『ブリッジ・オブ・スパイ』は、2015年のアメリカ映画。第二次世界大戦後に勃発したアメリカとソ連による冷戦を描き、当時実際に発生した「U-2撃墜事件」の史実に基づいて制作されている。スティーブン・スピルバーグ監督とトム・ハンクスがタッグを組んだサスペンス映画。冷たい雪の吹き荒ぶ中、スパイの弁護を引き受けることになった弁護士の男の孤独な戦いが濃厚なタッチで描かれている。観客はもちろん、批評家からも絶賛の声が集まり、第88回アカデミー賞をはじめ、数多くの映画賞で様々な部門にノミネートされた。
トーマス・ニューマン「Bridge of Spies (End Title)」
グラミー賞をはじめ、多数の受賞歴を持つ作曲家、トーマス・ニューマン作曲のメインテーマ。ピアノとストリングスを中心に構成された楽曲で、静かで張り詰めた緊張感が漂っている。冷戦スリラーらしい陰影を感じることができる傑作だ。
目次 - Contents
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』の概要
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』のあらすじ・ストーリー
- 舞い込んだスパイの弁護
- ドノヴァンへのバッシング
- 捕虜交換の交渉へ
- 交渉の行方
- 長い交渉の終結
- それぞれの道
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ジェームズ・ドノヴァン(演:トム・ハンクス)
- ルドルフ・アベル(演:マーク・ライランス)
- 捕虜となった男たち
- フランシス・ゲイリー・パワーズ(演:オースティン・ストウェル)
- フレデリック・プライヤー(演:ウィル・ロジャース)
- ドノヴァンの家族
- メアリー・ドノヴァン(演:エイミー・ライアン)
- キャロル・ドノヴァン(演:イヴ・ヒューソン)
- ペギー・ドノヴァン(演:ジリアン・レブリング)
- ロジャー・ドノヴァン(演:ノア・シュナップ)
- ドノヴァンの仕事関係者
- トーマス・ワターズ・Jr(演:アラン・アルダ)
- ダグ・フォレスター(演:ビリー・マグヌッセン)
- アリソン(演:レベッカ・ブロックマン)
- マーティ(演:スティーヴン・ボイヤー)
- モーティマー・W・バイヤーズ判事(演:デイキン・マシューズ)
- ウィリアム・トンプキンズ(演:スティーヴン・クンケン)
- ベイツ(演:ジョシュア・ハート)
- FBI/CIAの関係者
- ホフマン(演:スコット・シェパード)
- アレン・ダレス(演:ピーター・マクロビー)
- ウィリアムズ(演:マイケル・ガストン)
- ボスコ・ブラスコ(演:ドメニク・ランバルドッツィ)
- ギャンバー(演:ヴィクター・ヴェルハーゲ)
- ソ連/東ベルリンの関係者
- ウルフガング・ヴォーゲル(演:セバスチャン・コッホ)
- イヴァン・シスキン(演:ミハイル・ゴアヴォイ)
- ハラルド・オットー(演:ブルクハルト・クラウスナー)
- オットーの秘書(演:マックス・マウフ)
- ソ連のメイン尋問官(演:メラーブ・ニニッゼ)
- 2番目の尋問官(演:イワン・シュヴェドフ)
- 検問所の守衛(演:ミヒャエル・クランツ)
- アメリカ空軍関係者
- ジョー・マーフィ(演:ジェシー・プレモンス)
- マイケル・ヴェローナ(演:スティーヴ・サーバス)
- その他の人物
- ニュースキャスター(演:ジョン・テイラー)
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』の用語
- 冷戦
- ベルリンの壁
- U-29
- グリーニッケ橋
- チェックポイント・チャーリー
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ドノヴァン「では、何が我々をアメリカ人と規定するのだ? それはただ1つだけだ。1つ、たった1つ。このルールブックだ。それを我々は憲法と呼んでいる。」
- アベル「ストイキー・ムジク。彼らはそう言っていた。“不屈の男”というような意味だ。」
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』の「ブリッジ」とはスパイ交換が行われたグリーニッケ橋
- 前半で「人権の在り方」と後半で「人間の良心」を描いた本作
- 派手さがなくても魅入ってしまう理由は「圧倒的なリアリティ」
- 『ブリッジ・オブ・スパイ』の主題歌・挿入歌
- トーマス・ニューマン「Bridge of Spies (End Title)」
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