【特集】フジロック'15 出演アーティスト Noel Gallagher
7/23(金)〜7/25(日)に新潟県苗場スキー場で開催される一大フェス、FUJI ROCK FESTIVAL。
今年、このフェスに出演するべく、来日しているアーティストを順番に解説していきます。
Noel Gallagher's High Flying Birds [from UK]
代表曲
オアシス(Oasis)解散後のソロ活動について
オアシスは1990年代〜2000年代にかけて活動をしていた、リアム・ギャラガー(vo)、ノエル・ギャラガー(Gt)のギャラガー兄弟が中心メンバーである英国の国民的バンドである。そのオアシスの主要代表曲のほぼ全てを作ってきたのが、兄のノエル・ギャラガーである。「Don't Look Back in Anger」「Champagne Supernova」といった代表曲を世に送り出してきた。彼のUKロック界随一のソングライティング能力は高く評価されている。
そして、2009年のオアシス解散である。圧倒的なソングライターである兄を失ったリアム・ギャラガーは、新たにBeady Eyeというバンドを結成。このバンドは主に、解散前の元オアシスのメンバーで構成されている。一方、ノエル・ギャラガーが選んだのは、ソロプロジェクトという選択肢であった。これは"ソロで充分"という自身のソングライティング能力への自信の現れであろう。
その後のギャラガー兄弟の動向だが、Beady Eyeは案の定と言うのだろうか、絶対的なソングライターを置く事ができず、アルバム2枚を発表したのち解散してしまう。一方、ノエル・ギャラガーは、Noel Gallagher's High Flying Birds (ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ)として飛ぶ鳥を落とす勢いで活動を続けている。
解散を経て、改めて世界中のファンは、オアシスの核となっていたのは、兄であるノエル・ギャラガーのソングライティング能力であったと認識させられたかもしれない。しかし、そんなギャラガー兄弟が今、オアシス復活の噂を流してくれている。世界中のオアシスを愛するファンが、ノエルが書く曲に、リアムのボーカルが乗る光景をもう一度見たいと願っている。今後の動向が要チェックである。