ばらかもん(漫画・アニメ・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ばらかもん』とは『ガンガンONLINE』でヨシノサツキが連載した漫画、及びそれを原作としたアニメ・ドラマ作品。「ばらかもん」という語句は、長崎県五島列島の方言で「元気者」を意味する。都会育ちで神経質な若き書道家・半田清舟は、書道界の重鎮を殴ってしまった罰で日本西端の島で暮らすことになる。慣れない田舎暮らしと個性豊かな島民との交流の中で、書道家として、人として成長していくハートフル日常島コメディ。半田清舟の高校時代を描いたスピンオフ作品として『はんだくん』が『月刊少年ガンガン』にて連載された。

CV:畠山広信
主人公の清舟が暮らす五島の村・七ッ岳の村民であるヒロシの友人。ヒロシの同級生にあたる男子高校生である。カチューシャがトレードマークの少年である。
高校でヒロシがよく一緒にいる相手として何度も作中で登場しており、進路に悩むヒロシのあれこれに付き合ってくれている。また性的な知識に関して詳しいようで、コミック特典の四コマでヒロシから「ドスケベ師匠」と崇められてるシーンがある。

田嶋 リナ(たじま リナ)

主人公の清舟が暮らす五島の村・七ッ岳の村民であるヒロシの同級生の少女。男子との交友関係が派手で、見た目も華やかな女子高生である。
しかし派手な私生活の態度とは裏腹に、実はヒロシの事が好きな恋に一途な人物。作中で何度かヒロシに告白しようとしては機会が掴めず、告白を断念し続ける。卒業式の日に無事告白する事に成功するが、想いが通じず失恋。それでも諦めきれず、ヒロシが島に帰ってくるまでにもっと自分に磨きをかけようと誓う。

吉田 心(よしだ しん)

CV:木村聖哉
主人公の清舟が暮らす五島の村・七ッ岳の隣村である六ノ崎の村民である中学生。六ノ崎の郷長の息子であり、同時に七ッ岳の村民である美和とタマの同級生にあたる少年でもある。
基本的にクールかつドライな雰囲気の少年で、常にハイテンションな美和とタマと比べると大人びた雰囲気がある。夏休みの書道の課題で金賞を取るほどの書道の腕前を持つ。

東京組

川藤 鷹生(かわふじ たかお)/演:中尾明慶

CV:諏訪部順一/演:中尾明慶
主人公の清舟の中学時代からの友人。眼鏡と両肩にいれられた太陽と鷹のタトゥーがトレードマークの青年である。誕生日は9月23日で、血液型はA型。身長は182cmである。
自身の父が経営している川藤美術芸術舎で働いており、清舟に仕事を紹介したりしている。友人としての関係も良好で、清舟のよき理解者として度々相談事に乗ってやったり、島での生活の様子を見に来たりとしてくれている。
いかつい見た目をしているが、実は酒には弱い。またフレンドリーである事や普段はスーツを着て仕事をしている事もあり、表面的には人がよさそうな人物に見える。しかし商売に対しては厳しいところがあり、仕事を斡旋してやっている清舟や彼と同じ書道家の康介(こうすけ)には遠慮なく金銭に関することを言う時もある。株にも興味があるようで、株が得意な七ッ岳の村民である少年・あっきーに相談しているシーンも存在する。
初登場時は東京で暮らしていたが、絵画の勉強のためにアメリカへ旅立った。英語はすでに話せるため、新しい言語としてフランス語を勉強している。

神崎 康介(かんざき こうすけ)/演:荒木飛羽

CV:梶裕貴/演:荒木飛羽
書道家の男子高校生。主人公の清舟と同じく、川藤美術芸術舎から仕事をもらう仕事仲間である。誕生日は4月24日で、血液型はAB型。身長は162cmである。
18歳という年齢に似つかわない童顔の少年。可愛らしい顔立ちの美少年ではあるが、実は非情に腹黒くプライドが高い。もともと書道には興味なかったが、清舟の書に感銘を受けた事で本格的に書道の道を歩む。清舟に対して高いリスペクト精神を持っており、時折暴走しては厄介オタクのような言動を取りがち。このようなややこしい性格が起因してか友達がおらず、初めて島に来た際には七ッ岳の村民である男子高校生・ヒロシから同情されて、おそろいのストラップを持つ事になった。
根っからのインドア派で、虫や貝が苦手。上に3人姉がいる事が明かされている。

半田 清明(はんだ せいめい)/演:遠藤憲一

CV:目黒光祐/演:遠藤憲一
主人公の清舟の父にあたり、彼に書道を教えた人物。書道家の間では知らない者はいない有名な書道家である。誕生日は5月22日で、血液型はAB型。身長は172cmである。
威圧的な見た目の男性で、幼子相手にもその存在感だけで圧倒させる事ができる。実際普段の振る舞いも、相手に有無を言わせないものがあるが、息子には基本的に甘い。妻であるえみにも頭があがらないところもあるようだが、しかしハッキリと言うべきところでは言える度量も確かにある。なお普段の言動以外にも寝言をハッキリ言うという、謎の特徴も持つ。寝る時は目を開けて眠る。書道以外の事は不器用なようで、車の坂道発進が苦手で車をエンストさせてしまうといったエピソードも持つ。
息子の清舟とは師弟同士であると同時に、互いによきライバルでもある。お互いがお互いの書に向き合う姿にインスパイアを受けている模様。
七ッ岳の郷帳とは旧友の関係にある。一時期、清明が五島で暮らした事があり、その時に仲良くなった。

半田 えみ(はんだ えみ)/演:長野里美

CV:鷹森淑乃/演:長野里美
主人公の清舟の母にあたる人物。40過ぎの女性との事だが、見た目の若々しさからより実年齢よりも低く見られがちな美人である。そんな見た目に加えて常に和服を身に着けている事や物腰が柔らかい事から、一見すると大和撫子を体現したような女性にも見える。だが実は激情家な人物で、すぐ感情的になって大泣きしたり相手を殴ったりしてしまう。特に溺愛している息子の事に関しては感情の起伏が激しくなりがちで、過保護が行き過ぎてしまう事も多い。このため、息子の事を昔から悪く言いがちな川藤美術芸術舎の経営者・桐恵とは対立しがち。
夫である清明の事も溺愛しているようで、「ダーちゃん」と「ダーリン」を縮めていると思われる通称で呼んでいる。

川藤 桐恵(かわふじ きりえ)

CV:杉田智和
主人公の清舟の友人である川藤の父にあたる人物。川藤が働く川藤美術芸術舎の経営をしつつ、清舟の父・清明のマネジメントもしている。常に女装をしており、一見すると男性とは気づきにくい。なお、女装はしているが性的自認は男性であるようで、妻はいた。死別している事が明かされている。
書道家として活躍する清明の事を崇拝するほどの清明ファン。しかし反面、その息子である清舟の事は認めてない模様。崇拝する相手の息子に向けるものとは思えない辛辣な言動を取る事が多い。もともと口が悪い人物であったため、それが拍車をかけている模様。そのため、息子を溺愛している清明の妻・えみとは争いが絶えない。態度や口は悪いが、川藤美術芸術舎を経営する腕前から察して、美術品を見極める実力は確かな模様。

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