ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)』とは5pdから発売された『拡張科学アドベンチャーゲーム』であり、ゲームを原作としたアニメ作品でもある。ロボット、ネット、近未来科学、少年少女の夢と青春をテーマに描いたSFエンターテイメントである。

種子島の住人

伊禮 瑞榎(いれい みずか)

CV:本田貴子

コンビニ「伊禮商店」の店主である女性。みさ希の親友であり、海翔達からも姉のように慕われている。ミステリアスな雰囲気があり、怒らせると怖い。ただ、子供に対しては気さくに接する。

大学生の時に『15年クラッシュ』によってバイク事故を起こしてしまい半身不随になってしまっている。だが、みさ希から送られたHUGのおかげもあり、日常生活は問題なく過ごすことができている。
情報屋としての側面をもっており、海翔とは「ミズウミ協定」を結んでおり、「パッションフルーツまんを食べれば情報を提供する」という条件で海翔に情報を提供している。
実は愛理については昔から知っており、海翔が君島レポート絡みに関わっているコトを知ったときは君島レポートを集めることを止めるように説得する。だが、その直後に瑞榎のHUGが制御不能に陥り、崖に向かって歩行を開始してしまう。
海翔が必死に止めようとするが止められず瑞榎は最後にみさ希にHUGをプレゼントしてくれたことに感謝して崖ら転落して死亡したのだった。このことは海翔に深いトラウマとして刻まれており、悪夢にうなされるようになってしまう。

藤田 鉄治(ふじた てつはる)

CV:福田信昭

パーツショップ「ロボクリニック」の経営者。通称「ドク」。頑固な性格であり、自分の信条に則って仕事を請け負う。また、元NASDAの技術者でもある。

ロボット工学についてや技術力は本物であり、お金を支払えば確実な仕事をしてくれることからロボ部とはガンつくプロジェクト発足からの付き合い。

ロボ部の大徳淳和は彼の孫であり、昔は良好の関係であったが、自分の作ったロボットの事故が原因で大徳淳和とは疎遠になってしまう。また、その責任からロボット作りに消極的なってしまい。かつて自分が作成したロボットを倉庫にしまっていた。

本編中に体調を崩して入院したときは情熱を失いかけていたが、ロボ部のメンバーが鉄治のロボットを修理し、それがきっかけで孫の淳和と和解したことで情熱を取り戻すことになる。

長深田 澄夫(ながふかだ すみお)

CV:金尾哲夫

長深田充彦の叔父。スペースアメ社の社長。体格と声が大きく、その風袋に沿うように性格も豪快である。
「インパクト」を求めており、あき穂と淳和との話し合いの時に何かを感じロボ部のスポンサーになる。また、淳和に関してはキャンペーンガールとして勧誘している。

ガンつくプロジェクト試作1号機が完成した時は勝手に宣伝してしまって見物客を集めさせることになる。
一方で万博展示会にてロボ部のメンバーを誹謗中傷した客を豪快につまみ出したりなど、ロボ部の助けたリなどしている。

また、頭上にはタロウというインコが乗っており「ボインちゃん」という鳴き声を繰り返す。
タロウは君島に操られた愛理の拳銃を奪うという活躍をしている。

日高 宏武(ひだか ひろむ)

CV:木下浩之

昴の父親。職業は「漁師」であり、将来的に息子の昴に跡を継がせたいと思っている。

厳格で頑固なところがあり、昴に跡を継いで欲しいという思いもあって昴がロボットに興味を持つことに関して良い感情を持っていない。とはいえ、昴の意志を完全に無視したり理解していないわけでもない。昴がロボットに興味を持っていることに苦悩しつつも自分の接し方が間違っていたのかと自問自答するときもある。

本編でも昴が隠れてロボ部で活動していることに気付いた時には激怒しているが、これはロボットに関わっているからと言うよりも嘘をついたことに対する怒りであり、ロボット好き自体を全否定していない。

一方、ロボ部の活動が原因で結果的に昴に怪我を負わせてしまった大徳に怒りをぶつけるようなことはせず、自分達に関わらないようにする程度に留めておくなど器が小さいわけでもない。

エグゾスケルトン社

瀬乃宮 みさ希(せのみや みさき)

CV:井上喜久子

エグゾスケルトン社のHUGユニットテストパイロット。その容姿もあって広報役も兼任しており、「エグゾスケルトンの綺麗なお姉さん」として世間でも人気。

かなりのゲーマーであり、特に格闘ゲームが得意で幼い頃の海翔と頻繁に遊んでいた。
海翔達が通う中央種子島高校の卒業生で、在学中は当時同好会であったロボ部をROBO-ONE初出場で優勝したことで部活動に昇格させ、あき穂が製作しているガンつく1のプロジェクトと設計を行った。
元々は明るく聡明かつ大胆で破天荒な性格だったが、あねもね号集団失神事件からしばらくしら頃から冷たくなり、家族や妹のあき穂達と距離を置くようになる。
実はアネモネ号集団失神事件の時に君島コウを殺害して犯人だった。君島の実験であき穂や海翔、アネモネ号に乗っている人々を守るためであった。だが、殺害した後に意識をインターネットに移していた君島コウによって脅迫を受け、洗脳されてしまう。彼女の心境の変化はそれが原因。

君島に支配されながらも、事故によって下半身不随になった親友の瑞榎にHUGをプレゼントしたり、キルバラのプレイヤー『タジリン』として世界4位として君臨して至りなど本来の彼女自身が失われているわけではない。最終章では君島の命令で占拠した種子島センターにて拉致していた父や職員達を解放しており、瑞榎が自分の送ったHUGが原因で死んでしまった時は君島の意志に抗って自害しようともした。

澤田 敏行(さわだ としゆき)

CV:三木眞一郎

エグゾスケルトン社の重役であり、みさ希の上司でもある。常に冷静な態度を崩さない。本編中では何らかの企みを計画しているような所があり、その都度、みさ希指示を出している。

本編終盤に海翔と対峙し、一時は300人委員会と思われていた。実際は逆で彼は300人委員会と敵対する組織の一員であった。元々は300人委員会の構成員でもあったが、組織の計画に反発し、裏切っている。その過程で実の親に命を狙われたりなどを経験している。

本編での行動も300人委員会の一員である君島コウの陰謀を阻止するために動いていおり、そのために部下のみさ希に君島コウについて調べさせていたが、「あねもね号集団失神事件」から君島コウに操られている事に気付かずに逆に利用されてしまっていた。

誤解が解けた後は君島コウの対抗するロボ部や種子島の人々に協力する。

その他

君島 コウ(きみじま こう)

CV:森川智之

本作の黒幕であり、ラスボス。本編に常に登場するアイテム『君島レポート』の作成者であり、ポケコンに搭載されている『居ル夫。』の開発者でもある。彼の正体は『300人委員会』の構成員の1人であり科学者である。

本編に登場する君島コウは人格と記憶をデータ化した存在であり、生前の君島コウは『アネモネ号集団失神事件』の際にみさ希によって殺害されている。また、データ化も完全にデータ化する前にみさ希に殺害されたために不完全であり、人間味が薄く、機械的になっている。
終盤に姿を現し、人工的に太陽嵐を引き起こして人類の大量虐殺を計ろうとしたが、真相知ったロボ部とロボ部に協力した種子島の人々によって阻止され、君島コウも前作『』の登場人物『ダル』の開発したウィルスワクチンによって消滅した。

なお、生前の彼はみさ希と愛理と親交があり、難病に苦しむ愛理のために『居ル夫。』の試作品をプレゼントしたり、コールドスリープマシンを開発し、病気の治療法が見つかるまでコールドスリープさせることで延命させ、愛理が眠っている間の出来事をAIのゲジ姉に記録させるなど善人と思える行動をしている一方で、データ化した彼の告白では愛理の両親を殺害したといったり、『アネモネ号集団失神事件』の内容が成功していたら大量の死者が出ることを嬉々としてみさ希に語ったりした事など倫理やモラルに囚われないマッドサイエンティストとしての側面もある。

emisi
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@emisi

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