タヒチ80 (Tahiti 80)は、フランスのポップロックバンドです。 [メンバー] グザヴィエ・ボワイエ(Xavier Boyer) - ボーカル、ギター、キーボード、ピアノ、ベース メデリック・ゴンティエ(Médéric Gontier) - ギター、ボーカル、キーボード シルヴァン・マルシャン(Sylvain Marchand) - ドラムス、パーカッション、キーボード、ピアノ ペドロ・ルスンド(Pedro Resende) - ベース、キーボード、プログラミング、パーカッション、ボーカル ラファエル・レジェ(Raphaël Léger) - ドラムス 日本でも根強い人気を誇るバンドである。彼等の日本での知名度を上げるのにきっかけを作ったのは、元フリッパーズギターであり、現在はCorneliusとして活躍している小山田圭吾氏である。彼にデモテープが渡った事で、小山田圭吾セレクトのコンピレーションアルバムに彼等の楽曲が収録され、徐々に日本のリスナーに広まっていきます。 また時代的にも日本はいわゆる90年代前半にピークであった"渋谷系"といったオシャレ音楽が衰退していた状況でしたので、そのタイミングでフランスからやってきた彼等の登場は衝撃的でありました。 また、当時の音楽シーンでは若干おとなしめな印象があった"フランスミュージック界"というものを、再度 全世界にアピールするのに一役買ったアーティストの一つでもあると言えるのではないでしょうか。 小山田圭吾氏との関連性、そして、日本人が渇望していた渋谷系オシャレ音楽、これらに合致した為かTahiti 80の日本での人気は、本国フランスや音楽先進国であるアメリカ、イギリスよりもあるのではないかと思われます。
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Tahiti 80「Heartbeat」 1stアルバム『PUZZLE』に収録されている楽曲。彼等の最大のヒット曲と言えば、まさにこの曲ではないでしょうか。 尚、Tahiti 80と言えば、1999年にCorneliusこと小山田圭吾に渡したデモテープがきっかけで日本でも人気を得る事になりました。当時、デモを受け取った小山田圭吾は、彼が自ら選曲したコンピレーションアルバムにこの「Heartbeat」を収録します。これがきかけで日本でも知名度をあげる事になりました。尚、後に小山田圭吾は同曲のリミックスも手がけました。
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Tahiti 80「1,000 Times」 2ndアルバム『WALLPAPER FOR THE SOUL』に収録されている一曲。 前作でのフレンチポップ路線は傾倒しつつも、1stからの決定的な違いはストリングスの多様でしょう。 まさにこの楽曲がそうですが、ストリングスを加える事でポップさに壮大さが加わりました。 1stでの大ヒットに臆する事なく、2ndでも傑作を届けてくれました。
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Tahiti 80「Changes」 3rdアルバム『FOSBURY』に収録の一曲。今作では彼等のベースとなるフレンチポップの要素は残しつつも、そこにエレクトロニカなダンスチューンやソウルのようなブラックミュージックサウンドなどを織り交ぜたアルバムとなっている。1st、2ndアルバムといわゆるフレンチポップ路線を色濃く出した作品をリリースしてきた彼等なので、その意味では、この3作目は挑戦的な1枚であったのかもしれません。