
『進ぬ!電波少年』とは日本テレビ系列で1998年から2002年まで放送されたバラエティ番組である。前作『進め!電波少年』につづく、電波少年シリーズ第2弾の番組である。番組MCは前作から松本明子が引き続き起用された。前作MCだった松村邦洋は、番組内容などからMCを外れ、朋友のチューヤンや、女優の室井滋がMCとして起用された。番組コンセプトやスタッフは前作同様で、内容は前作で好評だったヒッチハイクシリーズの第3弾や、体当たり合宿方式の企画が実施された。前作で好評だったアポなし突撃は行われなかった。
田中直人

田中直人
構成。
都築浩(つづきひろし)

都築浩(つづき ひろし)
構成。
鮫肌文殊(さめはだもんじゅ)

鮫肌文殊(さめはだもんじゅ)
構成。
三俣麻弥
構成。
『進ぬ!電波少年』の企画
伊藤高史 ハリウッドスターへの道

伊藤高史(いとうたかし)
ハリウッドスターへの道は朋友の「アフリカ・ヨーロッパ大陸縦断ヒッチハイク」後、企画されたものである。企画内容は俳優志望だった朋友の伊藤高史が、ハリウッド映画でセリフ付きの役をもらうことを目指したものである。伊藤はハリウッドスターを目指し渡米したが、ハリウッドの俳優にはさまざまな厳しい条件があるため、断念することになった。
番組スタッフは企画をあきらめきれず、何度も伊藤に企画参加を打診するも断られ、企画を断念することになった。
電波少年的ハルマゲドン

リタイアしたポプラ並木。
1997年7月に世界が滅びるという、ハルマゲドンが起こる前にお笑いを残すため、シェルターを地中に埋めるための穴を掘る、という企画である。挑戦したのはお笑いコンビ、ポプラ並木。穴を掘っている最中の生活費は自給自足。お笑い文化を残すために奮闘したポプラ並木だったが、そのつらさから脱走してしまう。最後は、リタイアを申し出て、企画は終了してしまう。
電波少年的ハルマゲドン2

最後のキスシーン
ハルマゲドンで世界が滅びる前に、お笑いより種を残す必要がある。種を存続させるために、見知らぬ男女がシェルターに入るための穴を掘る、という企画である。
挑戦したのは蛭子直和(ひるこなおかず)と真中瞳(まなかひとみ)の2人。途中から前作をリタイアしたポプラ並木も加わり、見事シェルターの穴を掘り終える。最後にシェルターに入るかどうかの確認が行われたが、2人ともシェルターに入る意思はなく、最後にキスをして企画が終了する。
電波少年的浪花恋しぐれ
上方落語の初代桂春団治の破天荒な生き方をモチーフにした演歌「浪花恋しぐれ」を電波少年的に解釈した企画である。
挑戦したのは当時、俳優の三原麻衣子(みはらまいこ)と若手芸人の原田慎治(はらだしんじ クールズ)の2人。クールズが単独ライブをするための資金を三原が内職をしながら、100万円をめざす企画である。企画開始後、110キロあった三原のダイエットも並行して行われた。1キロ減量するごとに1万円が支給される、というものであった。三原は急激なダイエットでドクターストップがかかってしまった。最後に原田がカジノに挑戦し、見事100万円を獲得し、ゴールを達成する。
電波少年的超能力生活
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進め!電波少年のネタバレ解説・考察まとめ
『進め!電波少年』とは、1992年から1998年まで日本テレビ系列で放送されたバラエティ番組である。出演者はMCの松村邦洋と松本明子の2人。スタジオではセットを組まず、クロマキー合成を用い、出演者の顔が横に伸びるなどの斬新な手法がとられた。番組内容は無名タレントを起用した体験取材で構成されている。主なものは、日本や海外の政治家や著名人などにアポなしで突撃する、「アポなしロケ」や、海外を貧乏旅行する「ヒッチハイク」などである。斬新な内容から高視聴率もたびたび獲得した、伝説のバラエティ番組である。
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進め!電波少年シリーズの出演者たちの”その後”をまとめてみた!引退した人も
1992年から1998年にかけて人気を博した日本テレビのバラエティ番組『進め!電波少年』。有吉弘行や真中瞳(東風万智子)、なすびなど、たくさんの芸人が登場し、過酷な企画をこなす様子が話題を集めていた。番組に主に出演していたメンバーは番組終了後にどうなったのか、何をしているのか?この記事では出演者達の気になるその後をまとめてみた。
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目次 - Contents
- 『進ぬ!電波少年』の概要
- 『進ぬ!電波少年』の歴史
- 番組スタート
- リニューアル後の初めての企画 なすびの「電波少年的懸賞生活」スタート
- なすびの「電波少年的懸賞生活IN KOREA」がスタート
- ヒッチハイク三部作完結編「アフリカ・ヨーロッパ大陸縦断ヒッチハイク」がスタート
- 1年6カ月に及ぶスワンの旅へつながるRマニアの「電波少年的無人島脱出」がスタート
- 電波少年的スワンの旅
- 電波少年的スワンの旅Ⅱ
- 電波少年的スワンの旅 in The World
- 坂本ちゃんが東大合格を目指す 「電波少年的東大一直線」
- 坂本ちゃんが大学合格を目指す「電波少年的どこでもいいから一直線」
- 『進ぬ!電波少年』で華原朋美、松本人志が企画に挑戦
- 華原朋美の全米デビューへの道
- 電波少年的松本人志のアメリカ人を笑わしに行こう
- カウントダウンフライング事件
- 2000年になって初めての企画「電波少年的箱男」
- 当時無名だった森三中・黒沢かずこ、いとうあさこが参加していた「電波少年的15少女漂流記」
- 『進ぬ!電波少年』の最終回
- 『進ぬ!電波少年』のメンバー・出演者
- MC
- 松本明子(まつもとあきこ)
- チューヤン
- 室井滋(むろいしげる)
- 出演者
- 朋友(ぱんやお)
- 坂本ちゃん(さかもとちゃん)
- 唐木恵子(からきけいこ)(現:春野恵子(はるのけいこ))
- なすび
- 真中瞳(まなかひとみ)(現:東風万智子(こちまちこ))
- Rマニア(ろっこつまにあ)
- 矢部太郎(やべたろう)
- 川元文太(かわもとぶんた)
- 黒沢かずこ(くろさわかずこ)
- いとうあさこ
- ナレーター
- 木村匡也(きむらきょうや)
- 大神いずみ(おおがみいずみ)
- スタッフ
- 土屋敏男(つちやとしお)
- 吉田真(よしだまこと)
- 鈴木雅人(すずきまさと)
- 長濱薫(ながはまかおる)
- 池田秀一
- 西出康成
- 〆谷浩斗(しめたにひろと)
- 香川春太郎
- 飯島冬貴
- 高谷和男(たかやかずお)
- 川邊昭宏(かわなべあきひろ)
- 古立善之(ふるたちよしゆき)
- 松橋晃弘
- 近藤祐治郎
- 中野俊成(なかのとしなり)
- 海老克哉
- 小山薫堂(こやまくんどう)
- そーたに
- 田中直人
- 都築浩(つづきひろし)
- 鮫肌文殊(さめはだもんじゅ)
- 三俣麻弥
- 『進ぬ!電波少年』の企画
- 伊藤高史 ハリウッドスターへの道
- 電波少年的ハルマゲドン
- 電波少年的ハルマゲドン2
- 電波少年的浪花恋しぐれ
- 電波少年的超能力生活
- 電波少年的地球防衛軍
- 世界名作文学シリーズ
- 電波少年的80日間世界一周
- 箱&ハコ 応援歌を捧げる旅
- 電波少年的愛する二人別れる二人(やらせなし)
- 電波少年的○○人を笑わしに行こう
- アフリカ人を笑わしに行こう
- モンゴル人を笑わしに行こう
- 韓国人を笑わしに行こう
- コイサンマンを笑わしに行こう
- 15カ国少女漂流記
- チューヤン、クビを掛けた巨人応援企画
- 電波少年的アンコールワットへの道の舗装
- 電波少年的ペナントレース
- 電波少年的放送局
- 電波少年的インターポール
- 電波少年的巨乳ジャンケン
- 電波少年的人は占いを信じて旅をすると幸せになれるのか?
- 電波少年的飛んでイスタンブール
- 電波少年的模倣犯
- 『進ぬ!電波少年』の用語
- Tプロデューサー(T部長)
- 『進ぬ!電波少年』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 朋友「道がねえんだよ」
- Tプロデューサー「じゃ、俺がおごってやるから乗ってけよ」
- Tプロデューサー「お前の野望は果てしないな!」
- なすび「電波少年的懸賞生活」 初めての当選
- なすび「電波少年的懸賞生活」当選の舞
- なすび「電波少年的懸賞生活」100万円達成
- なすび「電波少年的懸賞生活」のゴール
- 朋友「脱水で失神した伊藤」
- 朋友「5日ぶりの食事」
- 朋友「アフリカ・ヨーロッパ大陸縦断ヒッチハイク」のゴール
- Rマニア「スワンの旅の始まり」
- Rマニア「スワンの旅仙台へ」
- Rマニア「スワンの旅インドネシアへ」
- 川元「初めて人に感謝を表した瞬間」
- 坂本ちゃん「日大に合格した瞬間」
- 『進ぬ!電波少年』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『進め!電波少年』から『進ぬ!電波少年』へ番組タイトルが変わった理由はおふざけ
- 「アフリカ・ヨーロッパ大陸縦断ヒッチハイク」で伊藤より先に倒れていたラクダ
- 「電波少年的東大一直線」で勉強部屋から2度脱出していた坂本ちゃんとケイコ先生
- 「15少女漂流記」 が助けを求めたのは海賊
- 「15少女漂流記」でCカップからFカップになったいとうあさこ
- 番組のトラウマでユーロビートが聞けなくなった黒沢かずこ
- 『進ぬ!電波少年』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):BEYOND(ビヨンド)「THE WALL(長城)」
- スワンの旅応援歌:内田有紀「楽園」
- ED(エンディング):Laputa「揺れながら…」
- ED(エンディング):VINYL「20世紀のマスタード」
- ED(エンディング):AKIRA「My Debut Song」
- ED(エンディング):FANATIC◇CRISIS「Rainy merry-go-round」
- ED(エンディング):media youth「キミの未来」
- ED(エンディング): GiRL「Dream Forever」
- ED(エンディング):SEX MACHINEGUNS「HANABI-la 大回転」
- 「アフリカ・ヨーロッパ大陸縦断ヒッチハイク」応援歌:久保田利伸「AHHHHH!」
- 「電波少年的全米デビューへの道」全米デビュー曲:華原朋美「Never Say Never」(ネヴァー・セイ・ネヴァー)
- 「電波少年的○○人を笑わしに行こう」応援歌:TM NETWORK「CASTLE IN THE CLOUDS」
- 「電波少年的箱男」幻の応援歌:山﨑ハコ「希望」