世界一有名なアニメ
本作は主人公の孫悟空が7つ揃えるとどんな願いも叶えることができる玉ドラゴンボールを探すところから始まる。そのうちの1つである四玉球をもった孫悟空のもとにドラゴンレーダーというドラゴンボールがどこにあるかがわかる機械を持ち、自分の願いを叶えるため世界中を旅する少女ブルマが訪れ、自分がもつドラゴンボールの意味を知る。そこから2人は共にドラゴンボールを探す旅に出かけ本作は始まる。
『ドラゴンボール』は当初は様々な世界を冒険しながらドラゴンボールを探すというアドベンチャー作品だったが、孫悟空が大人になるにつれ世界中にいる実力をもった武闘家達と出会い、悟空とその仲間達との成長物語のような要素もでてくる。
本作が世界中で人気となった理由はその悟空達と出会う様々なキャラクターにある。その中でも悪の存在であるフリーザ、セル、魔人ブウといった。悟空を追い詰めたこの三大悪の存在が大きいだろう。その理由はこの『ドラゴンボール』に登場する悪には他の漫画、アニメにはある悪が悪になった所以のバックグラウンドが存在せず、絶対な悪の象徴として登場しそのカリスマ性がキャラクターの魅力となりただこの悪を倒さなければならないという使命感、絶望感が生まれその戦いの熱さ、迫力が感じられるからだ。