ドラゴンボール / Dragon Ball / ドラゴンボールZ / Dragon Ball Z / ドラゴンボールGT / Dragon Ball GT / ドラゴンボール改 / Dragon Ball Z Kai / ドラゴンボール超 / Dragon Ball Super / ドラゴンボールDAIMA / Dragon Ball DAIMA

『ドラゴンボール』とは、鳥山明による日本の少年漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1984年51号から1995年25号まで連載された。略称『DB』。単行本は全42巻。単行本の発行部数は完全版を含み国内で1億6000万部以上、全世界で2億6000万部に上る。
1986年から1996年までテレビアニメが放送され、連載終了後もテレビアニメ化や映画化され、ゲームも発売されている。テレビアニメは全世界80カ国以上で放送され、11年間平均視聴率20%以上。ゲームソフトの全世界累計販売本数は5000万本を記録。2013年には「世界で最もビデオゲーム化されたコミック」としてギネス世界記録に認定。
世界中に散らばった7つの玉を全て集めるとどんな願い事でも一つだけ叶えられる秘宝・ドラゴンボールを集めて旅をする物語。主人公の孫悟空(そんごくう)が敵と戦い、修行を積みながら強くなっていく様子を描いている。
主人公の孫悟空と孫悟空の息子の孫悟飯(そんごはん)・孫悟天(そんごてん)の声を全て野沢雅子が演じている。

yuriann2のレビュー・評価・感想

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10

サイヤ人たちの熱きバトルが織りなす壮大な物語

『ドラゴンボールZ』は、鳥山明原作の漫画『ドラゴンボール』をアニメ化したシリーズで、バトルアニメの金字塔と言える作品です。
日本発のアニメでありながら、その魅力は言語や文化の壁を越えて、多くの視聴者を魅了しています。
その結果、『ドラゴンボールZ』は単なるアニメを超えて、グローバルな文化現象となり世界中の国々でファンを獲得し、各地域に影響を与えることになりました。
例えば、フランスのマクロン大統領は鳥山氏のサイン入り色紙をSNSに載せ、鳥山氏を追悼するなど、国の代表が一個人に焦点を当てる程の知名度をドラゴンボールZは持っているといえます。

物語はサイヤ人編から始まり、フリーザ編、人造人間・セル編、そして魔人ブウ編と続きます。
それぞれの章で登場する敵キャラクターは魅力的で、特にフリーザやセルといった強敵はシリーズを象徴する存在となっています。
悟空が超サイヤ人へと覚醒するシーンでは、クリリンを失った悟空の怒りが頂点に達する瞬間は、視聴者にとっても感情的なクライマックスとなったアニメ史に残る名場面の一つです。

キャラクターの成長も見どころの一つです。主人公孫悟空の息子である孫悟飯の成長や、かつての敵であるベジータが仲間やライバルとして共闘する展開など、ドラマ性も豊かです。
キャラクター同士の友情や個々の家族愛、強者であるが故の自己犠牲といったテーマが物語に深みを与えています。

戦闘シーンは迫力満点で、エネルギー波や空中戦といった独特の演出が魅力です。代表的な技では「かめはめ波」があり、シリーズを通して代名詞のような必殺技です。
ただし、一つ一つの戦闘が長引く傾向があり、テンポの遅さを感じる部分もあります。
特にフリーザとの戦闘が何話にもわたるため、視聴者からは中だるみを感じる声が聞かれました。
それでも、各キャラクターの個性あふれる活躍やストーリー上の熱い展開がそれを補って余りある魅力を持っています。
『ドラゴンボールZ』は、アニメを語る上で欠かせない作品であり、多くのファンに愛され続けています。