マクロスF(フロンティア)のネタバレ解説・考察まとめ

『マクロスF』(マクロスフロンティア)とは、2008年に放送されたテレビアニメ作品。1982年に放映された『超時空要塞マクロス』から始まる『マクロスシリーズ』の6番目の作品となる。舞台は西暦2059年、超長距離移民船団マクロス・フロンティアに住む人類と、超時空生命体バジュラとの戦いの中で、パイロット候補生早乙女アルトと歌姫シェリル・ノーム、そして普通の女子高生ランカ・リーとの恋の三角関係を描いたスペース・ファンタジー。

マクロス・ギャラクシー船団

シェリル・ノームの出身船団。
人間を「半機械化」する技術を開発し、社会全体が「電脳化」している。殆どの人が「インプラント化」され、現実と仮想空間が重なった暮らしをしている。
ハイテクノロジー重視思考の超資本主義体制であり、失業率が高く一部スラム化している。

シェリルがマクロスフロンティア船団を訪れている間、バジュラの襲撃に遭い音信不通となってしまう(実際は無傷のまま無事)。
ギャラクシー船団上層部は、バジュラの持つ「意思を共有」する習性を利用し全宇宙を支配する計画を目論んでおり、それを叶えるためグレイス・オコナーと共に裏で暗躍しているのだった。

VF-25(メサイヤ)

VF-25とはマクロスフロンティアに登場してくる戦闘機の名称である。
マクロスシリーズに共通して登場する「バルキリー」と呼ばれる可変戦闘機の一つ。
航空機タイプであるファイター、人型ロボットタイプであるバトロイド、両者の中間形態であるガウォークの三形態に変形する。

VF-25は民間軍事プロバイダー「S.M.S」に配備された最新鋭機という設定で登場し、アルトが操縦する。

VF-27(ルシファー)

VF-27とはマクロスフロンティアに登場してくる戦闘機の名称である。
「バルキリー」と呼ばれる可変戦闘機の一つ。
VF-25との違いはサイボーグ専用機のため、肉体の限界を超えた機動力を発揮できる点。

VF-27はギャラクシー船団のブレア(アルトのライバル)の戦闘機として登場する。

バジュラ

宇宙移民船団を襲う未知の地球外生命体。
フォールド断層(次元の裂け目)の影響を受けずに、通信や移動を行う特殊能力を持つ。
人類を襲う理由、目的、その他が一切の謎に包まれている。

フロンティア船団では「ビクター」のコードネームで呼ばれる。

V型感染症

バジュラと接触した人間が感染する感染症。感染率は低い。

感染初期ならば完治可能だが、末期まで症状が進むと細菌が「脳内」に根付き毒素を分泌、手の施しようがなくなり死亡する。
現時点では完全な治療法はないとされていた。

ただし母胎内で感染した場合は例外で、細菌が胎児と共存しようとするらしく、頭部ではなく腹部へと留まる。
その場合何の病状も発症することがなく、血液検査でも感染が検出されず自覚症状も無い。

腹部にV型ウイルスが定着した場合、ウイルスは宿主と共存するためバジュラの持つ「意思を共有」する能力を獲得できる。
そのため、母子感染していたランカは歌によってバジュラの行動に影響を与え、ランカもまたバジュラの意思を感じ取ることができていた。

ゼントラーディ

マクロスシリーズに登場する異星人の総称。
第一作目「超時空要塞マクロス」では敵として現れる。
元々体長10mほどだが、マイクローン化という技術により人類と同じ大きさに縮小して活動することができるようになった。
マクロスフロンティアにおいてゼントラーディはマイクローン化せずそのままの大きさで共存しており、移民船団の中でもリベラルな方針を持っているとされている。

デカルチャー!

ゼントラーディ語で「信じられない!恐ろしい!」の意味。
ネガティブな意味ではなく、興味や驚き、感嘆を含んだ表現。

マクロスフロンティアのここが見どころ

アルトとランカの出会い…バジュラとの遭遇

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