Big Ocean（ビッグオーシャン）の徹底解説まとめ

2024年4月20日にリリースされたデビューデジタルシングル。K-POP第一世代のアイドルグループ「H.O.T.」の代表曲『Hope』をリメイクした楽曲で、未来への希望や期待をトロピカルサウンドに乗せて明るく歌っている。

『BLOW』

2024年6月1日にリリースされた2ndデジタルシングル。体が勝手に動き出してしまうようなアップテンポなサウンドとエネルギー溢れる歌詞は夏にぴったりで、アメリカFOXの「この夏、聞き逃してはならないK-POP10」にも選出された。

『SLOW』

2024年8月11日にリリースされた3rdデジタルシングル。「時間がかかったとしても諦めてはダメだ」「より高く飛べると信じている」というメッセージが込められた楽曲。2024年のパリオリンピック・パラリンピックの選手たちを思い浮かべながら楽曲の準備をしたと、後にメンバーが明かしている。

Big Oceanの代表曲とミュージックビデオ（MV／PV）

『Glow』

デビューデジタルシングル。MVではないが、彼らの武器である手話を用いた映像が公開されており、多くの関心を集めた。

『BLOW』

2ndデジタルシングル。1作目とは打って変わって、手話の登場しないMVが公開された。彼らのダンスも思う存分楽しむことができ、聴けばテンションが上がること間違いなしの夏ソングだ。

『SLOW』

3rdデジタルシングル。再び手話のみの映像がMVとして公開された。シンプルでありながらも衣装やフォーメーションの変化は見応えたっぷり。また、手話の手つきや表情からは温もりを感じられ、「より高く飛べると信じている」という楽曲に込められた想いがそのまま伝わってくるようなMVとなっている。

Big Oceanの名言・発言

パク・ヒョンジン「世の中には不可能に見えることも多いですが、何よりも重要なことは諦めずに着実に進むことだと思います。」

Big Oceanが第6回NEWSIS K-EXPOにて韓流特別賞を受賞した際、ヒョンジンが代表して受賞コメントを残した。「実はデビューする前、僕たちがアイドルになるのは難しいという反応がすごく多かったです。」と話し始めたヒョンジン。しかしその表情は柔らかで、続けて「でも僕たちが最善を尽くし、歯を食いしばって挑戦する姿を通して、心から応援してくださる方々が増えていきました。その応援のおかげでこのような賞もいただけるようになりました。世の中には不可能に見えることも多いですが、何よりも重要なことは諦めずに着実に進むことだと思います。」と語った。障害を抱えながらも、自分を信じて努力を重ねてきたヒョンジンが話すことでより重みのある言葉として世の中に届いただろう。ヒョンジンの両隣には手話で同時通訳をするジソクと優しく微笑みながら見守るチャニョルがおり、彼らもまた、ヒョンジンと同じ気持ちでいることが見て取れた。

キム・ジソク「誰もが萎縮せずに夢を見ることができれば幸いだ」

デビュー後のインタビューで、ジソクが最後に口にした言葉だ。彼らはインタビューでも読唇術を使って積極的にコミュニケーションを図り、常に笑顔を絶やさず、柔らかな口調で歌うように言葉を紡ぐ。そんな彼らは、「歌が上手だとは言えないが、成長しよう、挑戦しようとする意志は他の歌手たちと変わらない」と今となっては笑って話してくれるが、幾度となく悔しい思いをしてきた。「障害を諦める理由にしたくない」と思う反面、障害のない人との差が思うように縮まらないことに対する焦燥感に苛まれる。しかし、それらを乗り越えてきた彼らだからこそ「一つの夢に向かって努力する姿勢とそれに伴う苦痛は、障害の有無に関係なく誰もが経験するものだ」と気づけたのだろう。ヒョンジンは「障害者とそうではない人の区別のない、真のバリアフリー社会を目指したい。」と語り、チャニョルは「韓国社会では障害があると壁ができてしまうが、そうではないというメッセージを伝えたい。」と言葉を加えた。そして最後にジソクが「誰もが萎縮せずに夢を見ることができれば幸いだ。」とインタビューを締めくくった。障害があるからといって自分の夢ややりたいことを制限する必要はないのだと、改めて思い出させてくれる言葉だった。

Big Oceanの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

最初は7人いた練習生