クローズ(高橋ヒロシ)のネタバレ解説・考察まとめ

『クローズ』とは、不良たちが青春を謳歌する高橋ヒロシによる大人気漫画、および漫画を原作とした映画、アニメ作品。日本を代表する不良漫画の1つで、『月間少年チャンピオン』で8年間連載を行った。
舞台は鈴蘭男子高校と呼ばれる県内トップの不良高校。鈴蘭男子校はまだ誰一人として、その高校で番長になった者はいない。そんな中、転校してきた2年の坊屋春道が主人公の物語である。鈴蘭男子校で坊屋春道が成長していき、たくさんの不良たちと関わっていく。笑いあり、涙ありの漫画である。

喧嘩で負けたことがない不良界最強の人間である。ゼットン、キングジョー、武田を赤子の手をひねるかのように瞬殺。
その後、坊屋とのタイマン勝負で人生初めての敗北を知るのである。漫画では坊屋春道の最後の喧嘩相手である。

『クローズ』の用語

クローズ

『クローズ』という漫画の題名は不良少年をカラスに例えて、名付けられたのである。
漫画のワンシーンにも、坊屋春道が「籠に捕らわれて自由に空を飛べない鳥よりも、自由に大空を飛べるカラスになりたい」と言っているシーンもある。

鈴蘭男子校

物語の舞台となる高校。地域で1番不良が集まる高校である。鈴蘭男子校では創立から一度も学校の不良をまとめる存在(番長)がおらず、不良たちは皆番長を目指して入学してくるのであった。

鳳仙高校

鳳仙高校とは、幹部の人間以外は全員髪の毛をはやしてはいけないというルールがあり、大半の学生はスキンヘッドの高校である。鳳仙高校は「殺し屋鳳仙」と呼ばれるほど地域の人間からは恐れられていた。

『クローズ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

キングジョー「分が悪いけーゆうて大国に背ー向けとったら 小国はいつまでも小国のままじゃろうが! それじゃー永久に天下は取れんのじゃー!!」

「分が悪いけーゆうて大国に背ー向けとったら小国はいつまでも小国のままじゃろうが!それじゃー永久に天下は取れんのじゃー!!」
これはキングジョーが鈴蘭男子校に戦争を仕掛けない、美藤秀幸に言った言葉である。鳳仙高校は鈴蘭男子校には敵わないと多くの不良の間では言われていて、美藤秀幸もマコに敗北しているので、再度鈴蘭男子校に挑戦せず平和に過ごしていた。しかし、そんな平和ボケした美藤秀幸に呆れ、キングジョーが鳳仙を引っ張っていくと決めた時の名言である。

坊屋春道「いいじゃねーかカラスでよ。籠に入れられてよ、飛ぶことも忘れちまうかわいそーなに比べりゃ、ずっといーじゃねーか」

「いいじゃねーかカラスでよ。籠に入れられてよ、飛ぶことも忘れちまうかわいそーなに比べりゃ、ずっといーじゃねーか」は鈴蘭男子校がカラスの学校と地域の人から馬鹿にされていることを聞いた坊屋春道のセリフ。不良はまっとうな人間からは煙たがれる存在であるが、縛られレールの引かれた人生が正しいわけではないことを伝えた名言である。

ゼットン「たかが最強程度で最高に勝てるわけねーだろ!」

「たかが最強程度で最高に勝てるわけねーだろ!」は最強の萬治帝国の九頭神と春道とのタイマンを観戦していたゼットンの言葉。
不良界最強の九頭神の圧倒的な強さに春道がボコボコにされていた時、誰もが春道が負けると思っていた。しかし、その時春道と九頭神どちらともタイマン勝負を行ったことがある、ゼットンだけはどちらが強いかを感覚で分かっていて、絶対に春道が負けないと信頼していたことが分かる名セリフである。

『クローズ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

黒焚連合の溜まり場は実在する喫茶ウイング

黒焚連合の溜まり場の喫茶店

黒焚連合の溜まり場である喫茶店だが、これは実在したようだ。
この喫茶店のモデルは秋田書店の本社の前にある「ウイング」という喫茶店がモデルとなっている。
「ウイング」には漫画でも描かれていた、ダーツ台も存在するとのこと。

実在していた決闘の場所「護國神社」

決闘直前のリンダマン(左)と春道(右)

tabutitetuo25
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@tabutitetuo25

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