組屋鞣造（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ
組屋鞣造（くみや じゅうぞう）とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』の登場人物。呪術を悪用し、世の理を乱す呪詛師という人間の一人である。
術式が使用できるかどうかは不明であるが、呪具作りにおいては秀でた才能を持っている。しかしその呪具を作るための素材に人間の体を使用するなどクレイジーな部分があり、呪具作り素材確保のために人を殺すことに躊躇いがない。五条悟という最高の素材を手に入れるためだけに偽夏油らに協力して、姉妹校交流会中の呪術高専東京校を襲撃後、五条らに捕らえられた。
組屋鞣造のプロフィール・人物像
性別：男
所属：偽夏油一派
能力：呪具作り
作品：持ち手が人間の手になっている剣、竜骨
最速！キャラクター人気投票：未登場のため順位なし
第1回キャラクター人気投票：第65位（46票 / 163,066票）
第2回キャラクター人気投票：第71位（9票 / 97,860票）
CV：稲田徹
組屋鞣造（くみや じゅうぞう）とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』の登場人物。呪術を悪用し、世の理を乱す呪詛師という人間の一人である。
スキンヘッドで、目の周辺だけ黒く塗りつぶしているのが特徴。ガタイが良い男性であり、上半身裸で黒いエプロンをつけている。武器は片手で振り回せるぐらいの大きさの斧。
術式が使用できるかどうかは不明であるが、呪具作りにおいては秀でた才能を持っている。所在地は不明だが、自身の工房（アトリエ）を持っており、呪具作りの道具や今まで作成した呪具などを置いているようだ。呪術高専2年であり呪具使いでもある禪院真希（ぜんいん まき）は、自身の戦力を増強するために、天元（てんげん）に組屋の工房の場所を尋ねており、組屋の制作した呪具が界隈では一定の評価を得ていることがうかがえる。
しかしその呪具を作るための素材に人間の体を使用するなどクレイジーな部分があり、呪具作りの素材確保のために人を殺すことに躊躇いがない。現代最強の呪術師・五条悟（ごじょう さとる）という最高の素材を手に入れる、それだけのために偽夏油（にせげとう）／加茂憲倫（かも のりとし）／羂索（けんじゃく）に協力した。なお、組屋が交渉を行った相手は呪詛師であり、呪いの王・両面宿儺（りょうめんすくな）の忠実な下僕である裏梅（うらうめ）が行ったようである。姉妹校交流会中の呪術高専東京校を襲撃後、五条らに捕らえられた。
人以外の素材でも呪具作りはするようであるが、本編では人の体を素材にすることに強くこだわっているように描かれている。その職人としてのこだわりから暴走することが多いのか、偽夏油からは「最後まで作戦行動のとれる人間じゃない。今後邪魔になる。」と見捨てられることになる。
呪詛師である重面春太（しげも はるた）ともともと面識があったかどうかは不明であるが、重面からは「鞣造」と名前で呼ばれており、また重面に「持ち手が人間の手になっている剣」を作ってやるなどをしている。そのことからそれなりに親しい仲であることはうかがえるが、重面は組屋が五条らに捕まってもお構いなしに逃げており、ビジネスライク的な関係だったと思われる。
組屋鞣造の呪術・能力
結界術：帳（とばり）
結界術の一つ、" 帳 " 。術師が「闇より出てて闇より黒く その汚れを禊ぎ祓え」という言霊を発し、対象を覆うように黒い幕のようなものが降りる結界術である。呪術師が任務を行う際に、現場周辺を非術師から隠すために多くは用いられる。その場合補助監督が使用することがほとんど。
組屋鞣造は姉妹校交流会編で呪術高専東京校に侵入した際に「 " 五条悟 " の侵入を拒む代わりに、その他 " 全ての者 " が出入り可能」を降ろした。しかしこの " 帳 " は「嘱託式」と呼ばれるものであり、術師の技量で張る " 帳 " とは異なる。条件など " 帳 " に必要な情報を書き込んだ呪符を巻いた楔に呪力を篭めて、言霊を唱えれば発動するような仕組みなのだ。組屋は楔に呪力を篭めて言霊を唱えただけなので、組屋の能力に含めていいかは少し微妙なところである。
呪具作り
組屋鞣造の能力は呪具造りである。材料は人間の皮や骨を使用し、目の前の人間を呪具造りの材料としか見ていない。人以外の素材を使用することもあることはある。
楽巌寺嘉伸（がくがんじ よしのぶ）と庵歌姫（いおり うたひめ）と対峙した時は、離脱しようとした歌姫を見て、「ジジィのスカスカの骨とシワッシワの皮じゃなんも作れねーよ！！」と叫んでおり、使用する素材には一定のこだわりを持っている。自身の工房（アトリエ）を持っており、作り上げられた呪具の性能、効力など呪具作りのセンスは業界でも一目置かれているようだ。
持ち手が人間の手になっている剣
組屋鞣造の呪具作品「持ち手が人間の手になっている剣」。使用者は呪詛師の重面春太。
重面曰く、「オマエは非力だから刀からも握ってもらえ」ということで組屋が造ってくれたらしい。もちろんこの持ち手の部分の人間の手の素材は生身の人間である。細身だが男性である重面の手と同じぐらいの大きさがあり、しっかり握れていることから素材になった人間は男性と思われる。
呪具としての名称も性能・効力も明らかにはなっていないが、渋谷事変では持ち手の部分の手が地面や壁を這い、動き回る不気味な光景が描かれている。一時は重面の術式で剣が動いていると思われたが、重面の術式は「奇跡を貯める」というものであり術式は一人一つしか使えないため、この剣は呪力を篭めることで術師の思い通りに動かせることができるという仕様だと考えられる。
なお、姉妹校交流会の時は刃の先端部分に二つの穴のような輪があったが、渋谷事変の時はその輪が消えている。これは " 刃の取替が可能で呪具化する " という設定になっているからであるが、その設定は作者・芥見下々が「輪っかを描くのがしんどくなった」という理由で後付したものだと『呪術廻戦 公式ファンブック』に記載されている。
竜骨（りゅうこつ）
組屋鞣造の呪具作品「竜骨」。使用者は呪術高専東京校の2年生・禪院真希。渋谷事変収束後、今度は「死滅回遊（しめつかいゆう）」平定のために動き出した真希が組屋の工房（アトリエ）から持ち出したとされている。組屋の工房の場所は天元に教えてもらった。
竜骨は組屋の最高傑作と言われる呪具である。刃で受けた衝撃を呪力として自らに溜め込み、使用者の意図に沿って溜め込んだ呪力を峰から噴出することが可能である。峰には呪力を噴出する噴射口がついており、刀身には禍々しい黒い模様が描かれている。
真希が自身の戦力増強のために京都の禪院本家に帰還する際に持っていった。禪院家所有の呪具を漁ろうと忌庫へ向かうが、そこで待っていた実父・禪院扇（ぜんいん おうぎ）と戦闘になる。呪具・竜骨の能力を扇に知られていないというアドバンテージを活かして扇を倒そうとするが、扇のほうが一枚上手であり真希は重症を負った。その後真希が禪院家の人間を皆殺しにする際にも使用されている。
組屋鞣造の来歴・活躍
初登場・第43話「京都姉妹校交流会―団体戦10―」
呪術高専に潜入した組屋鞣造（左）と特級呪霊・真人（右）。
組屋鞣造が登場したのは、原作漫画第43話「京都姉妹校交流会―団体戦10―」、TVアニメでは第18話「賢者」である。
呪術高専東京校と京都校で毎年行われる定例行事・姉妹校交流会。この行事は東京校と京都校の学長が提案した勝負方法を一日ずつ、二日間かけれ行われる。しかしそれは建前で実際は一日目は団体戦、二日目は個人戦というのが毎年のことであった。両校で「殺す以外なら何をしてもいい呪術合戦」を行い、交流を深め、同時に互いを高め合うのだ。
一日目の団体戦では、区画に放たれた二級呪霊をどちらが早く祓除できるかという「チキチキ呪霊討伐猛レース」が行われた。二級呪霊以外にも下級呪霊が多数放たれており、日没までに二級呪霊を祓えなかった場合は、どちらがより多くの呪霊を祓ったかどうかで勝敗を決める。東京校と京都校の生徒達はそれぞれ作戦を立て敷地内に展開。各々潜んだり、相手校と交戦したりと動いていた。しかし突如として敷地内の呪霊が何者かによって一斉に祓われ、事態は急変する。
団体戦に人々の森への恐れから生まれた特級呪霊・花御（はなみ）が乱入。それに乗じて、呪詛師の組屋鞣造、重面春太、人が人を恐れる心から生まれた特級呪霊・真人（まひと）が呪術高専に侵入した。組屋は五条悟という最高の素材があると言われて、偽夏油／加茂憲倫／羂索らに協力しており、五条を殺した後に作るハンガーラックを想像してほくそ笑むのだった。
花御が暴れだした音を遠くに聞きながら、組屋は「嘱託式」の " 帳 " を降ろす。それは「 " 五条悟 " の侵入を拒む代わりに、その他 " 全ての者 " が出入り可能」な " 帳 " だった。
学生達の危機を察して五条、京都校学長の楽巌寺嘉伸、京都校の教師・庵歌姫が " 帳 " に入ろうとしたが、五条は弾かれてしまう。 特定の個人に作用する結界を張るということは難しく、それだけで相当の腕を持った呪詛師が来ていることがわかる。歌姫はその事実に緊張の色を浮かべた。
五条の判断により歌姫と楽巌寺が先行して " 帳 " に入る。するとそこに現れたのが組屋だった。組屋は " 帳 " に付与された条件を知らなかったようであり、入ってきたメンバーの中に五条がいないのを見ると、「五条悟いねぇじゃん」と怒りを顕にした。組屋を見た楽巌寺は、組屋の実力を「中々にできる」と推察。学生の保護を優先させるために、歌姫を先に行かせることにし、自身は組屋との戦闘に入った。
組屋は楽巌寺のような老人では良いものが作れないから、せめて若い女性である歌姫と戦わせろと叫ぶ。「ジジィのスカスカの骨とシワッシワの皮じゃなんも作れね―よ！！」ということらしい。しかし楽巌寺はその言葉に対し、「スカスカかどうかは儂を殺して確かめろ」とエレキギターを構えるのだった。
楽巌寺は自身でエレキギターを演奏し、それによって生じた旋律を呪力に変えて撃ち出すという術式（術式名称は不明）を使う。組屋は放たれる旋律を自身の武器、片手斧で交わしながら楽巌寺の実力を分析した。楽巌寺の呪術師等級は不明であるが、京都校の学長をしていることや1級呪術師達を取りまとめている様子から、楽巌寺本人も1級相当の実力があると思われる。この時の楽巌寺が本気であったかはわからないが、組屋はそんな楽巌寺と対等に渡り合い術師としての実力を示す。そして楽巌寺の実力がわかり、「何も作れない」という前言から思い改めて、「財布を作ろう。加齢臭たっぷりのな」と言い放った。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・七海建人 vs. 真人」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁・七海建人 vs. 真人」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。主人公である虎杖、ベテラン術師である七海の両名と凶悪な呪霊である真人との間に最初の因縁が生まれた戦いである。 映画館で呪霊による死者が発生し、虎杖は七海と共にこの調査に赴く。その犯人は真人という強大な呪霊で、なぜか吉野順平という学生と行動を共にしていた。真人を追う七海から順平のことを調べるよう命じられた虎杖は、彼に接触して次第に友人になっていく。
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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. 漏瑚」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「五条悟 vs. 漏瑚」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。漏瑚の高い実力と、それを遥かに上回る五条の恐るべき強さが明らかになった戦いである。 人類殲滅を掲げる自然呪霊の1員たる漏瑚は、協力者である羂索の誘いに乗って“最強の術師”の異名を持つ五条悟を自ら討ち取ろうとする。五条はこれを迎え撃ち、そのすさまじい力を見た上で「弱い」と断言。わざわざ教え子の虎杖悠仁を連れ出して見学させつつ、漏瑚に圧倒的な実力の差を見せつける。
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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. ミゲル」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「五条悟 vs. ミゲル」とは、強大な呪霊と化した幼馴染に憑かれた少年の成長と活躍を描いた『呪術廻戦 0（東京都立呪術高等専門学校）』で繰り広げられた戦いの1つ。ぽっと出の外人キャラクターが“最強の術師”を相手にひたすら圧倒されて振り回されるという内容だが、五条の恐るべき実力が明らかになるに従い注目度が劇的に上がっていった。 「術師の楽園を作る」と語る夏油傑を気に入ったミゲルは、彼のために教え子たちの下へと急ぐ五条の足止めを買って出る。“最強の術師”を相手に、ミゲルの決死の奮闘が始まる。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語の序盤で主人公の虎杖たちが直面した絶体絶命の窮地であり、事前に「3人の内の1人が死亡」という説明があったことで緊迫感ある展開となった。 少年院に強力な呪霊が発生し、緊急事態として虎杖ら3人が生存者の避難誘導を命じられる。虎杖は「いざとなれば自分の内の宿儺の力を使おう」と安易に考えていたが、事態は連鎖的加速的に悪化していく。
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呪術廻戦の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ
『呪術廻戦』とは、若き呪術師たちの戦いと成長の日々を描いた、芥見下々による漫画作品。 最強最悪の呪霊両面宿儺をその身に宿してしまった高校生虎杖悠仁。両面宿儺の力を御するため、虎杖は呪術師を目指して呪術高等専門学校に通い始める。 作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目の度合いも上がっていき、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。呪いという人間の感情に直結するものを扱うため、時に生々しく、時に華々しく、時に人間の弱さを残酷に突きつける名言が数多く登場する。
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呪術廻戦の歴代OP・ED主題歌・挿入歌・サウンドトラックまとめ
『呪術廻戦』（じゅじゅつかいせん）とは、芥見下々によるダークファンタジーバトル漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。この記事では、『呪術廻戦』を彩るオープニング・エンディング主題歌、挿入歌、そして本作の前日譚である『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌を紹介していく。
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呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ
禪院家（ぜんいんけ）とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。術式至上主義であり、術式を持たない者は血族であっても落伍者として蔑まれる。また男尊女卑の思想も強く残っており、長く続くがゆえに古き因習に囚われている。 『呪術廻戦』では禪院家出身のキャラクターが多く登場するが、人間性を疑いたくなるような人物も多く、読者の中では「禪院家は『クズ』の集団」という認知が進んでいる。
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