ブリッジ・オブ・スパイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブリッジ・オブ・スパイ』は、2015年のアメリカ映画。第二次世界大戦後に勃発したアメリカとソ連による冷戦を描き、当時実際に発生した「U-2撃墜事件」の史実に基づいて制作されている。スティーブン・スピルバーグ監督とトム・ハンクスがタッグを組んだサスペンス映画。冷たい雪の吹き荒ぶ中、スパイの弁護を引き受けることになった弁護士の男の孤独な戦いが濃厚なタッチで描かれている。観客はもちろん、批評家からも絶賛の声が集まり、第88回アカデミー賞をはじめ、数多くの映画賞で様々な部門にノミネートされた。

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日本語吹き替え:中博史
ロシアの諜報機関であるKGBの東ドイツ駐在官。ドノヴァンとの交渉では東ベルリンのソ連大使館二等書記官を装った。ヴォーゲルの代理としてドノヴァンと捕虜交換の交渉を行ったものの、プライヤーは東ドイツ政府に逮捕されているとドノヴァンに説明した。

ハラルド・オットー(演:ブルクハルト・クラウスナー)

日本語吹き替え:小島敏彦
東ドイツの司法長官。ソ連と東ドイツ双方に交渉を同時進行で行っていたドノヴァンに対し、アベルと交換するのはプライヤーのみであることを強固に主張した。

オットーの秘書(演:マックス・マウフ)

日本語吹き替え:稲垣拓哉
急用で外出することになったオットーに対して、ドノヴァンが残した捕虜交換に関する言伝を請け負った青年。

ソ連のメイン尋問官(演:メラーブ・ニニッゼ)

日本語吹き替え:楠大典
ソ連の尋問官。裁判後のパワーズを寝かせることなく拷問し、偵察機の破壊装置の詳細や、スパイ活動の経歴を問いただした。

2番目の尋問官(演:イワン・シュヴェドフ)

日本語吹き替え:蜂須賀智隆
ソ連の尋問官。パワーズに「アメリカ政府は助けてくれない」と吹き込んで、ソ連側へ寝返らせようとしていた。

検問所の守衛(演:ミヒャエル・クランツ)

日本語吹替:新城健
東ベルリンで行われていた検問の守衛。ヴォーゲルの外出先にまでついていって説得にあたっていたドノヴァンを、パスポートの不備を理由として連行した。

アメリカ空軍関係者

ジョー・マーフィ(演:ジェシー・プレモンス)

日本語吹き替え:新城健
アメリカ空軍中尉。パワーズとともにパイロットの秘密保全検査を受け、彼の出発を見送った。捕虜交換の際にはパワーズの本人確認を請け負っている。

マイケル・ヴェローナ(演:スティーヴ・サーバス)

日本語吹き替え:さかき孝輔
独房に入れられたアベルを、人質交換のために東ベルリンへ連れてきた人物。

その他の人物

ニュースキャスター(演:ジョン・テイラー)

日本語吹き替え:喜多川拓郎
アメリカのニュース番組のキャスター。アベルの裁判の進行状況などを報道していた。

『ブリッジ・オブ・スパイ』の用語

冷戦

第二次世界大戦後の世界を二分したアメリカの資本主義・自由主義陣営と、ソビエトの共産主義・社会主義陣営との間で発生した、武力衝突を伴わない対立。直接的な戦争にこそならなかったものの、他国における代理戦争や核開発競争、スパイ活動、情報戦、イデオロギー争いなどが繰り広げられた。本作はこの冷戦直下で、双方の国の捕虜となったスパイの交換に焦点を当てている。

ベルリンの壁

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