メリア・エンシェント(ゼノブレイド)の徹底解説・考察まとめ

メリア・エンシェントとは、2010年に任天堂より発売されたゲーム『ゼノブレイド』の登場人物。ハイエンターという種族の王女で、いわゆる魔法使いポジションのキャラクターである。多くの不幸に見舞われても気丈に振舞い続ける、その芯の強さでプレイヤーの心を掴み『ゼノブレイド』の中でも屈指の人気を誇っている。

立太子するメリア

テレシア討伐という功績を収めたことで、父であるソレアンと腹違いの兄にあたる皇子カリアンから皇太子に推薦されるメリアだったが、ホムスとの混血であることを理由に、義母である光妃ユミア、宰相のロウランから支持率確保のための厳しい試練を課されてしまう。
メリアが試練中に急襲を受けて殺されてしまう未来視を見たシュルクは、カリアンにそのことを伝える。しかし、「試練中は他の人物が介入してはいけない」というきまりがあると断られてしまう。
ダンバンが自分たちは異種族であることから問題はないとカリアンをうまく言いくるめて加勢しにきたシュルク達が、ユミアが差し向けた暗殺者を撃退。
試練を乗り越えたメリアは、名実ともに皇太子の資格を得る。

父との死別

「モナドが高いところで黒のフェイスを叩き斬っている」という未来視を見たシュルクがソレアンに聞いたところ、同じく未来視を操る皇室所属の予言官、アルヴィースがその場所が監獄島であることを推測する。それを受けて監獄島に向かう一行だが、そこで「ソレアンが監獄島の頂上で黒のフェイスにより殺される」という未来視がある。急ぎ向かうが、すでに黒のフェイスに襲われていたソレアンは深手を負い、メリアの腕の中で「お前はハイエンターの希望だ」と言い残し息を引き取ってしまう。
王であるソレアンの死後は皇太子としてアカモートに残ろうとするメリアだが、カリアンに背中を押されシュルク達と旅立つことを決意する。

シュルクへの失恋

巨神と機神の争いが再び始まり、シュルク達は機械の体となったフィオルンと再会していた。ザンザの操る巨神とエギルの操る機神が戦うが、巨神に一太刀浴びさせエギルは力尽きる。その間に逃げ出そうとする一行だが、彼らにテレシア化したハイエンター達が襲いかかる。なんとテレシアの正体は、テレシア化する因子を埋め込まれていたハイエンターの民たちだった。
その場にはカリアンも駆けつけるも、ザンザの使徒だったロウランの手によりテレシア化してしまう。しかし、かろうじて理性を保っていたカリアンはロウランとディクソンに突っ込みフィオルン達を逃がす。
なんとかコロニー6に逃げてきたフィオルン達。テレシア化を免れた混血のハイエンターやノポン、マシーナ達も避難してきていた。
しかし今までザンザの依代となり、その力によって生かされてきたシュルクは意識を取り戻さないままだった。その傍らにはヴァネアが作ったモナドレプリカが置いてある。
メリアはフィオルンの機械の体の限界が近いことを悟り戦うことを止めるが、フィオルンはシュルクのために最後まで戦うという。シュルクに密かな恋心を抱いていたメリアだったが、これまでひたむきに互いを想って戦いに身を投じてきた2人の間に入り込む余地はないとして、シュルクを諦めることを決意する。

メリア・エンシェントの関連人物・キャラクター

シュルク

CV:浅沼晋太郎
『ゼノブレイド』の主人公。コロニー9の防衛隊兵器開発局に所属し、謎の剣モナドを研究する素直で温厚なホムス族の青年。マグナ原生林で倒れていたフィオルンを発見し、未来視で彼女が必要となる未来を見ていたことから仲間になることを提案する。
メリア自身は表向きホムスとの交流を断っているハイエンターという種族の抱える事情もあり、初めは皇女としての素性を隠して接していた。
しかし共に旅を続けながらテレシアを巡る戦いや自身の皇位継承の儀式を巡る陰謀を通じ、シュルクをひとりの男性として意識し、密かに恋心を抱くようになる。
しかし、シュルクが常にフィオルンのことを想う姿や、フィオルンも自らの命を省みずにシュルクを守ろうとする姿を見て、自身が2人の間に割って入る余地が無いことを悟って身を引いた。

フィオルン

CV:中尾衣里
『ゼノブレイド』のヒロイン。シュルクやラインの幼馴染の少女で、ダンバンの妹。元は普通のホムス族の少女だったが、メリアとは機神メイナスの依代としてマシーナに改造されてからの姿で出会っている。
フィオルンの存在を知ってもなおシュルクを想っていたメリアだが、終盤にメイナスが死亡し、自分も2度目の死を待つばかりとなってしまったというのにシュルクの身だけを案じ、自身が倒れた後はメリアにシュルクを託す、とまで言い切るフィオルンの姿を見たメリアは、自身の恋が実ることはないと気づく。

ダンバン

CV:堀川りょう
モナドを操り、機神兵の襲撃からコロニーを守り抜いたホムスの英雄。フィオルンの実兄で、シュルクやラインにとっても兄のような存在。
シュルクやフィオルンとはまた違う影を背負って生きるメリアを静かに見守る。メリアとはモフモフの動物好きという共通点があり、リキから怯えられている。

ファンのX(旧:Twitter)ではこんな微笑ましいお遊びもポストされていた。

リキ

CV:甲斐田ゆき
モフモフで丸い体が特徴の商業民族、ノポン族の男性。かわいらしい見た目をしているが、実は年齢は40歳で11人の子持ち。
全く弱音を吐こうとしないメリアを慮り、あえてわがままを言って休憩・休息を取らせるように仕向けている節も窺える。古風な家庭観を持っているため、親元を離れて旅に出ているメリアには気を使っている様子。そしてモフモフの生き物を愛するメリアも、普段とは違う様子でリキを甘やかし、「よくできまちたね~」など、普段からは想像もできないような赤ちゃん言葉を使ったりして接している。

メリア・エンシェントの名言・名セリフ/名シーン・名場面

シュルクに告白するメリア

chiaki99
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@chiaki99

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