原作以上の迫力で表現
原作にはなかったアニメオリジナルシーンやマンガ以上の迫力で描かれる戦闘描写の数々で見ごたえがあります。
キャラクター達も声優陣により命が吹き込まれより親しみが湧くようになり、悟空の声を務める野沢さんやベジータ役の堀川りょうさんは今となっては替えがきかない存在になりました。
マンガに比べると声優方のアドリブでキャラの口調が変わっていて、悟空は東北訛りになっていたり、ベジータは逆に丁寧なしゃべり方になっていたりと細かな違いも楽しめるようになっています。
そして印象的な主題歌の数々、「CHA-LA-HEAD-CHA-LA」は思わず口ずさみたくなるような曲調でドラゴンボールといえばこの歌をイメージする人も多いのではないでしょうか。
個人的には魔人ブウ編のEDで、「僕たちは天使だった」の曲が流れている最中、眉間から皺が消えて優しい表情をしているベジータと背に羽が生えている悟空が好きでした。
一方で最近のアニメ作品と比べると、引き延ばしシーンがやや冗長気味かもしれません。
「Z」を見やすくした「改」がありますが、あちらは長いアニメオリジナルシーンを短縮し必要なシーンのみにフォーカスを当てていますが、悟空の息子の悟飯が覚醒するシーンで「運命の日~魂VS魂~」が流れないため、「Z」のほうが好みです。
全291話と大長編ですが、熱くなること間違いなしなのでおすすめです。