【黒執事】シエル双子説の伏線まとめ!【原作ファン向け】

原作1巻~最新話までの双子説の伏線と思われる台詞、シーンをまとめました。重大ネタバレ有るので気を付けてください。原作ファン向け。原作とアニメ(1期、2期)はストーリーも設定も異なるので注意です。ぜひ最後までご覧ください!

8話(※62話も参照のこと)
回想でお墓が3つ
→坊ちゃん・ヴィンセント(故)・レイチェル(故)の順に並んでいると思われる。
※62話の回想ではお墓が4つがあった。時系列的に62話の回想→8話の回想という順なので、お墓が1つ増えたのではなく1つ減ったということになる。

時系列的には下記の通り。
12月 ファントムハイヴ家が何者かに襲撃されヴィンセントとレイチェルが死亡、子供の死体は発見されない
12~1月 子供の遺体が無いまま、家族4人分のお墓が作られる
1月 坊ちゃんが「シエル」としてファントムハイヴ家に帰還(62話の回想→お墓が4つ)
1月 子供が一人生きて帰って来たので、その子のお墓を撤去
1月~ 坊ちゃんがお墓参りする(8話の回想→お墓が3つ)

3巻(赤執事編)

出典: www.amazon.co.jp

鍵はマダムレッドの回想

「子供の死体」「うちの子」等、巧妙に単複をぼかしつつ、違和を感じない程度に「甥っ子達」と複数形を使用。

10話
「指輪は私が取り出しましょうか?」(セバスチャンのシネマティックレコードの一部)
→召喚されて間もない頃の記憶。指輪とは、シエルが隠し持っていた(飲み込んだ説が有力)ファントムハイヴ家当主の指輪のこと。
つまり「当主の指輪は私が(死んだシエルの体内から)取り出しましょうか」という意味。

マダムがグレルに刺され、シネマティックレコードが出現するシーン
→泣いている赤ん坊の横にもう一人の赤ん坊の足が見える

レイチェルの出産シーン
→アンが抱いている子がシエル、レイチェルの横にいるのが坊ちゃん(※129話参照)

リジーと遊んでいる男の子は兄のシエル
→坊ちゃんは喘息がひどくて外に出られなかった(※130話参照)

「かわいい甥っ子達」
→リジーではなく、双子のことを指している

「今度ウチの子が誕生日なの」
→あえて名前(「"シエル"の誕生日」)ではなく、人数を特定できない言い方をしている

11話
「子供の死体は見つからなかった」
→あえて「シエルの死体」ではなく「子供の死体」と言っている

マダムと坊ちゃんの再会シーン
→マダムが坊ちゃんを見て「シエル!」と呼んだのは、事前に「"シエル"が一人で帰って来た」という事を病院のスタッフに教えられていたからと思われる
(※62話の回想の中に坊ちゃんが病院の受付でマダムを呼び出してもらっているシーンがある)

「よかった あなただけでも無事で」
→「双子の片方は死んでしまったけど、あなただけでも戻ってきてよかった」という意味

13話
「僕は助けられないのをわかってた わかっていて見殺しにした 肉親さえ…」
→「肉親さえ」のコマの背景はマダムだけど、実はシエルのことを指していた?

「マダムには僕<シエル>を… 肉親を殺すことはできない そう思ったんだ」
→マダムがシエルを一番可愛がっていたから。または本物のシエルはもう既に死んでいるから。

14話
「アン叔母様が一番可愛がってたのシエルだったから」
→「一番」ということは、リジーとシエル以外にも可愛がっていた対象がいた(坊ちゃん)

マダムのシネマティックレコード(10話)

4巻(黄執事編)

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坊ちゃんの「あの日」の回想①

最大の謎はタナカさん。19話回想シーンの彼の台詞の真意とは?

17話
「どんなに足掻いても取り戻せないものもある 抜け出せない絶望もある」
→背景に写っているヴィンセント、レイチェル、マダムレッド、セバスチャン(犬)、シエルは全員故人(※133話表紙参照)

19話
「お逃げください シエル様は… あなた様には酷すぎ…ッ」
→「シエル様は…(どちらに、とか)」とシエルについて何かを言いかけた
→シエル黒幕説(※後述)が真実であれば「シエル様は(ご乱心されてしまった)とか(もう誰も止められない)」と言いかけた?

「おお…これは!」「珍しいでしょ?」
→双子だから「珍しい」

「これは二人分以上の価値があるぞ!」
→双子だから「二人分以上」

「どうしてぼくたちが」
→複数形(「僕とシエル」の意)

檻の中にいる子供
→左目に痣があるのでシエル

ミサの最中にナイフで刺された子
→シエル(※この時坊ちゃんは檻の中にいた)

「貴方は私を召喚してしまった その事実は永遠に変わらず 払われた犠牲は二度と戻らない」
→犠牲=シエルの魂、つまり「払われた犠牲は二度と戻らない」は「死んだシエルの命は甦らない」という意味

7巻(サーカス編)

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怪しすぎるケルヴィン男爵の回想

双子説を語る上で欠かせないシーン。ヴィンセントの視線、子供の立ち位置、クラウスにトーン、等々あまりに不自然なことが多すぎます。

28話
「人間は平気で嘘を吐く もちろん僕も」
→坊ちゃんの嘘=本当はシエルじゃないという事

喘息で寝込んでいる坊ちゃんをベッド脇で心配そうに見ているマダム、レイチェルとリジー
→リジーは弟の坊ちゃんが喘息体質だということを知っている。だからこそ56話・57話で、坊ちゃんはリジーに喘息のことを隠そうとした(※131話参照)

出典: pbs.twimg.com

坊ちゃんの子供の頃の回想(原作28話)

心配そうに坊ちゃんを見つめるマダム、レイチェルとリジー。(※130話も参照のこと)

29話
「確かに坊ちゃんは嘘や秘密が多くていらっしゃいますよね」
→嘘、秘密=坊ちゃんの正体

52ページ下
→ヴィンセントの左側に隠れていた坊ちゃん視点の回想コマなのでケルヴィンに挨拶している子はシエル(31~32話参照)

31話
129ページ ケルヴィン男爵の回想、「おかしいな」のコマ
→ヴィンセントの視線、手の位置がおかしい。客のドレスで隠されているが、そこにもう一人子供がいる。

130ページ ヴィンセントと手をつないでいる下がり眉で前髪が左分けの子
→坊ちゃん(バートン伯爵の手で隠されている部分にシエルがいる)

131ページ 「まずお前からご挨拶しなさい」
→「次男の坊ちゃんより長男のシエルから先に挨拶」という意味。ヴィンセントが右手で頭を撫でているので、シエルはヴィンセントの右側にいる。

131ページ 「シエルです」と挨拶した子
→シエル(※130話参照)

出典: twitter.com

枢先生による巧妙な視覚トリック

31話

出典: twitter.com

枢先生による巧妙な視覚トリック②

パーティー客の手でちょうど隠されている部分にシエルがいる

出典: twitter.com

枢先生による巧妙な視覚トリック③

シエルはヴィンセントに右側にいる

32話
表紙 シエル(右分け)が坊ちゃんに花冠を渡している(※129、130話参照)
→シロツメクサの花言葉は「幸福」「約束」「私を思って」「私のものになって」、そして「復讐」

134ページ上段 ケルヴィンに挨拶している子はシエル
下段のコマ ヴィンセントの後ろに隠れた子が坊ちゃん

「この子は人見知りで 少し体が弱くてあまり外に出ないものですから」
→喘息持ちで病弱だった坊ちゃんのこと。あえて「シエル」ではなく「この子」と言ってる。

135ページ
→クラウスに元気一杯に駆け寄った子はシエル(「シエルか!?」という台詞は双子のどっちか迷ったから)

136ページ 「今日は皆一緒か 珍しいな」
→病弱な坊ちゃんがパーティーに一緒に出席していることが珍しいという意味。(出席していたのがシエルとヴィンセントの二人だけなら、「皆一緒」と言う表現は不自然)

136ページ 「一緒に行くって聞かなくてね この子はまだ病み上がりなんだけど…」
→「この子」は坊ちゃん。セーラー服の胸当てがないのはたぶん作者の描き忘れと思われる。

137ページ 「その3人から目を離すことができなかった」
→クラウスに抱っこされてる子はシエル、ヴィンセントの視線の先(画面外)に坊ちゃん。
ケルヴィンの言う「3人」は双子とヴィンセントのこと。
クラウスにはトーンが張られている=ケルヴィンの眼中にはないという意味。

「伯爵はおろかお子様達まで皆殺しに―」
→「子供"達"」と複数形になっているので、実はこの時点(2009年)で既にシエルに兄弟がいたことが確定していた。

※ここまでの一連のシーン、実際に子供が二人いたことが130話で確定。

151ページ 檻の中にいる子と台の上で死んでいる子
→どちらもシエル(左目に痣がある)

ヴィンセントの視線の先には坊ちゃんがいる

「伯爵はおろか お子様"達"まで 皆殺しに―」

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