サイコブレイク(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『サイコブレイク』とは、2014年にベセスダ・ソフトワークスから発売されたサバイバルホラーゲーム。バイオハザードの生みの親として著名な三上真司が指揮している。クリムゾンシティの刑事セバスチャンが大量殺人の通報を受け現場に向かうと、何者かに襲われ意識を失ってしまう。そこは目を覚ますとクリーチャーが跋扈する狂気の世界だった。血とクリーチャーに塗れた不気味な世界を彷徨い、セバスチャンはこの世界は何なのか探る。様々な武器とステージに設置されたトラップを駆使しパラメータを上げながら脱出を目指す。
セバスチャンは朦朧とした意識の中で己の影に撃たれ目を覚ます。そこは荒廃したタティアナのいる病院だった。しかしタティアナの姿は何処にもない。病院の奥にレスリーがしゃがみ込んでおり、「狂い始めた」と言い続けている。近付くと周囲がビーコン精神病院へと変わる。セバスチャンが呼びかけると、レスリーは「こっち」と言い、セバスチャンを導く。レスリーの後を追うが病院が崩れ始め、レスリーとの間の天井が崩壊し、寸断されてしまう。セバスチャンは崩壊に巻き込まれ気を失い、気付くとビーコン精神病院の前で倒れていた。
ビーコン精神病院に入ると、そこには夥しい量の血痕と死体があった。病院内を探索し、地下通路に入る。エレベーターで上に向かうと、塔の前の庭に出る。そこにはレスリーが立っていた。レスリーはこれまでにない落ち着いた様子で、塔へ入っていく。後を追い塔に入ると、ルヴィクに襲われ異空間に飛ばされる。そこには大量のホーンテッド、サディスト、キーパーが現れる。すべてを撃破するとルヴィクの幻影が現れ、この悪夢の世界を作ったのは自分だと語る。さらに進むと、床が鏡張りの実験室に辿り着く。床から下を見ると、バスタブ装置に繋がれたセバスチャン自身の姿が確認できた。そこにキッドに追われているレスリーが「助けて」と言いながら入ってくる。セバスチャンはレスリーを庇い、キッドに銃を向ける。キッドはレスリーが何かを理解すれば、自分を止めることはないだろうと言う。セバスチャンはレスリーがルヴィクと関係していることに気付いているが、頭痛に襲われ話が続けられない。辺りは巨大な脳と脳幹が浮かぶ世界に変わっており、レスリーの前にルヴィクが現れる。ルヴィクがレスリーに触れると、レスリーは溶けて消えてしまう。巨大な脳が鳴き声を上げると辺りは崩壊を始め、セバスチャンは巨大な脳の世界に飛ばされてしまう。そこでセバスチャンは最後の敵アマルガム・コアと戦う。
アマルガム・コアを撃破すると、セバスチャンはバスタブ装置から目を覚ます。バスタブから出ると、バスタブが接続されている機関に気付く。それはルヴィクの脳と繋がっていた。セバスチャンは装置に浮かぶルヴィクの脳を破壊する。
再び意識は途切れ、セバスチャンはバスタブ装置から目を覚ます。周囲にあるバスタブ装置の中では、それぞれコネリー、ヒメネスが死んでいた。レスリーの名前が記されたプレートがあるバスタブは空になっていた。
セバスチャンは病院から出ようと扉に向かう。扉の前に来たところで外から警察の応援部隊が入ってくる。セバスチャンは出入り口付近に立つ。そこで、レスリーが病院の敷地外へ出て行こうとする後ろ姿を見たあと、頭痛に襲われる。頭痛が治まると、レスリーの姿も消えていた。
手記
「地下水路の新しい手記」
自由を手に入れた夢でも見ているのか?とセバスチャンを皮肉るような内容が書かれている。
セーブルーム
「セバスチャンの手記」
セバスチャンの内部監査記録。セバスチャンが独自に調査を続けていること、何らかの真相に近付こうとしていることから、監視されていることが分かる。問題を起こせば消えることになる、と忠告を受けている。
「尋ね人」
氏名不明の少女。
テープ
1本目
ルヴィク自身が研究に使われたことが語られる。切り刻まれ神経を千切られ肉をむしり取られた。
2本目
ルヴィクがヒメネスの裏切りに気付いた時には、手遅れだったと語っている。ルヴィクの体は奪われ、代わりに苦痛で満たされたという。
『サイコブレイク』のゲームシステム
『サイコブレイク』ではセバスチャンが様々な場所に転送される。ホーンテッドを倒すか、遣り過ごしながら真相を探り、ボスクリーチャーを倒していく。
操作
●左スティック
キャラクターの移動を行う。小さく倒すとゆっくり、大きく倒すと速く移動。押し込みで、ランタンの点灯、消灯をする。
●右スティック
視点を移動する。
アイテムメニュー画面を開く。アイテムの使用や武器の装備切り換え、十字ボタンのショートカットを設定できる。アイテム画面を開いている間も、周囲の敵は動いているので注意が必要。
●L1ボタン(LBボタン)
L1ボタン(LBボタン)を長押ししながら移動でダッシュができる。素早く移動できるがスタミナを消費する。敵の近くでダッシュすると気付かれる。
●R1ボタン(RBボタン)
R1ボタン(RBボタン)長押しでスニークができる。前屈みになり、足音を消して歩く。スニークしたまま敵の背後に寄るとスニークキルに移行できる。
●L2ボタン(左トリガー)
L2ボタン長押しで武器を構える。
●R2ボタン(右トリガー)
装備している武器を使用する。
●十字ボタン
ショートカットキーに設定したアイテムを装備できる。
●○ボタン(Aボタン)
ドア、戸棚、ロッカーなどを開ける、アイテムを拾うなどのアクションが行える。
●×ボタン(Bボタン)
マッチを使う。死体、藁束、オイル缶などを燃やせる。
●△ボタン(Yボタン)
近接攻撃をするほか、樽や木箱も壊せる。
●□ボタン(Xボタン)
装備している武器のリロードを行う。
戦闘の基本
探索していると出会すホーンテッドたちは呻き声を上げていることが多い。見つからないよう迂回して遣り過ごすことも可能。
●マッチ
死体が起き上がり襲ってくることがある。起き上がる前に燃やしてしまえば、戦う手間を省ける。オイル缶や、床に広がるオイルを燃やせば何体かのホーンテッドに引火させることが可能。
●スニークキル
スニークしたまま敵の背後に近寄り、敵の頭にナイフを突き刺し倒す方法。弾薬を節約できる。ホーンテッドにビンを投げ、怯ませてる場合、真正面からもスニークキルできる。
●頭、脚を狙って撃つ
ヘッドショットが決まれば一発で倒すことが出来る。脚を狙って撃つ場合は、転倒している間にマッチで燃やすといい。
●トラップを利用
ワイヤートラップ、虎鋏などを利用してダメージを与えることができる。
アップグレード
セーブルームにある椅子に座ると、セバスチャンを強化できる。強化するにはグリーンジェルが必要となる。
武器の強化、アイテムの所持数を増やす、セバスチャンの身体強化(スタミナを増やす等)ができる。
Related Articles関連記事
Ghostwire: Tokyo(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『Ghostwire: Tokyo』とは、2022年にベセスダ・ソフトワークスから発売されたアクションアドベンチャーゲーム。舞台は東京。実際の都市のランドマークや風景が再現されているが、ゲーム内では霧が発生して街はゴーストや怪異に満ちていて、普通の人々が突然消えてしまうという不気味な設定になっている。主人公の伊月暁人(いづきあきと)は謎の存在KKと共に、消えた人々を救うため、ゴーストや異形の存在と戦いながら、この不気味な東京をめぐる。
Read Article
『バイオハザード』を凌駕する恐怖を味わえる『サイコブレイク』!!三上真司プロデュース作品情報まとめ
『バイオハザード』シリーズを手掛けてきた三上真司氏が新たにプロデュースした、サバイバルホラーゲーム『サイコブレイク』の情報をまとめている。また、トレーラー映像や画像も多数掲載している。 『サイコブレイク』はクリムゾンシティの刑事・セバスチャンとその相棒のジョセフが謎の世界に迷い込むことから始まり、全15チャプターのストーリーが進行するにつれてなぜ2人がその世界に迷い込んだのかが明らかになっていく物語となっている。
Read Article
PsychoBreak(サイコブレイク)の攻略情報・Wiki・2ch・レビューまとめ!【サバイバルホラー】
「PsychoBreak(サイコブレイク)」の攻略情報などをまとめて紹介する。本作は「サバイバルホラーゲーム」であり、Microsoft Windows、PlayStation 3、PlayStation 4、Xbox 360向けに発売された。ストーリーは15のチャプターから成り立っており、主人公の男性刑事・セバスチャンやその相棒・ジョセフが凄惨な大量死亡事件の現場へ急行したことで、サバイバルホラーの世界に巻き込まれていく。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『サイコブレイク』の概要
- 『サイコブレイク』のあらすじ・ストーリー
- チャプター1 An Emergency Call
- 手記
- チャプター2 Remnants
- 手記
- 鏡を介したタティアナのいる病院(セーブルーム)への移動
- チャプター3 Claws of the Horde
- セーブルーム
- テープ
- チャプター4 The Patient
- 手記
- セーブルーム
- チャプター5 Inner Recesses
- 手記
- セーブルーム
- テープ
- チャプター6 Losing Grip on Ourselves
- 手記
- セーブルーム
- テープ
- チャプター7 The Keeper
- 手記
- セーブルーム
- テープ
- チャプター8 A Planted Seed Will Grow
- 手記
- セーブルーム
- テープ
- チャプター9 The Cruelest Intentions
- 手記
- セーブルーム
- テープ
- チャプター10 The Craftsman's Tools
- 手記
- セーブルーム
- テープ
- チャプター11 Reunion
- セーブルーム
- チャプター12 The Ride
- チャプター13 Casualties
- セーブルーム
- チャプター14 Ulterior Motives
- セーブルーム
- チャプター15 An Evil Within
- 手記
- セーブルーム
- テープ
- 『サイコブレイク』のゲームシステム
- 操作
- 戦闘の基本
- アップグレード
- 選べる難易度
- 『サイコブレイク』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- セバスチャン・カステヤノス
- ジョセフ・オダ
- ジュリ・キッドマン
- ビーコン精神病院関係者
- レスリー・ウィザース
- マルセロ・ヒメネス
- タティアナ・グティエレス
- ヴィクトリアーノ家
- ルベン・ヴィクトリアーノ(ルヴィク)
- ラウラ・ヴィクトリアーノ
- その他のキャラクター
- オスカー・コネリー
- バレリオ・ヒメネス
- ザ・アドミニストレイター
- リリー・カステヤノス
- マイラ・カステヤノス
- 『サイコブレイク』のクリーチャー
- ホーンテッド
- インプ
- オルターエゴ
- サディスト
- ラウラ
- ノイン&ツェーン
- センティネル
- キーパー
- トラウマ
- アマルガムα
- シーギョ
- アンノウン
- ヘレシー
- クウェル
- アマルガム・コア
- キャダバー
- ライトウーマン
- 『サイコブレイク』のアイテム
- マッチ
- 斧
- 女神像
- 松明
- ランタン
- 地図の断片
- 『サイコブレイク』の武器
- ハンドガン
- ショットガン
- スナイパーライフル
- マグナム
- アガニクロスボウ
- ハープーンボルト
- マイン・ボルト
- フラッシュ・ボルト
- フリーズ・ボルト
- ショック・ボルト
- 『サイコブレイク』の用語
- ビーコン精神病院
- STEM
- ホーンテッド
- メビウス
- 『サイコブレイク』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「サイコブレイク」中で起きていることはすべてルヴィクの脳内でのこと
- DLCで明かされるキッドマンの行動
- 続編『サイコブレイク2』で語られる娘の死の真相