諸星あたる（うる星やつら）の徹底解説・考察まとめ (5/9)

諸星あたる（うる星やつら）の徹底解説・考察まとめ

2025.02.12

諸星あたるとは漫画『うる星やつら』の主人公である。友引高校に通う男子高校生であり、クラスメイトの三宅しのぶと付き合っていた。ある日、地球を侵略しに来た女型宇宙人のラムと地球の命運を賭けた鬼ごっこをする事となり、これに勝利する。その際に勘違いからラムに惚れられ、彼女やそれを取り巻く個性的な人々と共に騒がしい日常劇を展開。ラムに言い寄られる一方、生来の浮気性で多くの女性を口説きまくり、怒ったラムから電撃を喰らっていた。最後はラムと喧嘩しながらも、本心では互いを想い合う温かい関係を築き上げた。

宇宙人

海王星に住む雪女達の女王。かつて惑星中学校に通い、ラムとは同級生であり親友でもある。中学時代は慕たかで、ラムや弁天の悪戯を裏で操りつつ、責任は全て彼女達に押し付けていた。大人になってからは商売気質となり、あらゆる商品を作っては他の宇宙人に売っている。

ラムは諸星の部屋の襖を勝手に海王星へのワープ通路にしてしまう。この時諸星は風邪で寝込んでいたが、襖から大雪が雪崩れ込んで来た事でワープ通路に気付く。そこで諸星と、彼の見舞いに来ていた学友達はその通路を通って海王星へと赴く事となった。彼はそこでおユキと出会い、彼女に一目惚れして口説こうとする。おユキは満更でもなさそうであったが、配下の雪男に邪魔されてしまい失敗していた。

以降も何かと地球に遊びに来ており、その度に諸星は彼女を口説いている。だが、興味を無くしたのかその度に軽くあしらわれていた。

クラマ

クラマ星の女型宇宙人であり、カラス天狗一族の女王である。一族に人間タイプの男性がいない為、手下の烏天狗と共にボーイハントをしに地球へ来訪した。「禁欲的な色男」を理想としており手下に探させる。一方で自身は、一族の掟に従いコールドスリープに入る。このコールドスリープは男性からの口付けによって目覚める仕組みとなっていた。掟では「目覚めのキスをした男性と結ばれる」事となっている。だが諸星が目覚めのキスをしてしまい、彼と結ばれる事となってしまう。一度は彼を理想の男に教育しようとしたが諦め、再度眠りに就いた。以降も諸星にキスをされて目覚めるが、彼を嫌悪する様になっている。

レイ

ラムの元婚約者。普段は絶世のイケメンの姿をしているが、その正体は巨大な虎と牛を掛け合わせた化け物の様な姿をしている。異常な食欲を持ち、知能は低い。言葉も基本的に単語しか話さず、無口である。黙っていればイケメンである為、女性受けは良い。だが、その正体を知ると大抵は幻滅されている。ラムも当初はレイと付き合えた事に喜んでいたが、彼の正体を知って愛想を尽かし、別れていた。だがレイの方はラムに執着しており、彼女を追いかけて地球にやって来た。以降は何かとラムにアプローチを仕掛けるが、その度に彼女に振られている。

ラムを追いかけて地球へ来訪し、彼女を巡って諸星を一方的にライバル視した。当初、諸星はレイの美貌に多くの女性が夢中になる事に嫉妬していた。だがレイの知能の低さと食欲の凄さに、次第に呆れる様になっている。

ラン

ラムと同じ母星出身の鬼族の女型宇宙人。彼女の幼馴染であり、親友でもある。惑星中学校出身でラムの同級生でもあった。ラムの電撃同様、特殊能力を持っており、相手にキスをして若さを吸い取る事が出来る。若さを吸い取られた相手は脱力し、暫くは本領を発揮出来なくなっていた。

幼少期のラムの悪戯や悪意の無いお節介により、様々なトラブルに巻き込まれた過去を持つ。それがトラウマや遺恨となり、現在では彼女への復讐を画策していた。一方で猫被りな性格でもあり、男に対してはぶりっ子を演じている。ラムに対し、度々過去の復讐をしようとしていた。しかしその度にトラブルに巻き込まれて失敗し、毎回酷い目に遭っている。

一度ラムへの復讐で、諸星を誘惑した事がある。以降はラム同様、彼の事を「ダーリン」と呼ぶ様になった。だが諸星には興味が無く、言い寄る彼を適当にあしらっている。諸星はそれでも彼女を口説き落とそうと、会う度にナンパをしていた。

スケ番3人娘

ぺっぱあ（画像左の人物）、じんじゃあ（画像中央の人物）、しゅがあ（画像右の人物）

惑星中学校に通う女型宇宙人の3人組。ラム、弁天、おユキの後輩に当たる。「スケバン三人娘」と呼ばれており、ラム達3人組を「先代スケバン3人娘」と畏怖している。一方でラム達をライバル視もしており、何かと勝負を挑んだ。諸星との接点はあまり無い。だが彼の浮気性にイライラしていたラムは、襲撃してきた3人組に電撃を浴びせて憂さ晴らしをしている。ある意味で諸星の被害者といえる。

ウパ

ラムの住む宇宙とは異なる「闇の宇宙」の宇宙人。120年前、ラムの曽祖父と取引をし、彼女を自分の曾孫であるルパと結婚させようと画策する。強引に婚約話を進め、結果的にラムは諸星と大喧嘩をしてしまう要因を作った。彼の行動がきっかけで、諸星は再び地球の命運を賭けた鬼ごっこをラムとする事となる。

ルパ

ラムの住む宇宙とは異なる「闇の宇宙」の男型宇宙人。曽祖父の教育により、幼少期からラムとの婚約に固執してきた。物語終盤、突如地球に来襲し、彼女を攫ってしまう。そのまま強引に結婚式を挙げようとしたが、幼馴染のカルラと諸星達が乱入した事により失敗に終わる。だが諸星とラムはすれ違いにより、本気で喧嘩をしてしまった。これにより怒ったラムがルパと共に地球へ来襲し、諸星に再び地球の命運を賭けた鬼ごっこを申し入れる事となる。

ルパはラムの婚約者である諸星の事を敵視していた。だが諸星の方は相手にしていなかった。むしろルパに浮気しようとしたラムに対して怒りを見せている。尚、この時の浮気しようとしたラムはルパの作り出した偽物であったが、諸星が本物の彼女の話を聞かなかった事により前述したすれ違いが起きてしまった。

最終的にルパはカルラとの結婚を選択し、ラムとの婚約を破棄した。以降は諸星とラムの鬼ごっこの行く末を見守る事となる。

カルラ

ラムの住む宇宙とは異なる「闇の宇宙」の女型宇宙人。ルパの事が好きで、ラムとの結婚を阻止すべく諸星と偽装結婚をした。結果的にこの偽装結婚が一因となり、ラムは諸星に対し本気で怒りを抱いてしまう。

一時は諸星達と共に地球に滞在するが、その際に彼女が持ち込んだキノコが巨大化して大繁殖してしまう。これにより地球がピンチに陥ってしまった。そこへラムとルパが登場し、キノコを食べて処理できる宇宙豚の貸し出しを申し出る。そしてその条件として、ラムは諸星へ鬼ごっこ勝負を申し込んだ。カルラは諸星とラムを喧嘩させる要因を作った人物といえる。

最終的にカルラはルパと結婚した。

ラムの家族・親戚

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『うる星やつら』（うるせいやつら）とは、高橋留美子の漫画作品で、浮気性の少年と宇宙人の少女を中心に描かれる、日本の高校から宇宙の果てまでを舞台にした壮大無比にしてハチャメチャなラブコメディ。地球の未来を賭けた“追いかけっこ”で鬼星の少女ラムに勝利した諸星あたるは、この時に発した言葉を誤解されて彼女から婚約者扱いされることとなる。女好きなあたるは熱烈な愛情と嫉妬深さを隠そうともしないラムから逃げ回るが、次々と来訪しては傍迷惑な事件を起こす珍客を相手にする内、彼女と強い絆で結ばれていく。

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