの海賊団・魚人海賊団まとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中ではマリージョアに暮らす「天竜人」たちは、地上の人々や魚人・人魚族を蔑み、奴隷として支配している。ボア・ハンコック姉妹やコアラなども奴隷のうちの一人だったが、そんな彼らを解放してまわっていたのが「魚人島の英雄」フィッシャー・タイガー率いる「タイヨウの海賊団(魚人海賊団)」である。本記事では「タイヨウの海賊団(魚人海賊団)」に所属していたメンバーをまとめて紹介する。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の新巨兵海賊団まとめ
尾田栄一郎による大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中に登場する巨人族によって組織されたのが「新巨兵海賊団」である。メンバーはハイルディン、ゲルズ、スタンセン、ロード、ゴールドバーグで、全員が巨人の国・エルバフ出身の戦士。およそ百年前にも巨人族のみで構成され、世界を震撼させた伝説の「巨兵海賊団」が存在しており、ハイルディンは幼いころから「巨兵海賊団」の復活を目標に修行を続けていた。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の事件・決闘・戦争まとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では歴史のターニングポイントとなるような巨大な戦争や、普段仲のいい麦わらの一味の間での本気の戦いなど、様々な印象的なバトルシーンがたくさん登場している。特に海賊連合と海軍が本気でぶつかり合いを見せた「頂上戦争」は、ファンの間でも人気が高いエピソードだ。本記事では『ONE PIECE』の作中で描かれた戦争・決闘・事件などをまとめて紹介する。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の医薬品・薬物まとめ
『ONE PIECE(ワンピース)』は、海賊を題材とした少年漫画。作品内には様々病気や奇病が存在し、それらの病を治すための医薬品も登場する。植物を介する伝染病「樹熱(きねつ)」の特効薬「コニーネ」や、ワノ国にある毒を浄化する効力がある「邪含草(じゃがんそう)」がそれに当たる。しかし世界には未だ特効薬がない病もあり、麦わらの一味の船医トニートニー・チョッパーは、知識と医者としての腕を身に着け、自身がどんな病気でも治せる「万能薬」になることを目指している。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の世界政府加盟国まとめ
世界政府(せかいせいふ)とは、漫画『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する組織の名称の一つ。『ONE PIECE』の世界をとりまとめる国際組織である。800年前に20人の王達によって設立されたとされた。20人の王の末裔達は、”天竜人(世界貴族)”と呼ばれており、現代でも強い権力を持っている。170に及ぶ国が加盟しており、加盟国の中から50人の王が聖地マリージョアに集まって4年に一度行う会議を世界会議(レヴェリー)と呼ぶ。作中には世界政府に加盟する多数の国が登場する。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)のドーピングまとめ
尾田栄一郎によって描かれた大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では現状の実力では敵わない相手を倒すため、しばしばドーピングしてパワーアップする描写がみられているのだ。ルフィのように「ゴム人間」としての能力を生かしたものや、「ランブルボール」「エネルギー・ステロイド」などの薬を用いるものなどその形態は多岐にわたっている。本記事では『ONE PIECE』に登場したドーピングの内容を、まとめて紹介する。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の賞金稼ぎまとめ
『ONE PIECE』(ワンピース)は、日本の漫画家・尾田栄一郎が描く海賊を題材にした少年漫画。主人公のモンキー・D・ルフィを始めとする多くの海賊が登場する。そして海賊を取り締まる組織として海軍という組織がある。ただ海賊に敵対する主な存在は海軍だけではない。賞金稼ぎという職業の人間もいる。賞金稼ぎは海賊を捕まえ、海軍にその身柄を引き渡すことで懸賞金をもらって生計を立てている人物だ。麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロも、ルフィの仲間になって海賊になる前は賞金稼ぎをしていた。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の現実になったウソップの嘘まとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。麦わらの一味の狙撃手であるウソップは毎日のように多種多様な嘘をつき、「勇敢な海の男」目指して船出した後も嘘とハッタリでその場をやり過ごす面が多く見られた。しかし冒険を続けるうちに昔ついていた嘘が現実のものとなり、強大な敵とも渡り合えるようになるまでに成長したのである。本記事では『ONE PIECE』作中でウソップがついた嘘のうち、現実になった物をまとめて紹介する。
Read Article
ONE PIECE(ワンピース)の世界政府関連用語まとめ
尾田栄一郎によって描かれた世界的大ヒット漫画『ONE PIECE』。作中では世界を牛耳る巨大な権力として「世界政府」の存在がある。彼らは「海軍」や「サイファーポール」といった組織を率い、政府にとって都合の悪い真実を解き明かそうとする者たちに、容赦ない制裁を加えている。本記事では『ONE PIECE』の作中に登場する世界政府に関連する用語について、まとめて紹介する。
Read Article
目次 - Contents
- クザン/青雉の概要
- クザン/青雉のプロフィール・人物像
- クザン/青雉の能力
- 悪魔の実:ヒエヒエの実
- 六式
- 覇気
- クザン/青雉の必殺技
- 氷河時代(アイスエイジ)
- アイスサーベル
- アイスタイム
- アイス塊「両棘矛」(アイスブロック・パルチザン)
- アイス塊「暴雉嘴」(アイスブロック・フェザントベック)
- アイスBALL(アイスボール)
- 氷拳(アイスグローブ)
- クザン/青雉の来歴・活躍
- 過去
- 22年前(オハラへのバスターコール発令)
- 偉大なる航路(グランドライン)編
- ニコ・ロビンとの再会
- マリンフォード頂上戦争
- サカズキ/赤犬との決闘
- 黒ひげ/マーシャル・D・ティーチとの出会い
- 新世界編
- ドンキホーテ・ドフラミンゴとの接触
- 扉絵連載「ジェルマ66のあゝ無感情海遊記」
- 海賊島ハチノスにて
- 劇場版『ONE PIECE FILM Z』(ワンピース フィルム ゼット)
- クザン/青雉の関連人物・キャラクター
- ニコ・ロビン
- ハグワール・D・サウロ
- サカズキ/赤犬
- 黒ひげ/マーシャル・D・ティーチ
- モンキー・D・ガープ
- クザン/青雉の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「……あららら コリャいい女になったな…ニコ・ロビン」
- 「おれの海兵としてのモットーは『ダラけきった正義』だ」
- 「構わねェが…連行する船がねェんで…殺して行くぞ?」
- クザン/青雉の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- クザンのモデルとなった人物は俳優の松田優作
- 当初クザンはCP9として登場する予定であった