3月のライオン 第30話(第2シリーズ第8話)のあらすじと感想・考察まとめ

桐山からひなたの現状を聞いた林田は、ひなたの先生に対して怒りを覚えた。一方、準決勝で負けた二階堂が対局中に倒れ入院したことを知った桐山は、島田から幼少期の二階堂の話を聞かせてもらうのだった。
今回は「3月のライオン」第30話(第2シリーズ第8話)『Chapter.60 真昼の月 / Chapter.61 冒険者たち』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
「3月のライオン」第30話(第2シリーズ第8話)『Chapter.60 真昼の月 / Chapter.61 冒険者たち』のあらすじ・ストーリー

学校で桐山は、元担任で「将科部」の顧問である林田にひなたのことで相談していた。桐山はあかりから、ひなたが担任に呼び出され「みんなとうまくやれないのか」「協調性がない」と注意され、家に帰ってから怒って泣いて暴れたということを林田に話して聞かせたのだ。そして、あかり自身も学校から呼び出されるかもしれないと心配していると話す。
桐山から話を聞いた林田は、怒りながら自分がひなたの通う中学校へ行くと言いだしてしまう。桐山になだめられ少し落ち着いた林田は、話を聞く限り、その担任は明らかにひなたに対する対応がまずいのだというのだ。「同じ教師として、ひなたの担任に言ってやりたいことがある」と、また怒りながらいう林田に、桐山も「そういうことなら、自分もひなたの中学へ行きたい」という。でも、自分には知恵がなくて、ひなたの役に立てないと思っていた。自分の時でさえいじめられていても平気なふりをして、ただ孤立して、抵抗もせず、ただ流されて将棋に逃げていた。だから、こういう時に役に立てるような知恵がないのだという。せめて対局で買って稼いで、それを何かに使ってもらえたらと思っていたのだと林田に話す。川本家のみんなは、赤の他人である自分にお金を出させてくれる人たちではないから、先生に何でもおごるから知恵を貸してほしいと頼むのだった。
林田はそんなことを考えていた桐山に、働いて自分より稼いでいるかもしれないが、学生の分際でサラリーマンみたいなことをいうなとカツを入れる。

お互いに冷静になったところで、林田はひなたはいじめられていることを違う人に相談するといいかもしれないと桐山にアドバイスする。学校には担任以外にも先生はいるから、他の先生に話しをしてみるのも一つの解決策だという。そして、ひなたをいじめている相手の親との話し合いというところまではいかないと思うと桐山に教える。でも、もしそんな事態になったとすると、あかりだけでは心細いのは事実だろうと林田はいう。川本家のお母さんは亡くなっていて、お父さんはどうしているのか桐山に聞く。
桐山は以前あかりから、川本家の父親について聞いていた。あかりは愉快な話ではないからと前置きして、父親は新しい彼女ができて家を出ていき、新しい家庭を築いていると、まるで何でもないかのように話してくれていた。しかし、何でもないわけではなく、何でもないかのようにしかまだ話せないのだと桐山は感じたのだ。
林田は川本家の事情を聞き、「やっぱりますます自分が行くしかない」と言い始めたが何とか思いとどまってもらった。学校からの帰り道、林田は桐山の事を、ずれているとか頑固だとか悪口を言いながらも励ましてくれるのだった。桐山が将棋の対局で勝って稼いだお金をひなたのために使ってもらいたいと考えていたのは、強くなって自分も必要とされたいと思ってのことだった。自分にできることを、まず一つずつやるしかないのだと林田に教えられる。

桐山は次の新人戦にも勝ち、白星3つとなっていた。対局が終わって横溝と偶然会い、次の新人戦決勝戦は山崎順慶とだから、二階堂の分まで頑張れと励まされる。
二階堂は「途中で負けることなく勝って、俺と伝説を作るんだ」と桐山に話していた。しかし、二階堂は準決勝に負けてしまっていた。
桐山は対局が終わり将棋会館を後にしようとしたとき、日本将棋連盟会長の神宮寺と島田が、二階堂が病院に入院して、移動が難しいため大阪からしばらく戻れないと話しているのを耳にした。

島田は、大したことはないのだが、二階堂は元々体調が悪かったところに、新人戦準決勝で力んで倒れてしまっただけだと桐山に伝え帰ろうとした。桐山は後を追いかけ島田を引き止め、しばらく入院とはどういうことなのか問い詰める。しかし、島田は答えてはくれなかった。
桐山はいつも二階堂の側にいる花岡のことや、美しく彩られた色の薄いお弁当、鞄の中にたくさんの薬が入っていたことを知って疑問に思っていた。しかし、二階堂が体調のことを聞かれるのを子どもの頃から嫌っているのを知っていたので聞かないようにしていたのだ。だが、今二階堂が入院したことを知ってしまった桐山は、「答えないなら何か理由があるからだよな?」という島田に、その理由ごと教えてほしいと頼むのだった。

神宮寺は島田に桐山のことを任せて帰っていき、島田はご飯でも食べに行こうと桐山を誘った。そして島田は、兄弟弟子である二階堂のことを話していく。
島田はある名人の弟子で、名人は身体を壊しているため、弟子は島田を最後に取らないはずだった。しかし名人は、島田に面白い子を見つけてしまったから弟子にしたいと話した。
そして新たな弟子として来たのが、小学4年生の二階堂だったのだ。島田は、自分が子供将棋大会のゲストで自分が講師をやっていた時に、二階堂も来ていたのを見かけて覚えていた。二階堂は周りから「金持ちの道楽」とか、「すぐにいなくなるだろう」などと言われていた。島田自身も、金持ちの子供が何故わざわざ将棋の世界に来たのか分からず、どうせ長くは続かないだろうと思っていた。
二階堂は、子供将棋大会で準決勝で負けたのだが、島田が二階堂の小学生とは思えない棋譜を見て驚いたのだった。二階堂はその後体調を崩して倒れたらしく、付き添っていた花岡老人が、大会関係者に落ち着いて対応していた様子を島田が見て、長く闘病生活を余儀無くされていることを悟った。
将棋は、勉強した分だけしか上手くならない正直なゲームだと島田は考える。二階堂の棋譜を見て、楽しい子供時代を送っていないのだなと思うのだった。
後日、島田は名人の代わりに、二階堂のお見舞いへと向かった。島田が訪ねてくれたことに驚く二階堂に「一局指そうか」と声をかけると喜び、これをきっかけに時々2人は将棋を指すようになった。いつも全力で将棋に挑んでくるため、島田は二階堂を負かすのに骨をおるのだった。だがある日、体調を悪化させた二階堂を勇気づけようとしたことで島田は将棋で勝ちを譲ってしまう。手加減されたことに気づいた二階堂は「将棋まで弱い人間扱いをされたら、自分はどこで生きていけばいいのですか」と、大声で泣きながら島田に抗議する。二階堂の病は難病で、一生付き合っていかなければならないものだったのだ。厳しい食事制限をして、悪化させないようにひたすら息を殺すように過ごす日々を送っていた。そして、友達と遊ぶことすら叶わず、二階堂が唯一ヒーローとなって暴れまわることができるのが、たった81マスの盤上のみだったのだ。

島田は桐山に、二階堂の準決勝の棋譜を渡した。二階堂は、入院先の病室へ見舞に切れくれた島田に、自分の病気のことを桐山に話さないでほしいと頼んでいた。桐山は本人では気づいていないが、優しい人間で不安定なところがある。そのため、自分の病の事を知ると決断力が鈍るからというのだ。将棋に強くなるためにはライバルが必要であるとして、二階堂は桐山が自分の病を知ったことで負けてしまっては、自分にはライバルがいなくなって強くなれないと話す。
二階堂の準決勝の棋譜は2枚あって、持ち時間をフルに使った最初の一局は劣勢だった。しかし、粘りに粘って優勢に転じたことが見て分かった。だがその直後に、相手の山崎による千日手で指し直しとなっていた。そこからの1分勝負によって、二階堂は最初の一局で力を使い果たしていたため、魂を絞り出すように指して倒れ込んでしまったのだ。
島田は「こんな二階堂にむごいことをしてやれるのか」と桐山に尋ねる。二階堂にライバルを失わせるような行動を、桐山はできるのかと聞いたのだ。

自分のライバルでいてほしいという二階堂の願いと、島田の弟子に対する思いを桐山は受け取って、新人戦決勝戦へと臨もうとする。
決勝戦は、一週間後の関西将棋会館にて行われる。
桐山は島田と食事の後、細い銀の糸のような雨が降る中、駅までの道のりを走りながら、二階堂の棋譜を思い出していた。迷い、ためらい、怯みながらも、今までの自分を信じて、あこがれの地位を目指して、火の玉みたいに突き進む、まるで一編の冒険小説のような棋譜だった。
「3月のライオン」第30話(第2シリーズ第8話)『Chapter.60 真昼の月 / Chapter.61 冒険者たち』の感想・考察
3月のライオン第30話(第2シリーズ8話)で島田さんが食べていた鯖定食?
— りんごぱい (@RRR_ringo_pai) December 16, 2017
を見えないところは妄想で再現しました
副菜あと1品あったかもしれない…#3月のライオン#再現料理#漫画飯#アニ飯 pic.twitter.com/u4cZN8iaWf
アニメ「3月のライオン」第2シリーズの8話みる。
— ヒツジノアユミ (@SheepRoux) December 9, 2017
いじめテーマは見てて「グサっ」とくるけど ついつい見てしまう。
3月のライオン 第2シリーズ 第8話
— Ckrywh (@Ckrywh) December 3, 2017
お姉さんの所に行ったついでに紹介してほしくなるでしょう先生は。この当事者たちのいないところでテンション高めてからの対策を練りに練ってる感じ割とテンション上がる。たぶん実際に対峙したときのイライラやばいだろうから今の内に和んどこ。#三月のライオン
気付いてたよ。気付いてたけど、いざ知ってしまうと…ね。
— みあ (@Kmhr35q) December 3, 2017
『3月のライオン』第2シリーズ「第8話」は、零ちゃんと二海堂くんの将棋を通じて結んだ絆の深さに感動して、そしてまた涙した回でした。#3月のライオン https://t.co/DR0rmHHDMx
録画していた「3月のライオン」第2シリーズの8話。
— 之@いざ!春が来ても鍋╭( ・ㅂ・)و̑ グッ (@Ossan_n) December 2, 2017
いかん、これは……ヤバい💧エピソード『冒険者たち』
原作でもめっちゃ泣いたのに。こんな映像で観せられたら……もうボロボロ涙が溢れて止まらない( 。゚Д゚。)#3月のライオン
3月のライオン第30話(第2シリーズ8話)で島田さんが食べていた鯖定食?
— りんごぱい (@RRR_ringo_pai) December 16, 2017
を見えないところは妄想で再現しました
副菜あと1品あったかもしれない…#3月のライオン#再現料理#漫画飯#アニ飯 pic.twitter.com/u4cZN8iaWf
アニメ「3月のライオン」第2シリーズの8話みる。
— ヒツジノアユミ (@SheepRoux) December 9, 2017
いじめテーマは見てて「グサっ」とくるけど ついつい見てしまう。
3月のライオン 第2シリーズ 第8話
— Ckrywh (@Ckrywh) December 3, 2017
お姉さんの所に行ったついでに紹介してほしくなるでしょう先生は。この当事者たちのいないところでテンション高めてからの対策を練りに練ってる感じ割とテンション上がる。たぶん実際に対峙したときのイライラやばいだろうから今の内に和んどこ。#三月のライオン
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