サイコブレイク(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サイコブレイク』とは、2014年にベセスダ・ソフトワークスから発売されたサバイバルホラーゲーム。バイオハザードの生みの親として著名な三上真司が指揮している。クリムゾンシティの刑事セバスチャンが大量殺人の通報を受け現場に向かうと、何者かに襲われ意識を失ってしまう。そこは目を覚ますとクリーチャーが跋扈する狂気の世界だった。血とクリーチャーに塗れた不気味な世界を彷徨い、セバスチャンはこの世界は何なのか探る。様々な武器とステージに設置されたトラップを駆使しパラメータを上げながら脱出を目指す。

STEM

脳の意識共有をするシステム。ルヴィクが考案。

ホーンテッド

ゾンビのようなクリーチャー。屍肉を喰らう。性別、体型など様々な見た目の者がいる。武器を使用したり、トラップを作動させたりもする。

メビウス

キッドマンが所属している組織。マルセロ・ヒメネスを利用しルヴィクからSTEMの研究を奪った。ルヴィクの脳を使ってシステムを利用している。

『サイコブレイク』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

「サイコブレイク」中で起きていることはすべてルヴィクの脳内でのこと

たびたび現れる巨大な脳

「サイコブレイク」はセバスチャンがビーコン精神病院に向かい、ルヴィクに襲われるところから始まる。セバスチャン一行はその時点ですでにルヴィクが開発したSTEMシステムに繋がれ、ルヴィクと意識を共有していた。セバスチャンは悪夢の世界を彷徨うが、実際は装置に繋がれ眠っていたに過ぎない。
そもそもの発端は国外組織メビウスと繋がっており、そこでの己の地位を確立を目論むヒメネスがルヴィクの研究はおろか命をも奪い彼自身を被験者としたことによる。脳だけになりSTEMシステムに繋がれたルヴィクの怒り・恨みは凄まじく、ゲーム全編に現れる悪夢となり強烈な殺意を形にするに至った。セバスチャン一行は巻き込まれたに過ぎず、その点についてはルヴィクも気の毒だと話している。
ルヴィクを打ち倒し悪夢から脱出したセバスチャンが最後に見たのは、ルヴィクと融合したと思われるレスリーの後ろ姿だったことから、悪夢は完璧に終わったわけではないことが示唆されている。

DLCで明かされるキッドマンの行動

STEMに繋がれたキッドマン

DLC「ザ・アサインメント」と「ザ・コンセクエンス」においてキッドマンが主人公となる。セバスチャンが悪夢からの脱出を目指し奮闘している間、キッドマンが何をしていたのかが明かされる。
キッドマンは病院、教会、そしてメビウスの組織を探索するのがメインとなる。
キッドマンはメビウスに忠誠を誓い、組織に入っている。アドミニストレイターの指示に従いレスリーを連れ戻す為に警察にスパイとして潜入していた。ビーコン精神病院に向かうことも指示されている為、大量殺人がメビウスの仕組んだものだと分かる。レスリーを連れ戻す為に捜索を続けるキッドマンだが、徐々にルヴィクとシンクロしていくレスリーの危険性を案じ、彼を殺すことを選ぶ。セバスチャンたちを巻き込んでしまったという罪悪感がある中、彼等を捨て駒だと言い切るアドミニストレイターに反感を覚える。STEM内でアドミニストレイターの洗脳を解き現実へ帰還。レスリーを連れ戻すことも殺すことにも失敗している。

続編『サイコブレイク2』で語られる娘の死の真相

今作で「セバスチャンの手記」に登場する妻マイラと火災により他界した娘リリー。ふたりの詳細は続編『サイコブレイク2』で語られる娘の死の真相で明らかになる。キッドマンが所属している組織メビウスも引き続き登場。セバスチャンは己の家族を巡る真相に辿り着くため、再び悪夢の世界に旅立つことになる。

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