Eric Clapton(エリック・クラプトン)の徹底解説まとめ

Eric Clapton(エリック・クラプトン)とはイギリスのシンガーソングライター、ギタリストである。1945年3月30日、イギリスのリプリーに生まれる。クラプトンは祖父母に育てられながら、幼いころよりブルースの影響を受け13歳でギターを弾き始めた。さまざまなバンドに参加しながら卓越したギターテクニックを身につけていった。ジェフ・ベック、ジミー・ペイジらと英国3大ギタリストともいわれている。ギターの神と呼ばれ、「スローハンド」のニックネームを持つ。音楽シーンで影響力のあるギタリストである。

1989年にリリースされた『ジャーニーマン』に収録された楽曲。シングルカットされ、ベスト・ロック・ボーカル・パフォーマンス部門で、グラミー賞を受賞した。日本でもCMソングに使われるなど、なじみのある楽曲である。

『ティアーズ・イン・ヘヴン』(Tears in Heaven)

1992年にリリースされた楽曲である。最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞の3部門でグラミー賞を受賞した。全米シングルチャートの2位を、獲得している。4歳半の息子コナーが、53階にある母親の自宅の階段の踊り場から転落し死亡してしまった。この悲劇にクラプトンは、自宅に引きこもってしまった。この苦難を乗り越えるためにクラプトンは、息子コナーに捧げる曲をつくり、この悲劇を乗り越えた。

『チェンジ・ザ・ワールド』(Change the World)

1996年にリリースされた楽曲である。トミー・シムズとゴードン・ケネディ、ウェイン・カークパトリックの作詞・作曲で、ワイノナ・ジャッドが歌っていた楽曲。クラプトンがカバーし、映画『フェノミナン』の挿入歌として使われた。最優秀レコード賞・最優秀楽曲賞・最優秀ポップ男性ボーカル賞をグラミー賞で獲得、全米チャート5位の大ヒットになった楽曲である。

『マイ・ファーザーズ・アイズ』(My Father's Eyes)

1998年のアルバム『ピルグリム』からシングルカットされた楽曲である。クラプトンが自分の父親を見る目、自分の息子を見る目が切なく描かれている。グラミー賞の最優秀男性ポップヴォーカル部門を受賞。

Eric Clapton(エリック・クラプトン)の名言・発言

「ステージ上がった時、自分が1番上手いと思え、ステージを下りている時、自分は1番下手だと思え」

Eric Clapton(エリック・クラプトン)の名言の中では、一番有名な名言である。SNSなどでも頻繁に取り上げられている。ステージ上では最高のパフォーマンスを、ステージを下りたら謙虚な姿勢で練習をする。クラプトンならではの発言である。クラプトンは次のような発言もしている。「上達したかったらとにかく人前で演奏することだ。僕は自分の判断に自信がなかったから常にライヴをやってきた。観客が自分のプレイがどういうものなのかを教えてくれるんだよ」。有名な発言であるが、出典が不明でクラプトンはこの名言を発言していないといった説もある。

「良いギタリストになる条件は、両手に2本以上指があって、良い耳を持っていることだ」

Eric Clapton(エリック・クラプトン)がトップギタリストに求められる資質は何か、と質問されたときのコメントである。クラプトンは素晴らしいテクニックの持ち主である。だがそれだけではない。クラプトンは次のように語っている。「僕の考えでは、最も重要なことはただ一つ、『聴くこと』だ。それもちょっと単純すぎると思うかもしれないが、心で聴かなければならない。でも、それは本当に素晴らしい資質なんだ」と語っている。テクニックだけではなく、共演しているさまざまなミュージシャンとの音の会話も大切。テクニックはすごくても『心で聴くこと』ができなければ良いギタープレイヤーにはなれない、と語っている。

「その日をちゃんと生きる事。人生にこの日は一度しか訪れない」

Eric Clapton(エリック・クラプトン)は、アルコールや薬物の中毒になったり、幼い息子を事故で亡くしたり、波乱万丈の人生を送ってきた。だからこそ、ちゃんと生きる事のすばらしさを語った発言である。

「中毒というのはもうただ言いなりにさせられるだけなんだ」

2008年に『Esquire』が掲載したクラプトンの発言。自分の中毒の状態がどのようになっているかをみるため、釣り好きのクラプトンが釣りに出かけたが、釣竿を折ってしまった。好きな釣りもできないくらいクラプトンの状態はひどいものだった。どん底にまで落ちた自分に気がついた時の発言である。

Eric Clapton(エリック・クラプトン)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

神と呼ばれるようになったきっかけはファンの落書き

クラプトンが神と呼ばれるようになったのは、ジョン・メイオールズ・ブルースブレイカーズで演奏していた1965年ごろにさかのぼる。ファンが地下鉄の駅の壁に『Clapton is God』とスプレーで落書きをした。その後市内のあちこちに『Clapton is God』と落書きされ話題を呼んだことが由来になっている。クラプトン自身はこのことに対して『僕は自分が世界で最も偉大なギター奏者であることを決して受け入れなかった。僕は常に世界で最も偉大なギタープレーヤーになりたいと思っていたけど、それは理想であり、理想として受け入れている』。と語り、恥ずかしい気持ちを持っていたようである。

スローハンドのニックネームのいわれ

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