ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)』とは5pd.から発売された「拡張科学アドベンチャーゲーム」であり、ゲームを原作としたアニメ作品でもある。
前作『STEINS;GATE』の世界を舞台に、格ゲーに熱中する主人公の「八汐海翔」とロボットをこよなく愛するヒロインの「瀬乃宮あき穂」の2人が所属する「ロボ部」を中心にしたストーリーとその裏で蠢く陰謀に立ち向かっていく作品であり、ロボット、ネット、近未来科学、少年少女の夢と青春をテーマに描いたSFエンターテイメントである。
あき穂の姉であるみさ希が発足させたプロジェクト「ガンつくプロジェクト」にて造られている全高8メートルのロボットであり、正式名称「ガンヴァレルをつくろうプロジェクト試作1号機」。
本編開始当初はあき穂の手によって制作されており、話が進むにつれて完成にこじつける。機能としては上半身に搭載されたコックピットにある装置を操作して動かすことができるが、歩く以外のことしかできず、歩行速度もかなり遅い。
また、安全面に対しては絶望的であり、装甲が薄くもし転倒すればパイロットはよくて重傷、最悪は死亡するほどに危険なシロモノである。
実際、テスト運転兼お披露目会当日もパイロット担当の海翔は乗るのを嫌がっており、動かしたときも必死だった。
ガンつく2
あき穂達、今のロボ部だかろこそできるロボットを作ってみるという考えのもと、発案された試作2号機。設計担当は昴。組み立ては昴とあき穂とJAXAの協力のもと行われ、完成した。駆動システム担当はフラウ。操縦は海翔と淳和が担当。
1号機とは異なり、細身で無機質で装飾はなく、必要なパーツのみで構築されている。その外見は1号機のようなアニメのようなロボットというよりは作業用ロボットに見える。
なお、胸元にはスポンサーのスペースアメ社の名前のついたロゴと頭部に当たる部分にはガンヴァレルの顔が貼り付けられている。もっとも、この顔に関してはあき穂の提案で、昴は最後まで反対していた。
フラウの開発した駆動システムのおかげでキルバラと同じコマンド入力による操作方法で動かすことができ、乗り込む必要はない。
レーザ光送電装置により電力を供給し、動かすことが可能。デザインはドクの趣味で銃のような外見をしている。また、レーザーはかなり危険な代物であり、人に向ければ死んでしまうほどの威力を持っている。ガンつく2のパラボラアンテナから外れたら自動で停止するに安全装置が付けられている。
駆動モーターにはモノポールモーターを使用しており、機動力もガンつく1に比べものにならないほどに向上している。また、フラウの開発したARアプリのおかげで居ル夫。を通してみるとその姿はガンヴァレルの姿に見ることができる。
起動テストの最中に事故により昴を下敷きにして倒れてしまい。それでも、海翔とあき穂の手によって万博に出展させることに成功する。が、万博会場で暴れるSUMERAGIを止めようとあき穂の操作のもと立ち向かうが、あき穂の操作技術では満足に動かすことができずに胴体を切断されて破壊されてしまった。
SUMERAGI(スメラギ)
エグゾスケルトン社が開発した巨大ロボット。乗り込み式の操縦であり、六本足の蜘蛛型多足歩行。コンセプトモデルのロボットであり、一種の試作機として開発された。
さらに、内側には人型起動ロボットが仕込まれており、二足での歩行を可能である。
終盤に君島コウ、300人委員会に奪われてJAXA種子島宇宙センターを占拠し、ブラックホール爆弾を防衛する兵器として利用されてしまう。パイロットはみさ希。
武器は六本足に取り付けられている鋭利な刃物と搭載されているミサイル。
本編ではSUMERAGIは2機登場しており、1機目はエグゾスケルトン社が万博に出展したもので、みさ希によって会場内のロボットを破壊してまわり、ミサイルと発射して会場の屋根などを崩壊させた。
みさ希を止めようとするあき穂の操作するガンつく2と対峙するが、満足に操作することができなかったためにガンつく2の胴体を切断して破壊した。
与四郎くん
ドクの倉庫に封印されていたロボットの1つ。元々は子供用を楽しませるためにドクが作ったロボットであったが、幼い淳和が間違って倉庫に置いてあった与四郎くんの下敷きになってからは配線を切断されて倉庫の中においてままであった。
淳和ルートにてあき穂に修理されて再び動くようになった。また、淳和もドクとの和解のためと少しずつでもロボットの恐怖症を克服するために協力し、与四郎に新しい声を吹き込んだ。
その他
モノポール
HUG
仮想の素粒子として存在する物質とされていたが、君島コウが開発したEGIシステムによって精製することに成功した。扁平な形をしており、内部では渦を巻いている。モノポール周辺には細かい微粒子があり、触れると放電が起きる。
本編ではガンつく2のモーターの部品として活用され、高性能の新型モーターを完成させることに成功する。
足が不自由の人でも健常者と同じように歩行することが可能になる。
太陽嵐の影響で世界中のHUGが暴走事故が発生しており、シナリオが進行する毎に世間ではHUGの批判が多くなっていった。
本編では瑞榎が使用しており、終盤に暴走したことで瑞榎は崖から転落死する結果になった。この暴走はあまりにもタイミングがよすぎることから君島コウによって操作された事による人為的な暴走であった。
スコール
宮城県都城市の南日本酪農共同が販売しているヨーグルト風味の炭酸飲料。熱帯雨林の大雨の『スコール』からではなく、デンマーク語で乾杯を意味する『スコール』から名付けられている。
舞台ある種子島ではポピュラーな飲み物であり、ヒロインのあき穂が頻繁に飲んでいる愛用品でもある。
なお、2015年までは缶のみの販売であったが、20216年からはペットボトルでの販売も開始している。本編では主にペットボトルタイプが登場。
『ROBOTICS;NOTES』の用語
AR
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目次 - Contents
- 『ROBOTICS;NOTES』の概要
- 『ROBOTICS;NOTES』のあらすじ・ストーリー
- PHASE01「夢と希望とロマンがあってこそ」
- PHASE02「一緒に、巨大ロボを造ろう」
- PHASE03「夢が終わっちゃったら、寂しい」
- PHASE04「血と汗と涙の結晶ですから」
- PHASE05「うちらだからこそ造れるロボを」
- PHASE05「綯ルート」
- PHASE06「どこかひとつでも好きになってくれるまで」
- PHASE07「なんという狂った世界」
- PHASE08「君に夢を見せてあげよう」
- PHASE09「巨大ロボットが、大好きです」
- PHASE10「胸を張って、この子を動かしてあげなくちゃ」
- PHASE11「夢なんて、持たなければよかった」
- PHASE12「ここからは、俺たちのゲームだ」
- 『ROBOTICS;NOTES』のゲームシステム
- 基本情報
- 各ルート
- 『ROBOTICS;NOTES』の登場人物・キャラクター
- ロボ部
- 八汐 海翔(やしお かいと)
- 瀬乃宮 あき穂(せのみや あきほ)
- 日高 昴(ひだか すばる)
- 神代 フラウ(こうじろ ふらう)/古郡 こな(ふるこうじ こな)
- 大徳 淳和(だいとく じゅんな)
- アイリ(あいり)/ゲジ姉
- 教師
- 長深田 充彦(なかふかだ みつひこ)
- 臼井薫子(うすい かおるこ)
- JAXA
- 瀬乃宮 健一郎(せのみや けんいちろう)
- 天王寺 綯(てんのうじ なえ)
- 種子島の住人
- 伊禮 瑞榎(いれい みずか)
- 藤田 鉄治(ふじた てつはる)
- 長深田 澄夫(ながふかだ すみお)
- 日高 宏武(ひだか ひろむ)
- エグゾスケルトン社
- 瀬乃宮 みさ希(せのみや みさき)
- 澤田 敏行(さわだ としゆき)
- その他
- 君島 コウ(きみじま こう)
- 行舟 愛理(ゆきふね あいり)
- ミスター・プレアデス
- 疾風迅雷のナイトハルト
- DaSH / 橋田至(はしだ いたる)
- 栗悟飯とカメハメ波
- 『ROBOTICS;NOTES』のアイテム
- デバイス関係
- ポケコン
- 居ル夫。
- キルバラ
- ツイぽ
- ロボット関係
- ガンつく1
- ガンつく2
- SUMERAGI(スメラギ)
- 与四郎くん
- その他
- モノポール
- HUG
- スコール
- 『ROBOTICS;NOTES』の用語
- AR
- 君島レポート
- 15年クラッシュ
- 機動バトラー ガンヴァレル
- 実物大ガンヴァレルをつくろうプロジェクト
- あねもね号集団失神事件
- ROBO-ONE(ろぼわん)
- スローモー
- 『ROBOTICS;NOTES』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 過去作品との繋がり
- 他作品とのコラボ
- 『ROBOTICS;NOTES』の主題歌・導入歌
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