ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)』とは5pdから発売された『拡張科学アドベンチャーゲーム』であり、ゲームを原作としたアニメ作品でもある。ロボット、ネット、近未来科学、少年少女の夢と青春をテーマに描いたSFエンターテイメントである。

瀬乃宮姉妹が好きなロボットアニメ。通称『ガンヴァレル』。2012年から2015年まで放送された。
主人公がガンヴァレルというロボットに乗って悪と戦うという一般的なロボットアニメであり、ガンヴァレル以降のロボットアニメが作られる事がない。このアニメの影響で世界中がロボットブームを巻き起こすほどに流行った。
また、最終話が放送される直前に制作に関わった関係者が殺害され、その犯人と疑われたフラウの母親が種子島にて消息を絶ったことで打ち切りになった。

本編においてガンヴァレル最終話の映像が流失し、世間を騒がせる。さらに、ガンヴァレルは元々300人委員会によるプロジェクト・アトゥムを起こすためのプロパガンダアニメであることが判明。
ロボットブームもプロパガンダの影響によるもの。

実物大ガンヴァレルをつくろうプロジェクト

通称「ガンつくプロジェクト」と呼ばれ。当時高校生だったみさ希が発足したプロジェクトである。アニメのロボットを実際に作ろうと思ったみさ希によって、当時のロボット同好会をロボ部に昇格させ、設計図もみさ希が書いた。
プロジェクト発足からすでに9年が立っており、妹のあき穂の手によってようやくガンつく1が完成させることができたが、技術、予算の都合で理想とは違ったできになってしまった。

あねもね号集団失神事件

2010年に発生した鹿児島から種子島に向かう客船『あねもね号』の乗客と乗員全員が失神した事件。
海翔と瀬乃宮姉妹が巻き込まれた事件であり、この事件の影響で海翔とあき穂は『エレファントマウス症候群』という後遺症を患ってしまう。

この事件は君島コウによる電磁波照射実験によるものである。本来はこの実験によってあねもね号の乗員乗客は全員死亡するはずであったが、その事を知ったみさ希によって君島コウが殺されたことで最悪の事態は避けられた。

ROBO-ONE(ろぼわん)

小型のホビーロボット同士を戦わせる格闘大会。ロボットブームの影響もあり、賞金も高額であり、1位は500万円、2位でも100万円が出る。

前回のROBO-ONEチャンピオンの昴は父親にバレないようにするために『ミスター・プレアデス』という変装をして出場しており、本編でも海翔と決勝戦を行ない。優勝している。
なお、この格好と演出は大会運営側からやらされていると本人は自供しているが、ノリノリで演技している。

スローモー

スローモーを起こすためにフラウに首を閉めてもらう海翔。

海翔があねもね号集団失神事件によって発症した『エレファントマウス症候群』とよばれる病気であり、極度の疲労状態や興奮状態に陥ると発作が起きる。
発作が起きると海翔の体感時間が遅くなり海翔から見た世界はゆっくりに見えるようになる症状が出る。
なお、あき穂の場合はその逆で周囲の速度が速く感じる『ファスト・フォワード』という症状が出る。

このエレファントマウス症候群は君島コウによる電磁波照射実験の副産物のようなものである。海翔は後に君島コウの開発した電磁波照射機を使うことで意図的にスローモーを引き起こせるようになる。
もっとも、体に掛かる負担も大きく連続使用を続ければ命の危険もある。

『ROBOTICS;NOTES』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

過去作品との繋がり

ロボティクス・ノーツの世界は科学アドベンチャーシリーズの『STEINS;GATE』のトゥルーエンド後の世界線が舞台である。それが判明するのは冒頭に表示される世界線変動率「1.048569」から知ることができる。
また、本編においては『STEINS;GATE』で登場した人物の1人である天王寺綯が成長した姿で登場し、主人公たちと関わっていく。
また、『CHAOS;HEAD』にて発生した渋谷地震なども確認出来る。
さらに設定や技術には過去作の技術が利用されている場面や、登場人物のセリフにも過去作を思わせる言葉がある。
本編で自由に見ることができるツイぽでは条件を満たすと過去作の人物のつぶやきをみることも可能。

他作品とのコラボ

アプリゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω』にてクロスオーバーとして登場。ロボ部のメンバー達と『ビデオ戦士レザリオン』とのコラボによって。
物質伝送装置によってキルバラのガンヴァレルを実体化させることで参戦させた。ストーリー上では操作方法もキルバラと同じである。

『ROBOTICS;NOTES』の主題歌・導入歌

OP(オープニング) : Zwei「拡張プレイス」

作詞・作曲:志倉千代丸 編曲:大島こうすけ 歌: Zwei

emisi
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@emisi

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