諸星あたる（うる星やつら）の徹底解説・考察まとめ

2025.02.12

諸星あたるとは漫画『うる星やつら』の主人公である。友引高校に通う男子高校生であり、クラスメイトの三宅しのぶと付き合っていた。ある日、地球を侵略しに来た女型宇宙人のラムと地球の命運を賭けた鬼ごっこをする事となり、これに勝利する。その際に勘違いからラムに惚れられ、彼女やそれを取り巻く個性的な人々と共に騒がしい日常劇を展開。ラムに言い寄られる一方、生来の浮気性で多くの女性を口説きまくり、怒ったラムから電撃を喰らっていた。最後はラムと喧嘩しながらも、本心では互いを想い合う温かい関係を築き上げた。

諸星あたるの概要

諸星あたる（もろぼしあたる）とは高橋留美子作の漫画『うる星やつら』の主人公である。友引高校に通う男子高校生であり、トラブルを引き寄せる不幸体質と、美女を片っ端から口説こうとする浮気性を持つ。三宅しのぶ（みやけしのぶ）と付き合っていたが、ある日地球の命運を賭けてラムと鬼ごっこをする事となった。しのぶは諸星のクラスメイトの女子高生である。ラムは地球を侵略しに来た女型インベーダーの美少女である。諸星は辛くもこの鬼ごっこに勝利するが、誤解からラムに惚れられて押し掛け女房をされる様になった。諸星はどれだけ彼女に言い寄られても決してなびかなかった。それ所か、他の女性を片っ端から口説こうとする。ただ、諸星は心の底ではラムの事を想っており、本気で彼女の事が好きな描写が至る所でされている。

本作『うる星やつら』は恋愛ギャグ漫画である。基本的にオムニバス形式であり、1〜数話の物語が連続して展開される。更に「サザエさん方式」を採用しており、1年が何回もループしている。基本的にはギャグ漫画であるが、メインヒロインのラムを始めとする魅力的で可愛いキャラクターが数多く登場し「萌え漫画の元祖」と一部のファンから呼ばれている。また諸星とラムの付かず離れずの複雑な関係性が物語を通して描かれており、人気の一因となっている。

うる星やつら（漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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『うる星やつら』（うるせいやつら）とは、高橋留美子の漫画作品で、浮気性の少年と宇宙人の少女を中心に描かれる、日本の高校から宇宙の果てまでを舞台にした壮大無比にしてハチャメチャなラブコメディ。地球の未来を賭けた“追いかけっこ”で鬼星の少女ラムに勝利した諸星あたるは、この時に発した言葉を誤解されて彼女から婚約者扱いされることとなる。女好きなあたるは熱烈な愛情と嫉妬深さを隠そうともしないラムから逃げ回るが、次々と来訪しては傍迷惑な事件を起こす珍客を相手にする内、彼女と強い絆で結ばれていく。

諸星あたるのプロフィール・人物像

性別：男性
年齢：17歳
出身：地球、友引町
誕生日：4月13日の金曜日の仏滅
身長：不明
体重：不明
好きな食べ物：すき焼き
苦手な食べ物：激辛料理
CV：古川登志夫（1981年版アニメ、OVA） / 岸尾だいすけ（パチスロ版） / 神谷浩史（2022年版アニメ）

諸星は友引高校2年4組に通う主人公の男子高校生である。極度の浮気性であり、美女とあれば誰でも口説いてしまう悪癖を持つ。また「ゴキブリ並み」と称される程の頑丈な肉体を持つ。作中では、ラムの電撃や美女に殴られても再び立ち上がり、再度美女にナンパするガッツを見せた。

ラムの父親が地球侵略を目論んだ際、地球を賭けた鬼ごっこの代表兼鬼役として諸星を無作為に選んだ。これにより彼はラムと10日間の鬼ごっこをする事となる。当初はラムの優勢で進んだが、諸星が彼女のブラジャーを奪い、それを囮にした事で捕まってしまう。その際に諸星が「結婚」という言葉を叫んだ為、ラムはこれをプロポーズだと受け取り、彼と結婚する事を決意する。だが、この結婚という言葉はラムに対してではなく、当時付き合っていたしのぶに対しての言葉であった。こうして諸星は勘違いしたラムに押しかけ女房をされる事となる。

物語前半では諸星、ラム、しのぶの三角関係を展開した。基本的に諸星がしのぶを本命にして追い掛け、ラムがそれに割り込むという形である。また諸星は他の美女にも浮気し、口説いていた。ラムはその度に嫉妬したり怒ったりし、彼に電撃を喰らわせた。当初はラムから逃げ回りつつ、しのぶや他の美女に浮気していた諸星であるが、次第に彼はラムの一途な想いや魅力に惹かれていく。また表には出さないが密かにラムの身を案じており、彼女が危険な目に遭いそうな時は身を挺して庇っていた。

物語後半で諸星は、面堂を好きになったしのぶに振られてしまう。すると彼の浮気性に拍車が掛かり、しのぶを含めた多くの美女を見境なく口説く様になった。

尚、諸星は原作中で一度もラムを口説いた事は無い。ラムに魅力を感じていない訳では無く、彼女の事が本気で好きであるが故に、軽々しく好意を示したりしないのである。物語終盤では諸星のこの拘りが原因でラムとの大喧嘩となり、地球の命運を賭けたトラブルに発展してしまった。それでも諸星は心の中ではラムの事を想い続けており、その事が彼女に伝わって和解を果たす。また自分は浮気をする癖に、ラムが他の男に目移りしそうになると、露骨に不機嫌となる。諸星は、彼女に対してだけは亭主関白的な態度を取っていた。

諸星あたるのアイテム

ゴム製の雨がっぱ

諸星の父親が若い頃に使っていたという雨がっぱ。諸星は彼から譲り受けた。この時、諸星はしのぶに会いに行こうとしていたが、ラムの雷に邪魔されて困っていた。彼はこのカッパを着る事で雷を回避している。だが落雷で倒れてきた電信柱等は防げない為、あまり活躍していなかった。

ラムから貰った人形

ラムがパスポートの書き換えで母星に一時帰宅する際に、諸星へと渡した手作り人形。事情を説明せずに帰ってしまった為、諸星は彼女が帰ってしまったと思い込み、人形を抱き締めて大泣きしてしまった。実は盗聴器が仕込まれており、諸星の泣き声はラムに筒抜けであった。

虎柄の鎧

ラムの母星では毎年2月2日に節分が行われる。この節分ではラム達鬼族と、同じ星に住む福の神族が玉入れ競争が行われていた。諸星もラムに連れられ、半強制的にこのイベントに参加させられる。その際に、ラムと同じ様にこのフル装備で臨んでいる。

タムシチンキ

錯乱坊が作った秘薬。所謂「若返りの薬」である。諸星は誤ってこの薬を飲んでしまった。彼に目立った変化は無く、具体的な効力は不明である。だがこの直後ランが若さを吸い取るキスをしても、諸星はピンピンしていた。この事から何らかの活力を与える効力を持つ様である。

諸星あたるの能力

不幸体質

宇宙人達にトラブルに遭わされる諸星

諸星は不幸を寄せ付ける体質を持つ。それ故に、ラムを始めとした宇宙人や妖怪、幽霊を引き寄せてしまう。

『うる星やつら』は当初、諸星が様々な面倒臭い人々に絡まれる展開が構想されていた。だが1話限り登場予定のラムの人気が高まった事により、諸星、ラム、しのぶの三角関係を主軸としたラブコメディーものへと路線変更している。諸星の不幸体質はその名残ともいえる。

浮気性

諸星あたるの来歴・活躍

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諸星あたるのプロフィール・人物像