モンスターハンター・モンスターハンターG・モンスターハンター ポータブル（MH・MHG・MHP）のネタバレ解説・考察まとめ

アイルー

身体は小さく個々の力は弱いが、（人間から見れば）低レベルながらも独自の文化と生活を持つ獣人族と呼ばれる種族。
見た目は猫に似ており、腹部にも猫の足跡のような形をした模様がある。
通常の猫と比べると運動能力と知能が高く、二本足で直立歩行し、両手で器用に道具を操る。ただし、急ぐ場合等は猫と同様、四足歩行で跳ねるように走る。
プレイヤーを始めとした人間に友好的で、その愛くるしい動きから、現在に至っても絶大な人気を誇る。2007発売のモンスターハンターポータブル 2nd（MHP2）からオトモアイルーと呼ばれるNPCとして、ハンターと共に戦い、2015年発売のモンスターハンタークロス（MHX）ではついに操作キャラになる。

亜種

モンスターハンターGより追加された要素、当時は亜種と言う呼び名はなく明確な表記もなかった為、「リペイントモンスター」「色違い」とも呼ばれていた。
行動パターンの変化、弱点属性の変化などはあるが、総じて強化されている。
また本作の亜種は特定条件を満たした上でランダム出現であったため、総じて隠しモンスターに近い扱いとなっていた。

蒼火竜リオレウス

空のように蒼い外殻に身を包む、火竜リオレウスの亜種。
出会った人間の運命を激変させる存在であると古くから言い伝えられてきた。
緑の多い高地に生息するが目撃例は比較的少なく、時には幻とまで言われる。

通常種同様に高い飛行能力や火球のブレス、猛毒の爪を主な武器とし、上空から執拗に攻撃を仕掛ける。
通常種に比べると体力が多く、空中での機動性も優れており、一度狙われれば振り切るのは困難を極める。
交戦したハンターによると、通常のリオレウスよりも体格が大きいという話もあるという。

青怪鳥イャンクック

極稀に確認されるという怪鳥イャンクックの亜種。
うっすらと緑がかった青色の外殻が特徴で、「青怪鳥」とも呼ばれる。
その青い甲殻は木々の生い茂る場所では保護色となり、肉眼で捉え辛いのが特徴。
芸術品のような複雑な色合いの鱗は染料としての需要もあり、青いイャンクックの目撃例自体が稀であることもあって固有の素材は通常種のそれと比べるとやや高値で取引されている。

基本的な能力や生態は通常種とさほど変わらず、性格もやはり臆病。
ただし通常種よりも生命力は強く、また興奮時には通常種以上に狂暴化する。
このため、ハンターズギルドによっては通常種よりワンランク上の危険性を持つと認識されている。

『モンスターハンター・モンスターハンターG・モンスターハンター ポータブル』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

上手に焼けました～

テレビCMの終わり方にハンドル式の肉焼き機（英語版ではロティサリー）を使って肉を焼き「上手に焼けました～」と実際にゲームで使われるセリフを流した本作だが、そのセリフがあまりにも印象的だったのか、その当時の購入者の中には「CMで肉を焼いてるゲームをください」と注文する人が居たという。

無名アクションゲーム

現在でこそ人気シリーズであるMHシリーズだが、当時、新規IP（外部の知的財産権に抵触することなくオリジナルで作り上げたゲーム）であった本作はゲームプレイヤーから注目されておらず、そもそも知名度も低かった。
カプコンも2003年の東京ゲームショウでPVを展示してはいたものの、本作について大きく押し出す宣伝をすることは無かった。
しかし発売初週の販売ランキングでは、メディアクリエイト調べ、ファミ通調べのどちらも12万本以上で堂々の1位。
さらに、ネットワークモードの利用も想定以上だったのか、本作の公式サイトにある「裏ハンター日誌」には、本作が利用していた「マルチマッチングBB」のサービスが不安定だったことをうかがわせる記述もある。

「モンハン」

「モンスターハンター」の略称が「モンハン」である事は周知の事実だが、
第一回裏ハンター日誌によると、この頃の開発チームでは「えむえっち」と呼ばれていたそうだ。
伊津野賢二プロデューサーからは「"モンハン"って略称はどうかと思う」という言葉すら飛び出る始末。
無論、今では「モンハン」で通っている。

MONSTER HUNTER | モンスターハンター

www.capcom.co.jp

CAPCOM『MONSTER HUNTER』：PlayStation2専用ソフト／ハンティングアクション：プレイヤーは“ハンター”となり、獰猛な巨獣たちを狩るハンティングアクション。討伐したモンスターの骨や皮、収集した素材などで新たな装備品の加工やアイテムを調合して、一流のハンターを目指そう！

モンスターハンターBest？

元々「モンスターハンターのBest版を出す」という構想があったモンスターハンターG。
単にBest版として再販するのにはカプコン内部でも抵抗があったといわれている。
その頃ちょうど北米版MHのローカライズが行われていたのだが、北米版MH用の独自要素として、ディレクターの藤岡要氏が双剣のモーションを自ら作成しており、それをきっかけに「MHのアップグレードバージョン」を出すことが決まり、発売に踏み切ったとのこと。