サイコブレイク(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サイコブレイク』とは、2014年にベセスダ・ソフトワークスから発売されたサバイバルホラーゲーム。バイオハザードの生みの親として著名な三上真司が指揮している。クリムゾンシティの刑事セバスチャンが大量殺人の通報を受け現場に向かうと、何者かに襲われ意識を失ってしまう。そこは目を覚ますとクリーチャーが跋扈する狂気の世界だった。血とクリーチャーに塗れた不気味な世界を彷徨い、セバスチャンはこの世界は何なのか探る。様々な武器とステージに設置されたトラップを駆使しパラメータを上げながら脱出を目指す。

セーブルーム

「セバスチャンの手記」
リリーが3歳になり、幼稚園に入園したことが綴られている。セバスチャンは娘の成長を喜ぶど同時に妻マイラを労る。クリムゾンシティの行方不明者の増加を嘆き、マイラの職場復帰により捜索が進むことを期待している。

テープ

クリーチャー「オルタエゴ」を生み出した過程が語られる。

チャプター9 The Cruelest Intentions

扉を開ける為のパズルを解くセバスチャン

向日葵畑の奥で火事が起きている。松明を持った男が、セバスチャンに火を放つ。悶え苦しむうちに目を覚ますと、タティアナのいる病院だった。病室を出ると他の患者の声が聞こえる。他の病室を覗くと、タティアナに「刺激しないように」と注意される。しかし病室内に人影はなかった。受付に行くと壁に家族の肖像画が掛けられている。両親と姉らしき少女と弟らしき少年が描かれている。少年の顔には穴があいており、見つめると穴から虫が湧き出てくる。凝視し続けていると顔の穴にルヴィクが現れ、洋館の手前に転送される。洋館に近付くと、中に入っていくヒメネスとレスリーが見える。追い掛けて洋館の中に入るが、2人はギミックがある扉の奥に入ってしまう。セバスチャンはギミックを解除しながら、2人を追う。道中、幼いルヴィクとヒメネスの幻影が現れる。ヒメネスはルヴィクの研究に興味を示し、己の出世に利用しようとしていたことが分かる。さらに探索を進めると現れるルヴィクの幻影が、火事の後父に幽閉されていたこと、それを恨みに両親を殺害したことを語る。火事で火傷を負った為、ルヴィクは顔に包帯を巻いた姿で表れる。次に現れるヒメネスとルヴィクの幻影は、金銭問題で揉めていたことを明らかにする。両親が生きていた頃は病院への寄付を行っていたヴィクトリアーノ家だが、ルヴィクのみになって以降寄付を行っていなかった。寄付は病院の経営に大きな影響を与え、その結果ルヴィクの研究に病院から支援金が出せなくなったとヒメネスは語る。”素材”(遺体)の提供もできない、研究は終わりだと言うヒメネスに「よく脅迫できたな」とルヴィクは静かに怒りを滲ませる。次に現れる幼いルヴィクの幻影は「きみを治す方法はない」と言いながら実験をしていた。

向日葵畑

洋館を抜けると、向日葵畑に出る。それは過去の景色だった。向日葵畑の奥に納屋があり、中に入ると幼少期のルヴィクと姉のラウラがとても親しげに遊んでいた。その納屋の周りを近隣住民が火を付けて回る。住民達はヴィクトリアーノ家に恨みを抱いていた。火の回りは早く、ルヴィクは炎に包まれる。ラウラはルヴィクを逃がし、納屋に取り残され炎に焼かれてしまう。セバスチャンは燃える納屋から脱出。洋館に戻る。

手記

「洋館食堂の手記」
新しい世界に入る方法を見つけた喜びが記されている。目指していたもの、失ったものを取り戻すことができるという。その為に必要なものはヒメネスであるという。ヒメネスに利用価値が出てきたと書かれている。
「洋館ルヴィク私室の手記」
ラウラの死後、その死を受け入れることができないルヴィクが見た幻影について書かれている。長い黒髪、白磁のような肌、黒い水面のような瞳。彼女の好きな深紅のドレス。やっぱり死んでなんかいなかったんだ、と幼い文体で残されている。
「洋館音楽室の手記」
ダンジョン内にあるパズルのヒント。

セーブルーム

「セバスチャンの手記」
Krimson Cityの新聞記事のクリッピング。セバスチャンの娘、リリーが家屋で起きた火災により亡くなったことを報じている。

「新聞」
ヴィクトリアーノ邸の納屋で起きた火災が報じられている。子供たちが火災に巻き込まれ、17才の長女は意識不明の重体。火災の原因は不明。
「新聞」
ヴィクトリアーノ邸の敷地内で4体のバラバラ遺体が発見されたことが報じられている。遺体には手術の痕跡があった。

「尋ね人」
ルベン・ヴィクトリアーノ
資産家ヴィクトリアーノ家の長男。自宅の火災直後から消息不明。幼い頃のルヴィク。

テープ

ダンジョン内パズルのヒント。心の扉を開けるのに重要なのは恐怖、承諾、信頼。

チャプター10 The Craftsman's Tools

ヴィクトリアーノ家

トラウマ

地下に降りると、ヒメネスとルヴィクの幻影が現れる。ヒメネスはルヴィクがヴィクトリアーノ家に放火した者たちを殺害し、実験材料にしたことを責め立てるが、ルヴィクは報いを受けただけだと返す。さらに地下に進んでいくと、ワイヤートラップや巨大な回転する刃などの罠が多数ある為、避けながらさらに下に続く梯子を下りていくと、血溜まりに辿り着く。トラウマと呼ばれるクリーチャーとの戦闘を終えると地下を脱出、明るい場所に出る。金網のフェンスの向こうにラウラが現れ襲ってくるので、ラウラを倒す。エレベーターに入ると洋館へ運ばれる。するとルヴィクが現れ、セバスチャンに語りかけてくる。セバスチャンはルヴィクの駒であることが分かる。

アマルガムα

洋館を進むと、レスリーになにかの施術を行っているヒメネスに出会す。ヒメネスはかつてレスリーがルヴィクと接続されたが現実に生還した過去があると言う。ヒメネスはそれ故にレスリーが現実世界に戻る唯一の方法なのだと主張する。ヒメネスがレスリーに接続した機械を操作するとレスリーとセバスチャンは激しい頭痛に襲われるが辺りの様子が現実世界のものに少しずつ戻っていく。ヒメネスが喜んだのも束の間、機械は突然電源が落ち作動しなくなってしまう。辺りはまた悪夢に戻り、アマルガムαが現れる。アマルガムαはヒメネスを叩き潰す。その衝撃でレスリーとセバスチャンは吹き飛ばされ、セバスチャンは地下駐車場に落下。そこでアマルガムαとの戦闘となる。

手記

「洋館地下の手記」
ルヴィクの母親の手記。夫のエルネストから、火事により子供は2人とも死んだと聞かされ、酷く取り乱している。しかしルヴィクの死を信じてはいないようで「愛する息子の声がまだ聞こえる 彼の笑い声がいつも地下から聞こえてくる」と記されている。

セーブルーム

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@nara577m3

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