サイコブレイク(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サイコブレイク』とは、2014年にベセスダ・ソフトワークスから発売されたサバイバルホラーゲーム。バイオハザードの生みの親として著名な三上真司が指揮している。クリムゾンシティの刑事セバスチャンが大量殺人の通報を受け現場に向かうと、何者かに襲われ意識を失ってしまう。そこは目を覚ますとクリーチャーが跋扈する狂気の世界だった。血とクリーチャーに塗れた不気味な世界を彷徨い、セバスチャンはこの世界は何なのか探る。様々な武器とステージに設置されたトラップを駆使しパラメータを上げながら脱出を目指す。

探索していると、テープを見つける。これを再生すると、物語の根幹に関わる実験と、実験を行っている者の身の上話が語られる。実験を行っているのは声から察するにルヴィクである。

被験者の脳波同調を開始し、意識の共有が始まったとルヴィクは語る。

チャプター4 The Patient

襲ってくるバレリオ

集落を出てさらに道を行くと、ヒメネスは弟であるバレリオ・ヒメネスが管理しているホスピスがあると言う。数年前レスリーが治療を受けていたのだという。「ここがどこか知っているんだな」というセバスチャンの問いにヒメネスは「正直に言うと分からん」と答える。自分が正気を失っていて、セバスチャンは幻覚かもしれないと話す。ホスピスへ向かうと、「先生が優しくしてあげよう」等、患者への呼びかけが聞こえる。ヒメネスが弟を呼びながらホスピスの中へ入っていくと、遺体を解剖しているバレリオと戦闘になる。打ち倒すとバレリオが遺体を前に痒い痒いと叫びながら消える回想シーンが流れる。ホスピスを出て、民家の奥に逃げたレスリーと再会する。民家奥にてホーンテッドと戦闘。終了後、あったはずの階段が消失し、フードを被った人物が現れる。その人物を見て、ヒメネスが「ルヴィク、お前なのか」と言う。途端にレスリーがしゃがみ込み、悲鳴を上げる。セバスチャンはルヴィクに誰かと問うが、ヒメネスに止められる。構わず追い掛けると世界が転換し、ヒメネスとレスリーが消える。セバスチャンは廊下の奥の扉に向かって走り出すが、血が洪水のように押し寄せ飲み込まれてしまう。

ラウラ

血の池へ運ばれたセバスチャン。そこはラウラというクリーチャーの拠点だった。セバスチャンはトラップを利用し、ラウラから逃れる。逃れた先でセバスチャンはルヴィクの幻影に出会い、逃れると場面が切り替わり別の場所へと転送される。

手記

「村内民家の手記」
村人が食われた、次は自分の番だと怯えている様が書かれている。

セーブルーム

「セバスチャンの手記」
マイラが仕事で負傷したことにより、セバスチャンは自分が彼女に好意を抱いていることに気付いたことが綴られている。

「新聞」
行方不明の患者が発見されたことを報じている。精神科医のV.ヒメネス氏は「神のご加護だ」とコメント。

「尋ね人」
バレリオ・ヒメネス
エルクリバー村在住の医師。市内へ向かうところを目撃された以降消息不明。

チャプター5 Inner Recesses

バスタブのような容器に入って意識を失っているジョセフ

病院とおぼしき場所に出る。ある病室で、バスタブのような容器に入り眠っているジョセフを発見する。ジョセフは咳き込み、激しい頭痛に襲われる。「おかしい なにか変だ まるで自分の頭が他人の…」とジョセフは不調を訴える。2人で探索を進めるうち、セバスチャンも激しい頭痛に襲われる。その際、ジョセフが赤い斑点や泡を吹きながら襲いかかってくる。躱すとジョセフは落ち着きを取り戻し、「自分に何が起きてるか…」と零す。「ここは普通じゃない」と言いセバスチャンは早急に脱出を目指す。広間に出ると、キッドが罠にかかり捕らえられているのを発見する。セバスチャンはジョセフと協力し、キッドを助け出す。救出後床が割れ、ジョセフとキッドは落ちてしまう。セバスチャンも後を追い崩落した床から降りる。奥に進むと、ジョセフとキッドがホーンテッドと交戦しているので協力して撃退する。合流して先を進みながら、合流して先を進みながら、ジョセフは自分達を捕らえた何者かの目的について疑問を抱き、捕らえても殺さないのは妙だと訝しむ。するとキッドが「彼は脅威と見なさなかった」と返す。セバスチャンが「彼?」と問うが、答えを訊く前に激しい頭痛に襲われる。頭を抱えている間に、ジョセフが血溜まりから伸びた手に引っ張られ血の池に飲み込まれ消えてしまう。次いでセバスチャンも足を捕らわれ、血の池へ引きずり込まれる。ジョセフ、キッドと別れ1人になったセバスチャンは、血溜まりから出現したラウラに追われるが、たまたま漏電により発生した炎によりラウラを退ける。セバスチャンはラウラの弱点が炎であることを悟り、その後再び襲われた際炎を用いて撃退する。

巨大な脳

ラウラ撃退後現れた扉に入ると、ジョセフが寝ていたバスタブのような容器が並ぶ部屋に続く。そこにレスリーが寝かされており、それを観察するルヴィクが幻影として現れる。ルヴィクはレスリーを適合者だと言う。ルヴィクが機械の操作をするとレスリーが悲鳴を上げる。そのうちにバスタブは消え、代わりに巨大な脳と脳幹が現れる。その脳はすぐに消え、バスタブに戻る。バスタブの中には後頭部からチューブに接続されたホーンテッドたちがおり、戦闘に入る。倒すと再び脳が現れ、断片的に映像が次々現れる。

手記

「地下施設の手記」
父親に「ラウラはより良い場所にいった」と死を仄めかされ、激昂する少年の手記。父親は自分とラウラが親しすぎることを嫌がっていたから、騙しているのだと罵倒している。

セーブルーム

「セバスチャンの手記」
パートナーがマイラからジョセフへ変更になったこと、マイラがセバスチャンの気持ちに応えてくれたことが綴られている。際限なく起こる犯罪への対応に若干無力感を覚えていることも書かれる。

「セバスチャンの手記」
セバスチャンとマイラの結婚式の招待状。

「新聞」
連続殺人事件の捜査が難航していることを報じている。
「新聞」
ビーコン精神病院の患者が正体不明の機関により、行動工学実験に利用されたとの訴えを起こしたことを報じている。
「新聞」
ある宗教施設からいなくなり、8年間行方不明だったフェルナンド・カブレラがビーコン精神病院に収容されていたことを報じている。元信徒は「あれはカルトだ」と語る。

「尋ね人」
フェルナンド・カブレラ
収容先のビーコン精神病院から姿を消したことが分かる。

テープ

脳波の同調からなる意識の共有について語られている。最も初期の自覚症状は、脳幹への鋭い痛み。自我が揺らいでいくに従い強い自殺衝動がみられるようになり、やがて自我を保てなくなる。最終的には実験を行っているルヴィクの思い通りになるのだという。

チャプター6 Losing Grip on Ourselves

ジョセフと協力して進む

セバスチャンは悪夢を見て、目を覚ますとセーブルームにいた。タティアナは「ムリされない方がいいですよ」と言う。机の上にある何枚かの写真に目を向ける。その中の1枚、崩れた煉瓦によりできた穴を撮った写真を見ていると、穴から何かが出て来ようとしているのが確認できる。途端に辺りが揺れ、画面が白黒に切り替わる。病院の廊下の突き当たりに進むと、タティアナが壁に掛かっている鏡を見ている。タティアナがこれまでにはなかった右手に伸びる方に消えると、階段と扉が現れる。階段を進むと何者かが暗闇から迫ってくる。ぶつかるところで何者かは消え、病院の様相は石造りの建物へと変化する。さらに進むと部屋があり、中ではレスリーがしゃがんで頭を抱えていた。セバスチャンが呼びかけると、レスリーは「セバスチャン?」と連呼しながら、ゆっくりと振り返る。その顔は白く眩い光を放ち、その光に包まれたセバスチャンは屋外にいた。海が見える崖の上を探索していると、銃声が聞こえる。石造りの建物を見つけ中に入ると、ジョセフが倒れていた。ジョセフは頭痛に襲われたが慣れ始めていると語る。気を失っており、キッドの行方は分からないと言う。話しているうちにホーンテッドが大挙して押し寄せてくる。全てのホーンテッドを倒すと、サディストが現れる。
サディストを撃退後、ジョセフと協力しながら進むと市場に出る。ジョセフはここが何処でいつなのかも分からないと言う。中世のような建物なのに電気が通っている。誰かの記憶を混ぜ合わせたかのようだと2人は話す。途中ジョセフが酷く咳き込み、民家に隠れる。民家の中でジョセフはセバスチャンの過去に触れる。セバスチャンはかつてアルコールに溺れ、仕事に支障をきたしていた。ジョセフは彼を案じ、調査の進め方に問題があると内部告発したのだと語る。セバスチャンはジョセフの心配する気持ちを理解しており、パートナーが必要だとジョセフを励ます。ジョセフは民家の中にあるカルト教団のシンボルを見つけ、メモする。ジョセフが民家の屋根に上がり、周囲を見渡すと教会に向かうキッドとレスリーを発見。2人を追う途中、ノイン&ツェーンと戦闘になる。

nara577m3
nara577m3
@nara577m3

目次 - Contents