聖龍伝説 LEGEND of St. DRAGON（ドラマ）のネタバレ解説・考察まとめ

張（チャン）／幻龍三鬼神・流法（げんりゅうさんきじん・りゅうほう）（演：鶴田忍）

表向きでは中華料理店「慶珠酒家」の料理長・張（チャン）で、麗一の父親代わりとして彼を「麗一ぼっちゃん」と呼んでいた。しかし実際は王から送られた刺客で、小夜子と麗一を密かに監視していた。相手の首筋に秘孔を突き鈴の音色で操る「幻龍傀儡（くぐつ）拳」が必殺技。傀儡拳を使い明和高校内外の者を次々と操り幻龍拳の任務として聖羅の水晶を奪った後、麗一との一対一の対決をする。ただ戦いから離れた穏やかな日々をくれた小夜子と麗一に危害を加えようと思わず、麗一との戦いではわざと敗北する。そして、麗一へ感謝の意と王と戦う際の心構えを伝えて息を引き取る。

聖大老師（せいたいろうし）、幻龍三鬼神・老鬼（げんりゅうさんきじん・ろうき）（演：片岡鶴太郎）

編み笠を被り金剛杖を持つ修行僧姿の男で、勇次亡き後に聖羅の師匠的存在として幻龍拳の刺客攻略への術を教える。その実体は「幻龍拳で最強かつ最後の砦」である幻龍拳三鬼神・老鬼で、幻龍拳により滅亡した和道拳の生き残りだった。気力を用いた金剛杖が主な攻防で、杖からの光や気弾の老鬼・飛龍拳を放つ。藍羅に娘レナ（小説版の名前はレイナ）を人質にとられ、幻龍拳というよりも藍羅に従っていた。藍羅の命令で、聖羅を守護する一方で彼女が所持する水晶と母親・聖華を狙う。聖羅に老鬼としての正体を明かし、聖羅との戦いにおいて水晶と引き換えに自らの片腕を失い、杖での攻撃も見切られた。聖羅の聖龍風神掌と老鬼飛龍拳の撃ち合いにて互いに吹き飛ばされた後、藍羅に用済みと判断され背後から刺されたうえ、藍羅から娘レナが殺害済みだと告げられる。聖羅に娘の仇を取ってくれるよう伝えて、金剛杖を託してその場で息を引き取る。

レナ（演：子役（役者不明））

老鬼の娘だが、藍羅により既に殺害されていた。

幻龍四天王・百舌（げんりゅうしてんのう・もず／演：又野誠治）

冴木聖羅が初めに戦った幻龍拳幹部で、明和高校の用務員として忍び込む。かぎ爪を武器として、聖羅に敗北し聖龍拳の秘密を話そうとした幻龍拳の刺客・水沢のとどめを刺した。また高速移動による残像や腕を6本に増やす「幻龍六手拳」で聖羅を惑わすが、修行を積んだ聖羅により見破られ「聖龍両斬脚」を受けて敗北する。不意打ちを仕掛けようとかぎ爪を飛ばす技「飛翔斬」を放つが、それも聖羅に見破られて体に爪を貫かれて絶命。

幻龍四天王・静珍（げんりゅうしてんのう・せいちん／演：上杉祥三）

聖羅が戦う四天王の2人目、吸血鬼に似た黒マントを着用し「幻龍拳最強の使い手」という異名を持つ。手を鎌の様な構えで使う「幻龍蟷螂拳」（本作品は「カマキリ拳」、小説版では「とうろう拳」という読み）での素早い攻撃や組技を駆使した攻防も行う。修行を積んだ聖羅により「鎌は引く時しか切れない」事を見抜かれ蟷螂拳を見破られた際は、マントや腕に隠していた暗器での「幻龍拳奥義・裏蟷螂拳」を使い聖羅を圧倒した。同じく幻龍四天王の一人で息子のフリをさせていた安珍へ聖羅へのとどめを命じるが、水晶の探索を重視する安珍の裏切りに遭い炎にまかれて絶命した。

幻龍四天王・安珍（げんりゅうしてんのう・あんちん）（演：荻野嘉一郎／声：佐藤正治）

少年の姿をした幻龍拳四天王で静珍と親子を偽り聖羅に接近する。その実体は「静珍よりずっと年下」と言い切る程に幻龍拳最年長の四天王で、8歳時に成長が止まっており少年の姿で周りの警戒心を解いては暗殺を繰り返して来た。水晶の探索で目的の手段を選ばず、状況判断により静珍を殺害した。回転しつつ地中へ潜り移動し、地中より正拳突きで飛び出す「幻龍地雷拳」が必殺技で聖羅を圧倒する。「幻龍地雷拳」に対し、聖羅に「噴水（地中から正拳突きをする姿）は頂点でエネルギーがゼロになる」と見抜かれ、「地雷拳」時の跳躍からの気功派を受けて敗北する。その直後に自ら操られていたと偽り命乞いをするが、爆弾を使い聖羅を巻き込んで自爆しようとするも失敗し一人爆死する。

幻龍四天王・翔影（げんりゅうしてんのう・しょうえい／演：シンシア・ラスター）

三鬼神・雷神の妹で残忍で冷酷な性格、鞭で動きを封じてナイフを使いとどめを刺す「幻龍自縛拳」が必殺技。華蓮に聖羅の母親のフリをさせて水晶の在処を聞こうとするが失敗、華蓮を処刑しようとしたところへ現れた聖羅と対決。聖羅へ鞭を使っての自縛拳を仕掛けるが、片腕の関節を外し脱出した聖羅により、顔面の筋肉や神経を切断される壮絶な最後を遂げる。

水沢先生（みずさわせんせい／演：川平慈英）

明和学園の代行教師で聖羅達の担任も務めるが、正体は幻龍拳の刺客で教師・水沢を装い聖羅に近づいていた。勇次・聖羅親子の隠れ家を見つけ出し勇次を殺害するが、怒りにより潜在能力を引き出した聖羅が放った気孔波で敗北した。その後、用済みとして幻龍四天王・百舌により始末される。実際の水沢先生は赴任前に既に殺害され、聖羅と対決した刺客の名前は不明。

ヤン（演：斎藤陽子）

聖羅を追い込もうと四天王・静珍や安珍らと家族を装うが、聖大老師に倒された。

開元（かいげん）、麻生（あそう）（演：沢向要士）

四天王・安珍に従い、佐織を利用しようと麻生という名で近づく。佐織を人質に取り聖羅を脅迫したところへ、麗一と大作が乱入し戦いへと展開する。戦いは優位な状態となるも、聖大老師が加勢し倒された。

栄進（えいしん／演：マイケル富岡）

三鬼神・流法に仕えるが、学校で起きた亡霊騒ぎの生贄として流法により殺害される。

慈音（じおん／演：三條美紀）

三鬼神・流法に仕える霊媒師の女性で、学校で亡霊騒ぎを起こしたうえ、聖羅へ亡霊の幻影を見せて動揺させる。また両手に持つトンファーが得意武器。鳥居に潰され死亡を装いスキンヘッドの仮面を被り流法を名乗り聖羅に襲撃するが、聖羅による聖龍風神掌で敗北。