アウトブレイク・カンパニー(萌える侵略者)のネタバレ解説・考察まとめ

『アウトブレイク・カンパニー』とは、榊一郎によるライトノベル、及びそれを原作とした漫画・アニメ作品である。原作小説は本編+外伝の全19巻、漫画は全4巻が刊行された。アニメは2013年に全12話放送された。引きこもりで自宅警備員だった加納慎一が、就職した先の異世界でオタク知識を活かしてオタク文化を広める異世界ファンタジーである。漫画やアニメに出てくるような種族のキャラクターたちが、オタク文化について学ぶカオスな状況や他作品のパロディ要素も多くあり、オタクだからこそより楽しめる作品となっている。

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日本政府が神聖エルダント帝国と国交を結ぶ際に設置した組織。慎一が就職した総合エンターテイメント商社「アミュテック」を管理している。
お互いの文化交流から始め、日本の伝統文化などを持ち込んだが反応はイマイチであり、その中でオタク文化が特に反応が良かったためオタク文化を広める方針に変えた。
友好関係と見せかけて実際はオタク文化を利用して帝国を支配下に置こうと考えていたが、慎一や帝国側にバレる。しかしまだ諦めてはおらず慎一をアミュテックの支配人の座からおろそうとしている。

総合エンターテイメント商社アミュテック

自宅警備員をしていた慎一が両親に迫られ、面接を受けた企業。日本政府と神聖エルダント帝国が交流関係を築くため、共同出資によって作られた異世界で初の企業である。
異文化交流として日本政府はエルダント側へ陶器など日本伝統の文化を持ち込んでいたが、反応がいまいちだったため、比較的受けのよかったアニメや漫画によるオタク文化を中心に輸出することになる。その代表として、オタク文化に精通している慎一が抜擢され、総支配人を務めることに。
オタク文化の輸出、日本語やオタク文化の知識を普及することを目的としている。また、できるだけ多くの人にオタク文化を楽しんでもらいたいという考えから、オタクを養成するための学校を創設している。

学校

慎一がオタク文化をより広めるために設立した養成施設。美埜里が校長に就任し、慎一が教師として自ら教壇に立つ。後に日本語を習得したミュセルが日本語を教えるようになる。

憂国士団ベイドゥナ

神聖エルダント帝国でテロ活動を行っている反帝国組織。
種族を平等に扱い、オタク文化を浸透させようとしている慎一を侵略者として、学校設立早々に襲撃した。

魔法

疾風の拳(ティフ・ムロッツ)

衝撃波で相手を攻撃する魔法。
慎一もミュセルに教えてもらい使用することができるようになった。

炎熱の華(イマルフ・ムールフ)

火炎系の攻撃魔法。憂国士団の1人が使用していた。

駆逐する炎(イマルフェ・ビスルペグゼ)

エルダント城の地下に保管されている魔法兵器。
学校の校舎を吹き飛ばすほどの破壊力がある。発動時には「大義の名の下に、我この大威力を行使せん(ロフ・ア・エスアクドウーグ イア・エス・シス・レウオップ)」という呪文を詠唱する。

その他

超空間通路

日本とエルダント帝国を結ぶ通路。日本の富士の樹海からエルダント帝国の首都マリノス郊外の草原に繋がっている。通路はとても狭い。

魔障指輪

エルダント帝国において身分証である指輪で、言語の翻訳機能も兼ねている。

フェイドラ

映画撮影の際に作られた偽のドラゴン。
フェイクドラゴンの略称で、ロイクによって名付けられた。建築や金物細工が得意なドワーフの協力で制作された。

傀儡竜

バハイラム王国で研究されている兵器。
ドラゴンを魔法によって傀儡状態にして操る。

ガルド工房

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