ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)』とは5pdから発売された『拡張科学アドベンチャーゲーム』であり、ゲームを原作としたアニメ作品でもある。ロボット、ネット、近未来科学、少年少女の夢と青春をテーマに描いたSFエンターテイメントである。

PHASE09『巨大ロボットが、大好きです』

1.19。ガンつく2が完成し、起動テストが本日行われることになった。海翔は建物には組み立てられたガンつく2が佇んでいた。あき穂と昴、JAXAの支援のおかげで完成された。ロボ部のメンバーと綯の監督の下、ガンつく2を起動させ、海翔はポケコンを使ってガンつく2を操作するとガンつく2は見事に前身することに成功する。
起動テスト成功に喜ぶロボ部に綯が申し訳なさそうに、来週までに施設を撤収することになってしまったことを打ち明けられる。5年ぶりに種子島でロケットを打ち上げることになったために、施設を貸せなくなってしまった。その事に落ち込むロボ部であったが、あき穂と海翔はまた、種子島でロケットを打ち上げることになったことに喜びがわき上がってもいた。
施設の使用は今週中に利用可能であったので、ガンつく2の調整ができることを行うことになる。海翔は淳和のガンつく2の操作がおぼつかない淳和にアドバイスする。
その後、ガンつく2はロボ部が部活で利用していたバンカーに運ばれる。

1.24。郷土資料館にあった君島レポートNo.1がなくなっていた。ゲジ姉の調べでは君島レポートNo.1を持ち出したのは瑞榎であった。瑞榎に会いにいってみるが、瑞榎の姿が見当たらない。
海翔は自分と同じように君島レポートを集めていると思い最後の1つである君島レポートNo.7を先に見つけ出すことにした。瑞榎より先に君島レポートNo.7を見つけ出すことに成功する。君島レポートNo.7をダウンロードし、あとはアプリを起動させれば全ての君島レポートが世界中に拡散される事になる。君島レポートを拡散するか迷っていると、そこに瑞榎が現れて君島レポートの事から手を引くように迫る。
瑞榎が何かを隠していること確信した海翔は何を隠しているか逆に問い詰める。
すると、ポケコンから突然電話が掛かり『かごめかごめ』のメロディが流れ出す。瑞榎が電話に出るとノイズが流れる。ポケコンの通話を着るとノイズも収まった。
だが、瑞榎が突然が歩き出す。瑞榎の向う先には崖がある。瑞榎のHUGが暴走を始めて制御が聞かなくなった。海翔は崖に向う瑞榎を取り押さえて止めようとするが、瑞榎を助けることができず、海翔の目の前で瑞榎は崖から転落してしまう。

同じ頃、海翔以外のロボ部のメンバーはバンカーに運ばれたガンつく2の起動調整を行われていた。操作を行っている淳和にガンつく2の動きに違和感があることを報告して、昴が確認のためにガンつく2に近づく。ガンつく2を動かしているとガンつく2が昴のいる方に倒れてしまった。

救急車を呼んだ海翔は瑞榎と一緒に病院に運ばれた。そこにはロボ部のメンバーが来ていた。あき穂がガンつく2のテスト中にガンつく2の下敷きになったことを聞かされる。
また、顧問のミッチーは医者から昴の様態に関して命に別状はないが、足に後遺症が残る可能性があると宣告された。ミッチーはロボ部に土下座しながら自分の監督不届きに謝罪し、責任を背負うことを誓うがロボ部を守れないかもしれないと告げられる。その上、万博の出展も難しくなってしまう。
さらに、瑞榎が崖から転落したことをミッチーに告げる。海翔は瑞榎が助かることを祈ったが祈りは届かず瑞榎は死亡してしまう。

1.27。あき穂は学校に呼び出され、教徒にロボ部の廃部を言い渡される。その翌日には亡くなった瑞榎の葬儀が行われた。
葬儀が終わった後、海翔とあき穂は昴の家に向おうとする。殴られる覚悟で昴の家に向おうとする途中、先に昴の家に向っていた淳和と出会う。
昴の父親である宏武にあって土下座しながら謝ったが、淳和が悪いわけではないことに理解を示しつつ、二度と昴に近づかないように言いながら追い返されてしまった。その姿は怒りや憎しみよりも寂しさを出していた。
淳和は責任を取ってロボ部を辞めようとしたが、海翔はすでにロボ部は廃部になってしまったことを誤って漏らしてしまった。その事に更にショックを受けて淳和は号泣してしまった。

家に帰った2人は今後はどうするか相談してみたが、答えが出ずその場は別れることになる。
郷土資料館に向った海翔にフラウから電話が掛かる。フラウはガンつく2のシステムの修正を行っていることの報告と、瑞榎の事故について300人委員会が関係している可能性があることを危惧する。フラウの忠告に感謝し、通話を切る。
君島レポートを拡散することを決意し、君島レポートNo.7を起動し君島レポートを世界中に拡散させた。

1.29。バンカーにはガンつく2が倒れた状態で置かれていた。今日ガンつく1、2は業者に引き渡すことになる。あき穂は個人の趣味として1人でガンつくプロジェクトを続けていこうとする。
海翔はあき穂1人ではできないと指摘する。海翔はキルバラを起動してあき穂に自分に勝ったら協力すると勝負を挑むように促す。あき穂は海翔と勝負をして海翔はあき穂に勝利を譲る。こうして、海翔はあき穂に協力することにした。
それと同時にクレーンを載せたトラックが近づく。そこにはドクが乗っており、ロボットを解体する業者として仕事を請け負ったが、ドクはガンつく1、2を解体する気はなく、あき穂に協力することを申し出る。
そこに顧問のミッチーが現れる。だが、ミッチーもガンつくに協力する気であり、去年優勝したROBO-ONEの賞金を取り戻してきた。
こうして、ガンつくプロジェクトは停まることなく進めることができたのだった。

PHASE10『胸を張って、この子を動かしてあげなくちゃ』

2.17。海翔とあき穂はお台場に訪れていた。あき穂はガンつく2を完成させ万博に出展までこぎ着けることに成功したのだ。万博の会場を下見に訪れていると、エグゾスケルトン社のロボを見つける。
海翔とあき穂はその日、ミッチーが手配したホテルで一夜を過ごす。次の日にみさ希に会いにマンションに訪れたがみさ希は不在で会えなかった。

海翔は1人で渋谷の病院に向った。病院にはコールドスリープマシンの中にいた愛理が入院していた。愛理と僅かな面会を終えると海翔は病院を後にした。
その後はあき穂の所に戻り、ガンつく2の組み立てに協力するのだった。そして、万博開催の前日。会場にて組み立てたガンつく2を起動に成功する。

万博開催当日、ガンつく2の電源が入らず、動かすことができないでいた。配線の接続を間違えていることに気付き、あき穂は配線を接続し直すことで見事ガンつく2を起動させることに成功する。
しゃがんでいる状態から直立に立たせる。前身やカニ歩きなどのパフォーマンスを行っていく。初日の観覧者の数は少なかったが、少しずつ観覧者を増やしていこうと地道にパフォーマンスしていく。
2.26。あき穂が女子アナのテレビインタビューを受けているとみさ希が万博に訪れることを知る。みさ希が万博会場に訪れた情報を聞くと海翔とあき穂は関係者エリアに向い、パワードスーツを装着したみさ希と再開する。
だが、みさ希は微笑んでいるだけで、会話が成立しない。そこに、澤田敏行が銃を構えて現れ、手を上げるように促される。海翔とあき穂は両手を挙げる。
澤田はにじみよりながら、海翔達の後ろにいるみさ希に尋問する。みさ希は澤田に向ってダッシュする。澤田はみさ希に発砲するが、銃弾がみさ希に当たらなかった。
海翔とあき穂は澤田を妨害し、銃を奪う。あき穂はみさ希を追っていく。澤田は海翔に急いでみさ希を止めるように促すが、状況が掴めない海翔は澤田の要求を拒否する。それと同時に突然ポケコンから『かごめかごめ』メロディの電話が掛かってくる。澤田はこのままでは君島レポートに書かれていることが実際に起こってしまうと嘆いていた。

一方、あき穂は逃げたみさ希を追いかけるが、人間業ではない動きをするみさ希に追いつくことができなかった。みさ希はSUMERAGIの頭上に降り立ち、歓声が上がる。みさ希はSUMERAGIを動かし、会場を破壊していく。
ガンつく2を起動させてSUMERAGIを止めようとするが、刃が立たずにガンつく2の胴体を切断する。切断されたガンつく2が仰向けにSUMERAGIにぶつかったことでSUMERAGIは起動停止することに成功する。みさ希の乗るコックピットに向うが、そこにはみさ希の姿はなかった。
それと同時にあき穂は発作が発症し、動けなくなってしまう。
会場の外では人々が空を見上げている。そこには今まで存在しなかった巨大な塔が出現していた。その塔はガンヴャレル最終回の映像に映っていた『グランド・オベリスク』そのものであった。グランド・オベリスクが突然輝き始めて海翔達の視界が光に包まれてしまうのだった。

PHASE11『夢なんて、持たなければよかった』

グランド・オベリスクから強烈な光に放たれてからが特に何かが起こることはなかった。各地で太陽嵐の襲来というニュースが広がり、通信機器に支障が出ていた。
万博会場の外では海翔があき穂を介抱していた。そこに澄夫が駆け付ける。世間では色々なデマが流されていることを聞かされる。また、通信機器が機能しなくなってポケコンは問題なく使用できることを聞かされる。その上、居ル夫。を通してみると建物などが崩壊しているようになっていた。
さらに、ロボットが各地の交通網を封鎖したことで人々は東京に閉じ込められてしまっていた。
海翔は何かを知ってると思われるみさ希を探すために万博会場に入り、みさ希を探したが見つからない。その代り、澤田を発見した。
澤田の周囲には破壊された機械が散乱していた。『沈黙の兵器』という電磁波照射機で、それを東京の各所に設置することで、グランド・オベリスクの幻影をを出現させていた。
澤田は事の真相を事の真相を話してくれた。自分は300人委員会と対立する組織の一員であり、みさ希と共に300人委員会の野望を阻止するために今まで暗躍していた。
世間では太陽嵐の襲来しているという話題だが、実際は太陽嵐は襲来しておらず、あたかも襲来しているように見せかけていただけであった。それだけではなく、ロボットブームもプロジェクト・マルスのためのプロパガンダであった。
300人委員会はブラックホール爆弾を宇宙に打ち上げて爆発させることで強力な太陽嵐を発生させることでプロジェクト・アトゥムによる人類大虐殺計画を実行に移そうとしていることを告げる。
そして、ブラックホール爆弾を打ち上げる場所は種子島であり、みさ希はこのプロジェクト・アトゥムの首謀者であった。また、会場にいたみさ希は沈黙の兵器によって生み出された幻覚であったことが発覚。
本物のみさ希は種子島に向っており、JAXA種子島宇宙センターを占拠していた。
そして、澤田はこの計画を達成させようと暗躍している本当の黒幕が君島レポートの制作者である君島コウ自身であることを告げられる。そして、君島コウは死んではいなかった。
また、あねもね号集団失神事件は君島コウの電磁波照射実験であり、みさ希はそれに加担していた。君島レポートも世界中を騙すためのプロパガンダあった。人々が疑心暗鬼に陥った所に今回のお台場の騒動であった。それ以外の世界中で話題になっている災害のニュースのほとんどが君島コウの仕込んだ偽情報である。
その目的は世間の目を種子島のブラックホール爆弾打ち上げから目をそらすことであった。
すべての真実を知った海翔は君島コウ、みさ希を止めること決める。だが、それは裏切られたことに対する怒りとかではなく、利用されたままではいられないという悔しさからであった。
澤田は種子島に帰ろうとする海翔に壊れているが何かの役に立つかもしれないと破壊した電磁波照射機を渡す。

種子島に帰るために一端ホテルに戻る。そこにはあき穂が先に帰っており、項垂れていた。みさ希に裏切られたことに落ち込んでいるあき穂をそのままに海翔は荷物を持ってホテルを出る。海翔を追いかけてあき穂は海翔を止めようとする。
そこにワゴンに乗ったミッチーが駆け付ける。海翔とあき穂に澄夫を乗せて空港へ向かう。そこには海翔の父親が機長として種子島までの飛行機を用意していた。
綯にテロが起きる可能性があることを伝えられていたミッチーはテロが起きたときに指定された飛行場に向かうように指示を受けていたのだ。
種子島に帰るために飛行機に乗り込もうとした矢先に『かごめかごめ』の歌を歌いながら、愛理が現れた。その手には拳銃が握られており、海翔達に向かって発砲してくる。
愛理の言動は海翔の知っているアイリでもゲジ姉でもなかった。そして、居ル夫。で愛理を覗いたとき、そこには君島コウがいた。
君島コウは愛理を操り、海翔達を種子島に返さないように妨害する。
君島コウは死ぬ直前に記憶をネットワークに移植することに成功する。だが、完全に記憶を移植する前に、あねもね号集団失神事件の時にみさ希に殺害された事で完全な移植はできなかった。
そして、自分を殺したみさ希を洗脳して操っていた。また、海翔達がプロジェクト・アトゥムを止めるためにみさ希を殺すと次は君達を洗脳してプロジェクト・アトゥムを実行すると脅迫する。
そこにあき穂が君島コウにみさ希は今もロボットが好きであるかを聞く。それに対して君島コウはみさ希がキルバラをプレイしていることを教える。
海翔はキルバラの上位にいるタジリンがみさ希であることを確信する。そして、あき穂はみさ希が設計したガンつく1SUMERAGIを倒すことを宣言する。

この時のやり取りをミッチーがツイぽで生中継しており、それを見たロボ部の昴、淳和、フラウはガンつく1を見立てるためにバンカーに駆け付ける。それだけではない、今までロボ部に協力してくれた人達も助っ人に現れた。

あき穂の宣言を君島コウは嘲笑う。見せしめに君島コウは愛理を操り、愛理の頭に銃の引き金を引こうとしたときに、澄夫の飼っているインコのタロウが愛理の持っている拳銃を奪ったことで防がれる。
愛理を殺すのに失敗した君島コウは姿を消す。
君島コウがいなくなった内に気絶した愛理を飛行機に乗せて種子島に帰還するのであった。

PHASE12『ここからは、俺たちのゲームだ』

2.27。海翔とあき穂達を乗せた飛行機はロボ部が利用しているバンカーに着陸する。
雨が降る中、バンカーではすでにロボ部のメンバーが集合していた。今までのことと君島コウとの決戦に備えて情報を共有し、君島コウの野望を阻止するために作戦を始める。
作戦後、君島コウとの決戦のためにガンつく1の組み立てやプログラム構築を行なっていく。そこに、臼井教頭が現れる。教頭はロボ部の入部届を渡し、責任を学校側が引き受けることにしてくれた。また、ロボ部に協力しようと学校の生徒と教師達も駆け付けてくれた。それ以外にも町工場の人達も集まり種子島中の人達が協力してくれた。

雨が上がった頃、海翔は綯と目覚めた愛理と共に郷土資料館に訪れていた。君島コウに対抗するために、郷土資料館の1階地下にある電磁波照射装置を調べてて見る。装置に組み込まれていたカートリッジを取り出し、郷土資料館から出ようとしたとき、武装ドローンが海翔達を包囲した。ポケコンからゲジ姉の声が聞こえ、居ル夫。を覗いてみるとそこにゲジ姉がいた。海翔はゲジ姉に万博会場でのSUMERAGIを遠隔操作したことに何か知っているか質問してみる。
そこに君島コウが現れる。愛理は君島コウを説得しようとするが、すでに設定されたプログラムのように自分の消滅も前提に入れてプロジェクト・アトゥムを遂行しようとする君島コウを止めることができず、それどころか愛理の両親はすでに死亡していることを教えられてしまう。
海翔は愛理に駆け寄ろうとする。君島コウの命令を受けたゲジ姉はドローンの照準を海翔に定める。だが、ドローンは海翔達を撃つことなくドローン同士が打ち合って爆発した。
命令を無視したゲジ姉を君島コウは消去する。消去されるまでに愛理はゲジ姉は互いに別れを告げてゲジ姉は消滅してしまった。

海翔が郷土資料館から持ち帰ったカートリッジをお台場で澤田から渡された電磁波照射装置を埋め込んだ。海翔は装置の実験を行なってみるとスローモーが発動する。完成した装置は人為的にスローモーを発動する装置であった。
また、澤田から居ル夫。に代わる新しいARアプリを送られてきた。

2.28。ブラックホール爆弾が発射のために移動したとい報告が入る。ロボ部の方もガンつく1を完成させ、作戦を決める。A部隊はみさ希を足止めする囮役として海翔とガンつく1がみさ希とSUMERAGIと対峙する。そして、メインであるB部隊は綯によるブラックホール爆弾打ち上げ阻止。
見立てを終え、スーパーガンつく1としてパワーアップしたガンつく1に乗り込んだ海翔はロボ部と共にJAXA種子島宇宙センターに向かっていくのだった。
海翔達はロケット打ち上げ場の大崎射場に到着する。そこに綯からの連絡が入り、ロケット発射まで30分と告げられる。海翔は君島コウのブラックホール爆弾を阻止するために、ロケット打ち上げ場にて佇むみさ希が操縦するSUMERAGIとの対決を開始する。
SUMERAGIからみさ希が警告してくる。海翔達はそれに反発し、君島コウを倒してみさ希を助けることを誓う。
SUMERAGIがミサイルを放って攻撃してくる。だが、ミサイルはガンつく1に当たらずに別の方向に進んで爆発した、フラウが開発したガンヴァレルのARデコイによってミサイルの狙いを狂わせることに成功していた。
ガンつく1を前進させてSUMERAGIに接近する。ミサイルを再度発射するが、ARデコイの影響で当たらない。だが、ガンつく1がSUMERAGIとの距離が10メートルまで近づいた頃に最後のミサイルを発射されてしまう。
距離が近いせいで避けられない。海翔はスローモーを発動させることで、ガンつく1に取り付けられていた2本あるパイルバンカーの1つをミサイルに向けて穿った。
SUMERAGIは刃のついた前足2本を使ってガンつく1に襲いかかる。スローモーを駆使しながらSUMERAGIの攻撃を防ぎ、心臓部と呼べる頭部にパイルバンカーを命中させる。SUMERAGIを起動停止させることに成功するが、同時にSUMERAGI内部に存在するKAMINAGIが起動する。
蜘蛛型のSUMERAGIから人型のKAMINAGIが相手になったことで機動力が向上したことで、ガンつく1のスローモーを使ったパイルバンカー攻撃を回避してみせる。
KAMINAGIはガンつく1の電力源であるレーザー銃座を破壊することでガンつく1の稼働時間が5分になってしまう。そこに、綯からの連絡が入る。ロケットの打ち上げ中止コマンドをいくら打っても中止することができない。アクセス権限を君島コウによって変更されていた。
そこに澤田からの連絡が入り、君島コウを消滅させるためのウィルスが完成したことを報告する。そのためにはAR上に出現した君島コウに直接打ち込む必要があることを伝える。
ロケット打ち上げまで残り3分。接近するガンつく1に距離を取ろうと後退しようとするKAMINAGIに乗るみさ希を挑発すると、今まで君島コウに支配されていたみさ希の意識が覚醒し、海翔の乗るガンつく1に挑みかかってくる。接近したKAMINAGIにパイルバンカーを穿つが再びかわされてしまう。高く跳躍するKAMINAGIに対して海翔はパイルバンカーを発射し、見事KAMINAGIに命中させることに成功する。
KAMINAGIのコックピットが開き、そこにみさ希がいた。そして、みさ希に重なるようにAR上では君島コウがいるのを突き止める。
スローモーを発動させ、君島コウに向けてウィルスを発射する。ウィルスは君島コウに命中し、アクセス権限が正常に戻すことに成功する。
アクセス権限を取り戻した綯により、ブラックホール爆弾打ち上げ阻止することに成功する。
君島コウは消滅するなかいずれ第2第3の君島コウ現れると警告する。それに対して海翔は正義はきっと勝つと告げる。そのことに苦笑交じりであるが肯定して君島コウは消滅した。

全ての戦いが終わり、ロボ部はバンカーに帰還する。そこには種子島中の人々が集まって海翔達ロボ部の帰還を祝ってくれた。

『ROBOTICS;NOTES』のゲームシステム

基本情報

本作では主人公の『八汐海翔』を視点にストーリーが進められるビジュアルノベル式。ゲームの進行には『ポケコン』というタッチパネルデバイスを用いてプレイヤーはマップ移動を行い。ストーリー進行に必要なイベントやクリアしていく。
ストーリー進行にはARアプリ『居ル夫。』を用いてエリア内に隠されている重要アイテム『君島レポート』の探索。つぶやきアプリ『ツイぽ』を用いて登場人物とのコミュニケーションを取っていく必要がある。また、視点が別のキャラに切り替わることでストーリー全体の内容や、各キャラクターの抱えている悩みなどを知ることでストーリーに感情移入しやすくしてもある。

各ルート

本作では登場人物の『神代フラウ』『大徳淳和』『愛理』『天王寺綯』の4人のヒロインとの個別ルートが用意されており、トゥルールートを解放するには『神代フラウ』『大徳淳和』『愛理』の3人のルートをクリアしなくてはいけない。なお、『天王寺綯』ルートは3人のルートに到達できなかった場合に発生する一種のバットエンドでもある。
個別にルートに到達するには探索の順番やツイぽの返事内容によって決まる。また、各ヒロインのルートは恋愛要素はなく、各ヒロインが抱えている悩みや現状に対して主人公が協力して解決していくのみである。また、各ルートの出来事はトゥルールートまでに起きた出来事として扱われている。

『ROBOTICS;NOTES』の登場人物・キャラクター

ロボ部

八汐 海翔(やしお かいと)

CV:木村良平、関根航(9歳、テレビアニメ)

本作の主人公。一人称「俺」、18歳、中央種子島高校3年生、ロボット研究部所属、愛飲「フルーツサワーメロン」

ヘラヘラとした軽い態度と皮肉屋で面倒くさがりな性格から周りからは頼りないと思われることがある。また、ガンヴァレルを題材にした同人ゲーム「ガンヴァレル キルバラッドON-LINE」という格ゲーに夢中であり、世界ランク5位の実力を持つ。彼にお願いをするにはキルバラで勝利しないと基本的に動いてくれない。

9年前に起きた「あねもね号集団失神事件」の被害者であり、その時の後遺症で体感時間がスローになる「スローモー」という能力を身につけてしまった。

あき穂とは幼馴染みであり、同じ後遺症を持ってしまった彼女の保護者としての面があり、彼女がピンチに陥っている時は普段の面倒くさがりな性格とは事なり身体を張って助けてくれる。

ちなみに、ガンつくプロジェクトの担当はメインオペレーターである。

瀬乃宮 あき穂(せのみや あきほ)

CV:南條愛乃

本作のヒロインであり、もう1人の主人公。一人称「うち」、中央種子島高校3年生、ロボット研究部部長、愛飲「スコール(ペットボトルタイプ)」

海翔の幼馴染みであり、ロボ部の部長を務めている。2月に開催される万博にガンつくプロジェクトの「ガンヴァレル試作1号機」を出場させることを目標にしている。
真面目で熱血な性格であるが同時に空気を読むことができず、周りの意見を無視して自分の考えを進めようとする所がある。その事は本人も自覚している。

「機動バトラーガンヴァレル」の熱狂的なファンであり、それ以外のロボットアニメ全般をこよなく愛しており、ロボアニメのキャラの言葉を引用する時には決まって赤いメガネを掛ける。

彼女も「あねもね号集団失神事件」の被害者であり、その後遺症として自分以外の全てが高速に動くように見える「ファスト・フォワード」を患ってしまう。

また、シスコンでもあり、ガンつくプロジェクトを進めるのも姉のみさ希の認められたいという思いもある。

ガンつくプロジェクトでは主に設計、組み立て、総責任者を担当している。

日高 昴(ひだか すばる)

emisi
emisi
@emisi

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