the telephones(ザ・テレフォンズ)の徹底解説まとめ

the telephones(ザ・テレフォンズ)とは、2005年に結成した日本のロックバンドである。邦楽ロックシーンで絶大な人気を誇るバンド・the telephones(通称・電話ズ)。「ディスコロック」という独特の音楽性を貫き、たくさんの音楽ファンに愛されている。結成10周年の2015年に活動を休止したが、2018年より再始動している。

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the telephones(ザ・テレフォンズ)の概要

the telephones(ザ・テレフォンズ)とは、2005年に結成した日本のロックバンドである。石毛輝(Gt・Vo・Syn)、長島涼平(B)、岡本伸明(Syn・Per・Cho)、松本誠治(Dr)の4人編成。「ディスコロック」という独特の音楽性を貫き、たくさんの音楽ファンに愛されている。結成10周年の2015年11月3日をもって一旦活動を休止したが、2018年5月より再始動している。

邦楽ロックシーンで絶大な人気を誇るバンド・the telephones(通称・電話ズ)。石毛のハイトーンボイスと、踊れるロックの他のエレクトロ寄りのダンスロックのバンドとは一線を画すポストパンクやニューウェイブからの影響は、根っからの音楽リスナーである一面が垣間見える。
石毛は70~80年代のニューウェイブやポストパンクの影響もインタビューで語っており、ハイトーンボイスでニューウェーブという音楽性やMCがPOLYSICSのハヤシと似ているとの批評もある。他に、DFAレコーズ周辺のバンドからも影響を受けているだろう。
踊れるロックの最先鋒の名に恥じること無く、アルバムには必ず一曲DISCO(アルバム「SUPER HIGH TENSION!!!」はいっていないが)と名の付いたものがあり、DISCOへの執着は他に類を見ない。

海外でも同時期に盛り上がっていたFriendly FiresやPassion Pit、Owl Cityなどの最先端とシンクする曲があったり、Klaxonsのようなニューレイブムーブメントが取り込まれたような音楽性は、洋楽リスナーの耳もうならせるセンスに溢れている。リスナーとしての音楽性の広さを同バンドに取り込んでいくかの試行錯誤が見られ、新しい音を楽しませてもらえるバンドだ。
At the Drive-in、Death Cab for Cutie、The Mars Voltaなどの作品に関わった、Alex Newportが手がけた、3rd Album「Rock Kingdom」では、Klaxonsもびっくりの「ダンス・パンク」っぷりをみせつけてくれた
このコラボレーションはAlex Newportからのオファーにより実現したものだが、石毛の連載からもわかるように、彼は相当の音楽好きなのだ。

the telephones(ザ・テレフォンズ)の活動経歴

the telephonesの結成からメジャーデビューまで

2005年に結成。結成のきっかけは、ある人物が北浦和のライブハウスに勤めていた石毛に「バンドをやろう」と提案。同じライブハウスでチケット係をやっていた長島に「たしかベース弾けるよね。ドラムも紹介してくれない?」と誘ったところ、長島の紹介で松本が加入したのだという。
2005年1月に初ライブを開催。5月21日にメンバーチェンジをして岡本が加入。石毛と岡本は10代の頃にバンドを組んでいたが、当時の岡本は内向的な性格だった。 そのバンドでデモテープを録る当日に岡本がバックレたため、石毛は「次会ったらぶっ飛ばしてやろう」と思っていたが、久々に会った岡本は性格ががらりと変わっており、その言動があまりに面白く怒る気にならなかったのだという。岡本曰く、車にはねられてから性格が180度変わったとのこと。
新しいメンバーでの初ライブを地元北浦和KYARAで行う。7月には1st DEMOを発表する。2006年2nd DEMOを発表した。
2007年4月、1stミニアルバム『we are the handclaps E.P.』をリリース。2008年4月、1stフルアルバム『JAPAN』をリリース。11月には2ndミニアルバム『Love&DISCO E.P.』をリリース。12月にはバンド初のワンマンライブ、「SUPER DISCO Hits!!! the telephones ONE-MAN SHOW!!!〜『Love&DISCOE.P.』SPECIAL RELEASE PARTY〜」を開催した。
2009年3月から4月にかけて、全13公演となる「spring tour 2009"mirror ball has come"」を敢行。ツアーファイナルにはEMIミュージック・ジャパンとの電撃契約を発表し、メジャー・デビューした。

人気テレビ番組とのタイアップ

2010年4月には、バンド史上初となる完全セルフ・プロデュース作品『Oh My Telephones!!!e.p.』をリリース。10月より、フジテレビ系列の人気テレビ番組である「ピカルの定理」とタイアップ。オープニング曲に「sick rocks」、エンディング曲に「Love&DISCO」が使用される。
12月には毎年恒例のワンマン「SUPER DISCO Hits 3!!!〜ULTIMATE DISCO!!!」「SUPER DISCO Hits 4!!!〜THE FINAL DISCO!!!」を2日間開催した。
2011年10月、ニューヨークにてレコーディングした4thフルアルバム『Rock Kingdom』をリリース。このアルバムでは、At the Drive-inやDeath Cab for Cutie、The Mars Voltaなどを手掛けたAlex Newportがエンジニアを務めた。11月には、Rock Kingdomの収録曲である「White Elephant」が缶コーヒー「ジョージア」のCMソングに使用され、CMにメンバーも出演した。

無期限活動休止

2014年12月に開催された「SUPER DISCO Hits 9!!!CENTER OF THE DISCO!!!〜TDCの中心でDISCOを叫ぶ〜」にて、2015年に日本武道館でワンマンライブが開催されることと、2015年をもって無期限活動休止となることを発表。その後、2015年5月に武道館公演、11月にサカナクション、凛として時雨、syrup16gほか豪華なゲストを迎え、さいたまスーパーアリーナにて「the telephones presents "Last Party ~We are DISCO!!!~"」を開催し、無期限活動休止に入った。

その後、2018年5月のVIVA LA ROCK 2018に出演。これが活動休止後初めてのライブであり、2年半ぶりのライブとなった。2019年10月には、配信限定シングル「Light Your Fire」をリリース。

the telephones(ザ・テレフォンズ)のメンバー

左から、松本誠治(Dr)、長島涼平(Ba)、石毛輝(Vo/Gt)、岡本伸明((Key/Vo)。

石毛輝(いしげ あきら)

1984年3月18日生まれ。ボーカル、ギター、シンセサイザー担当。
甲高い声が特徴のボーカル・石毛。すべての作詞作曲を手がけている。ソロでも活動しており、Ishige Akira名義で音源も出版。

岡本伸明(おかもと のぶあき)

1983年5月27日生まれ。シンセサイザー、カウベル、シュリークなどを担当。通称ノブ。
2015年7月、タワレコグッズの広告塔となったときに共演した、モデルのうちだゆうほとの結婚を発表。
lovefilmのメンバーとしても活動している。

とにかく会場を盛り上げ、会場を所狭しと暴れまわるその光景は圧巻である。
MCを担当することも多いが、8割がた意味不明なことを話している。

松本誠治(まつもと せいじ)

1983年1月3日生まれ。ドラムス担当。
FINAL FRASHのメンバーとしても活動している。
バンドの企画で毎年髪型・髪色を変え、アフロやモヒカンであったこともある。

長島涼平(ながしま りょうへい)

1984年5月18日生まれ。ベース、コーラス担当。蝶ネクタイがトレードマーク。
フレンズ、FINAL FRASHのメンバーとしても活動。
既婚者で1児の父親であり、Twitterでその素敵なパパぶりを見せている。
2023年5月10日に脱退を表明した。

the telephones(ザ・テレフォンズ)のディスコグラフィー

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