暗殺教室の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「暗殺教室」は「週刊少年ジャンプ」に連載された松井優征による漫画作品。
椚ヶ丘中学校の底辺クラス3年E組の担任として謎の人外生物がやってくる。月の7割を破壊してきた上に「来年3月には地球を破壊する」と宣言するその超生物を殺してくれ、とE組は防衛省から依頼された。暗殺対象の先生と、暗殺者たる生徒達が織りなす、殺しと学びの物語。暗殺という非日常的側面がありながら、学校らしい教育的な名言が多い。
殺せんせー「皆から頼られている人は…自分の苦しみは一人で抱えてしまいがちです」
文武両道で面倒見がいい片岡の携帯にメールが届く。それを見た片岡は「友達に会いに行く」と言っている割に暗い顔をして下校した。そんな片岡を心配した殺せんせーのセリフ。
リーダー気質の頼れる人間は、逆に周りに頼るということを遠慮する傾向が強い。しっかり者だからこそ、そういう点は廻りが気遣ってあげるべきだと教えてくれる。
殺せんせー「『こいつならどんなにしがみついても沈まない』 そう思うと人は自力で泳ぐ事をやめてしまう。それは彼女のためにもなりません」
片岡の友人の心菜は勉強などの面倒を片岡に頼ってばかりで、自分だけで乗り越えようとしない人間だった。それを知った殺せんせーのセリフ。
責任感や面倒見がいいのは結構だが、甘やかしすぎると自立心がなくなってしまう。あえて突き放すのも優しさであると教えてくれる。
殺せんせー「刃を研ぐのを怠った君は暗殺者じゃない。錆びた刃を自慢げに掲げたただのガキです」
殺せんせーの授業により、E組は学力を順調に伸ばしていた。迫る期末テストに向け必死に勉強するE組のクラスメイトたちを見て、もともと素行不良だが頭脳は学年トップレベルの赤羽は余裕の表情だった。必死でやらずとも余裕でこなせるからかっこいい、というような思いから試験勉強をおざなりにした結果、普段よりレベルの上がった期末試験を前に赤羽は成績が落ち、クラスメイト数人にも順位を抜かれてしまう。そんな赤羽に殺せんせーがかけたセリフ。
優秀だからといって、サボっていては力は落ちる。むしろ優秀だからこそ、努力を怠らず日々その力を磨いていくことが重要なんだと教えてくれる。
殺せんせー「敵に対し敬意を持って警戒出来る人。戦場ではそういう人を…『隙が無い』と言うのです」
殺せんせーを殺すべく、外部の殺し屋チームがE組の生徒達を人質にすることを画策した。E組の数名が毒物を盛られ、その解毒剤が欲しければ指定の時間、人数で殺せんせーと一緒に指定の場所に取りに来いと告げられる。しかし、ただ従っていけば殺せんせーも生徒も殺されるであろうことは明白だった。解毒剤さえ約束通り貰えるか怪しい。E組は、毒を盛られていない総員で解毒剤を強奪しに向かう。
期末テストでの失敗を糧とし、赤羽は成長していた。決して油断も慢心もせず、E組を待ち構えていた殺し屋を相手に立ち向かっていく赤羽を見て、評価した殺せんせーのセリフ。
戦場に限らず社会においても、対人関係は時に戦いのようなものである。相手を侮ることなく、常に油断も慢心もせずに挑める者が強いと教えてくれる。
殺せんせー「どんな人間にも殻を破って大きく成長できるチャンスが何度かあります。しかし一人ではそのチャンスを活かし切れない。集中力を引き出すような強敵や、経験を分かつ仲間達に恵まれないと」
赤羽が殺し屋の一人を倒し、E組一行は毒を盛られたクラスメイトたちのため解毒剤を求めて進んでいくものの、殺し屋が待ち受けていた。生徒達はコンサートホールに散り散りに隠れ、どこに誰がいるか分からないようにしながら、ステージ上の殺し屋を射撃する作戦だった。射撃の能力がクラスで一番高い男女、千葉と速水が射撃役を任される。
失敗を恐れ緊張する彼らだったが、仮に失敗しても他のクラスメイトがフォローして第二プランに移行する予定ということもあって、心に余裕のある自信をもった射撃をすることができ、殺し屋を打倒した。共に同じように厳しい訓練を積んできたクラスメイト達がいたからこその、失敗後のフォローを任せられる彼らがいたからこその成功である。千葉と速水がまた一つ成長した喜びと共に語った殺せんせーのセリフである。
人間の成長は一人では事足りない。苦楽を共にする仲間の存在が重要であると教えてくれる。
殺せんせー「先生が日々成長せずして…どうして生徒に教える事が出来るでしょうか」
外部より殺せんせーのもとに送り込まれたイトナは、暗殺用に人体を強化改造された人間だった。その圧倒的身体能力や殺しの性能に、九死に一生を得たもののギリギリまで追い込まれた殺せんせー。しかし、後日再びリベンジにやってきたイトナの攻撃を、殺せんせーは容易く対処してみせた。前回の戦いからイトナの戦闘スタイルを学習していたらしい。戸惑うイトナに殺せんせーが言ったセリフ。
人に物を教える立場というのは、ただ生徒の成長を助けるだけじゃ務まらない。自分が成長できる人間であってこそ、人を成長させることができるのだと教えてくれる。
殺せんせー「積み重ねて身に付けたのが“人徳”、先導者には最も大事な資質です」
E組のリーダー的存在である磯貝は、家の経済事情から学校に隠れてアルバイトをしていた。学校に見つかれば退学も有り得る。しかしそれがエリートクラスのA組に見つかり、「体育祭のクラス対抗棒倒しに参加しろ。勝てたら見逃してやる」と条件を出される。人数で圧倒的にA組より少ないE組は棒倒しでの勝算は極めて低く、全校生徒の前で一方的に蹂躙して恥をかかせようというA組の魂胆だった。
「自分の蒔いた種くらい自分で責任を持つ」と退学覚悟で参加を拒否しようとする磯貝だったが、E組全員「磯貝のためなら」と棒倒しへの参加を表明した。そんなE組を見ていた殺せんせーの、磯貝を評価したセリフ。
磯貝はイケメンで能力も高いが決して驕らず、地味な作業を自ら買って出たり、自分よりもクラスのことを一番に考える人間である。自然と人の上に立っている人間というのはそういう人なんだと教えてくれる。
殺せんせー「君達は、強くなりすぎたのかもしれない。身に付けた力に酔い、弱い者の立場に立って考える事を忘れてしまった」
日々の訓練によって身体能力が向上した生徒達に、次のステージとして、立体的に複雑な構造の山奥を自由自在に動き回る訓練が始まった。思い通りにあちこちへ飛び回るのが楽しく、身体能力に自信を持った彼らは、「山以外では使用禁止」と言われていたその技術を使い、約束を破って住宅街の屋根を伝って飛び回りながら下校することを画策する。そして未熟な彼らがそんな危険な下校を実行した結果、屋根から飛び降りた先にいたおじいさんと衝突して大怪我を負わせてしまう。己の力を過信して約束まで破った生徒達に怒った殺せんせーのセリフ。
力というのは良くも悪くも人を変える。強くなった時こそ慎重に警戒心を高めて行動し、弱い頃の初心を思い出すことが大事だと教えてくれる。
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目次 - Contents
- 『暗殺教室』の概要
- 『暗殺教室』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 殺せんせー「才能の種類はひとつじゃない、君の才能に合った暗殺を探して下さい」
- 殺せんせー「皆から狙われるのは…力を持つ者の証ですから」
- 烏間惟臣「勉強も暗殺も同じ事だ。基礎は身につけるほど役に立つ」
- 殺せんせー「人を騙すには相手の気持ちを知る必要がある。言葉を工夫する必要がある」
- 殺せんせー「親がくれた立派な名前に正直大した意味は無い。意味があるのはその名の人が実際の人生で何をしたか」
- イリーナ・イェラビッチ「外国語を短い時間で習得するにはその国の恋人を作るのが手っ取り早いとよく言われるわ。相手の気持ちをよく知りたいから必死で言葉を理解しようとするのね」
- 殺せんせー「第二の刃を持たざる者は…暗殺者を名乗る資格なし!!」
- 殺せんせー「清流に棲もうがドブ川に棲もうが前に泳げば魚は美しく育つのです」
- 殺せんせー「皆から頼られている人は…自分の苦しみは一人で抱えてしまいがちです」
- 殺せんせー「『こいつならどんなにしがみついても沈まない』 そう思うと人は自力で泳ぐ事をやめてしまう。それは彼女のためにもなりません」
- 殺せんせー「刃を研ぐのを怠った君は暗殺者じゃない。錆びた刃を自慢げに掲げたただのガキです」
- 殺せんせー「敵に対し敬意を持って警戒出来る人。戦場ではそういう人を…『隙が無い』と言うのです」
- 殺せんせー「どんな人間にも殻を破って大きく成長できるチャンスが何度かあります。しかし一人ではそのチャンスを活かし切れない。集中力を引き出すような強敵や、経験を分かつ仲間達に恵まれないと」
- 殺せんせー「先生が日々成長せずして…どうして生徒に教える事が出来るでしょうか」
- 殺せんせー「積み重ねて身に付けたのが“人徳”、先導者には最も大事な資質です」
- 殺せんせー「君達は、強くなりすぎたのかもしれない。身に付けた力に酔い、弱い者の立場に立って考える事を忘れてしまった」
- 殺せんせー「失敗も挫折も成長の源」
- 殺せんせー「渚君の人生は渚君のものだ。貴女のコンプレックスを隠すための道具じゃない」
- 潮田渚「欠点や弱点も裏を返せば武器にできる」
- 殺せんせー「この世で出会った全ての『縁』が人を育てる教師になる」
- 殺せんせー「テストは良い。一夜漬けで得た知識など大人になったらほとんど忘れてしまうだろう。それでいい。同じルールの中で力を磨き、脳みそを広げ結果を競う。その結果から得る経験こそ宝物だ」
- 殺せんせー「君たちはこの先の人生で、強大な社会の流れに邪魔をされて、望んだ結果が出せないことが必ずあります。その時、社会に対して原因を求めてはいけません。社会を否定してはいけません。それは率直に言って時間の無駄です。そういう時は『世の中そんなもんだ』と悔しい気持ちをなんとかやり過ごして下さい」
- 殺せんせー「…若き暗殺者達よ。今から1つの命を刈り取る君達は、きっと誰より命の価値を知っている。沢山学び、悩み、考えたはずだから。私の命に価値を与えてくれたのは君達だ。君達を育むことで、君達が私を育んでくれた。だから、どうか今、最高の殺意で収穫して欲しい。この28人の未来への糧になれたなら…死ぬほどうれしい事だから。幸あれ。旅立つ者から旅立つ者へ…命まるごとのエールを!!」
- 殺せんせー「理不尽な事が世の中にあるのは当たり前。それを恨んだり諦めているヒマがあったら…楽しんで理不尽と戦おう」