パタリロ！（魔夜峰央）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『パタリロ！』とは1978年より魔夜峰央が『花とゆめ』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。架空の島国・マリネラを舞台に、その国王のパタリロが英国秘密情報部の凄腕エージェントであるバンコランやその愛人で殺し屋のマライヒ、側近のタマネギ部隊などとともに巻き起こす騒動を描く。同性愛を題材にした耽美的な世界観を持つギャグ漫画で、少女漫画界屈指の長寿作品である。
バンコランの叔父。バンコランの父を殺害して財産を横領し、その事実を知った執事とバンコランの愛犬フンギーまでも殺害する。
独自のダイヤモンド販売網を組織し、パタリロと敵対したことで、パタリロに味方するバンコランと戦うことになる。
フンギー（フンギルバット）
幼少期のバンコランの愛犬で、人間の言葉を理解できる天才。
キーン・バンコランがバンコランの父を殺したことを知ってしまい、キーンによって殺された。
フィガロ・バンコラン
バンコランとマライヒの子。正体は天使長ミカエル。同性同士のカップルに子供を与えるべきか否かという天界の実験で誕生した。生後1か月で1歳児なみの体格と6歳児なみの頭脳を持つ。
実験の結果は「時期尚早」となり、関係者の記憶を消して天界に戻ることになるが、パタリロの説得により、バンコランとマライヒの寿命が尽きるまで地上に留まることになる。
国際ダイヤモンド輸出機構
デュラン・ド・ラーケン（CV：仲村秀生、古川登志夫）
国際ダイヤモンド輸出機構のNo.2。パタリロの母・エトランジュのいとこ。「白紙のゴドー（マキアヴェリ・ド・ラーケン）」の兄。マライヒに殺人技を仕込み、愛人としていた人物。
エトランジュを誘拐し、助けにきたバンコランと一騎打ちとなる。卑劣な手段でバンコランを追い詰めるが、エトランジュにクロスボウで射殺された。
各国の情報部員
イヨマンテ・サンダース（CV：滝口順平）
MI6の部長で、バンコランの上司。無能だが、先代の部長が亡くなったときにほかに適当な人物がいなかったため部長となった。
「稲妻のイヨマンテ」の異名を取る早撃ちで知られるが、狙いは滅茶苦茶である。
好物は天丼。
デミアン・ナイト（CV：井上真樹夫、演：川上将大（舞台））
MI6の情報部員。養成所時代のバンコランの先輩にあたり、恋人でもあった。
バンコランに情報部員としての技能を教えた人物で、借金のかたに体を売ったことをコンプレックスとしていたバンコランを救った人物でもある。
隻眼だが聴覚が鋭敏で、バンコラン以上の腕利きである。
共産主義に触れて転向し、KGBの二重スパイだったことがばれ、バンコランと対決する。
バンコランを追い詰めるが、最後は射殺された。
アーサー・ヒューイット（CV：谷育子、古谷徹、野島昭生）
アメリカ中央情報局（CIA）の情報部員。「（作中で）アメリカの千葉」といわれるノースダコタ州の出身ということで子どもの頃いじめられていた。
射撃の名手で、情報部員としてはバンコランに匹敵する腕利き。ロリコン。
ミハイル
S国の諜報部員。趣味はポーカー。ダーツが得意で、武器として使う。
ポーカーフェイスと自身の体温を零下32度まで下げることができるという特殊能力から「氷のミハイル」の異名を持つ。
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目次 - Contents
- 『パタリロ！』の概要
- 『パタリロ！』のあらすじ・ストーリー
- パタリロとバンコラン、マライヒの出会い
- スターダスト計画
- 霧のロンドンエアポート
- バンコラン VS バンコラン
- 魔王アスタロトとパタリロ6世の冒険
- 『パタリロ！』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- パタリロ・ド・マリネール8世（CV：白石冬美、演：加藤諒（舞台、映画））
- ジャック・バルバロッサ・バンコラン（CV：曽我部和恭、演：青木玄徳（舞台、映画）、宇野結也（舞台））
- マライヒ（CV：藤田淑子、演：佐奈宏紀（舞台、映画）、後藤大（舞台））
- マリネラ王国
- タマネギ部隊（CV：野島昭生、古川登志夫、古谷徹、三ツ矢雄二、塩屋翼、塩沢兼人、井上和彦、神谷明、演：細貝圭、金井成大、石田隼、吉本恒生、蒼木陣、原嶋元久、田口司、佐川大樹、大久保樹、江本光輝、中田凌多、星豪毅、奥田夢叶）
- 警察長官（CV：永井一郎）
- パタリロの一族
- パタリロ6世
- パタリロ7世（CV：杉山佳寿子）
- パタリロ10世（CV：松島みのり）
- エトランジュ（CV：池田昌子）
- バンコランの関係者
- キーン・バンコラン
- フンギー（フンギルバット）
- フィガロ・バンコラン
- 国際ダイヤモンド輸出機構
- デュラン・ド・ラーケン（CV：仲村秀生、古川登志夫）
- 各国の情報部員
- イヨマンテ・サンダース（CV：滝口順平）
- デミアン・ナイト（CV：井上真樹夫、演：川上将大（舞台））
- アーサー・ヒューイット（CV：谷育子、古谷徹、野島昭生）
- ミハイル
- ロボットたち
- プラズマX（CV：堀秀行）
- アフロ18（CV：増山江威子）
- プララ（CV：野村道子）
- αランダム（CV：堀絢子）
- エレクトロ＝マンドラ
- 魔界
- アスタロト
- ベールゼブブ
- 猫娘
- その他
- スーパーキャット（CV：中野聖子）
- 間者猫（かんじゃねこ／CV：大竹宏）
- バンザイぬいぐるみ
- ザカーリ（CV：戸田恵子、演：佐藤永典（舞台））
- デュモン
- 『パタリロ！』の用語
- マリネラ王国
- タマネギ部隊
- MI6（えむあいしっくす）
- KGB（かーげーべー）
- CIA（しーあいえー）
- FBI（えふびーあい）
- 国際ダイヤモンド輸出機構
- タランテラ
- 魔界
- クックロビン音頭
- 『パタリロ！』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- タマネギ16号「パタリロ＝ド＝マリネール8世殿下へ 永遠の忠誠をこめて」
- プララ「ママを嫌いだなんて言ったのはウソよ！大好きよママ！大好きよ！だから…だから…」
- パタリロが生まれて初めて心の底から泣いた日
- マライヒ「こんなことを思ったらその罪で地獄に堕とされるかもしれないけど…でもうれしい！」
- バンコラン「帰ろう…帰ろう…家へ…」
- 『パタリロ！』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 多様性の先駆け
- 多くのスピンオフ作品が存在
- 少女漫画界では異例の長寿連載
- 封印されたエピソード「マリネラの吸血鬼」
- 2010年代になって突然の実写化
- 『パタリロ！』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：藤本房子『パタリロ！』
- ED（エンディング）：竹田えり『美しさは罪』
- ED（エンディング）：スラップスティック、白石冬美『クックロビン音頭』