コヨーテ・アグリー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コヨーテ・アグリー』とは2000年にアメリカで公開された青春映画である。シンガソングライターになるという夢を叶えるためニューヨークにやってきたヴァイオレットは、生活のため「コヨーテ・アグリー」というクラブで働くこととなる。何もかもが規格外で刺激的なその店で、ヴァイオレットは思いがけない自分を発見する。そしてシンガソングライターという夢を応援してくれる青年オドネルとの出会いと恋と別れ。未知の世界に飛び込んだ田舎娘ヴァイオレットの葛藤と成長、挫折と成功を描くハートフルサクセスストーリーだ。

吹き替え:三石琴乃

シンガソングライターになるという夢を叶えるために、ニュージャージーからニューヨークにやってきた21歳の女の子。
生活のために「コヨーテ・アグリー」のバーテンダーとして働き始める。
クラブでの役名は「ジャージーの尼さん」。
始めはオドオドしていたが、機転の利いた働きぶりと魅力的な歌唱力で店で大人気となった。
「コヨーテ・アグリー」では活躍するが、ステージ恐怖症のためせっかくのステージチャンスをふいにしてしまう。
しかし周囲の励ましを得て恐怖症を克服し、ステージで見事なパフォーマンスを披露する。
そしてシンガソングライターになるという大きな夢を叶えた。

ケヴィン・オドネル(演:アダム・ガルシア)

ヴァイオレット(左)をナンパしようとするケヴィン(右)

吹き替え:小西克幸

クラブの食堂の厨房や魚河岸など、ニューヨークで様々な仕事をしている男性。
ヴァイオレットとは最初最悪の出会い方だったが、その後彼女を助けたことで恋が芽生える。
そして彼女の夢を叶えるべく、業界人が集まる店を仲介した。
しかしヴァイオレットが直前でキャンセルしたことに腹を立て、彼女と大ケンカとなり別れてしまう。
オーストラリア出身という以外自分の過去については語ろうとしなかったが、実は里親の元を転々とするような悲惨な子ども時代を送っていた。
最後はヴァイオレットの初ステージに駆け付け、彼女が人前で歌えるよう手助けをした。

「コヨーテ・アグリー」のメンバー

リル(演:マリア・ベロ)

吹き替え:深見梨加

「コヨーテ・アグリー」の破天荒な支配人。
ノースダコタ州の田舎出身で、自分のことを「コヨーテ」のようだと表現している。
「コヨーテ・アグリー」はビジネスの場だが、まるで自分の家のように大事に思っており、店のためには妥協は許さないという厳しい姿勢だ。
ヴァイオレットを気に入って雇ったことで、店はより一層大繁盛する。
しかし「彼氏を店に連れてこない」というルールを破ったため、ヴァイオレットを即クビにしてしまう。
その後はヴァイオレットを許し、店に戻ることを提案するが、彼女は夢を叶えるために店には戻らなかった。
それでも夢に向かうヴァイオレットを応援し、最後は「コヨーテ・アグリー」で彼女の曲のイベントを開催する。

キャミー(演:イザベラ・マイコ)

吹き替え:石塚理恵

コヨーテ・アグリーのバーテンダーで、クラブでの役名は「ロシアの小悪魔」。
金髪のキュート系美女で、優しく面倒見のいい女性だ。
ヴァイオレットが店で着る服をスタイリングしてくれたり、酔っぱらわずに接客する方法を伝授してくれた。

レイチェル(演:ブリジット・モイナハン)

吹き替え:浅野まゆみ

コヨーテ・アグリーのバーテンダー。
クラブでは「ニューヨークのアバズレ」という役名で、パフォーマンスも発言も過激な女性だ。
酔っ払い客を殴ったため仮釈放中の身で、裁判所の命令で怒りを抑える訓練中である。
カッとしやすい性格で、ヴァイオレットにも厳しくあたる。

ゾーイ(演:タイラ・バンクス)

吹き替え:佐藤ゆうこ

「コヨーテ・アグリー」のバーテンダー。
スレンダーでダンスが上手い黒人女性。
法律の勉強をするためにクラブを辞める。
ゾーイが辞めたことで店の仕事に空きができ、ヴァイオレットは雇ってもらえることになった。

その他の登場人物

グロリア(演:メラニー・リンスキー)

吹き替え:岡村明美

ニュージャージに住んでいるヴァイオレットの親友。
ヴァイオレットとは小さな頃からの幼馴染で、彼女の夢を応援する。
ビルが入院したり、ヴァイオレットの初ステージの際には真っ先に駆け付け、いつでも彼女に寄り添った。

ビル・サンフォード(演:ジョン・グッドマン)

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