D.Gray-man(ディーグレイマン・Dグレ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

『D.Gray-man(ディーグレイマン)』とは、星野桂により『週刊少年ジャンプ』にて2004年から連載を開始したダークファンタジー漫画。悲しい悪性兵器である「AKUMA」とその製造者である千年伯爵は、世界の終焉を計画している。そして唯一AKUMAを破壊できる神の結晶である「イノセンス」に選ばれたエクソシストたちは、世界を救うために仲間と共に長く険しい戦いに身を投じるのだった。命をかけた戦いの中で紡がれる言葉には、自身や仲間へ向けた強く心に残る名言が多く存在している。

ノアの一族との戦闘で瀕死の状態になったクロウリーは、何故か壊したはずのエリアーデと言葉を交わす。エリアーデの言葉に背を押されて、諦めずにまだ戦い続けることを決意するクロウリーの、一途で切ない場面である。

クロウリーは、ノアの一族の攻撃でもう動けないほどの瀕死の状態になってしまった。
意識が遠のくクロウリーは、何故か自らが壊したはずのエリアーデの声を聞く。
自分を迎えに来てくれたのかと問うクロウリーに、エリアーデは「あんたは天国に行けるかもしれないけど、私はいけない」とその言葉を否定する。
そして「このまま天国に行ったらまたひとりぼっちになってしまう」と、「自分を守ることばっかだったあんたが、初めて他人を守りたいと思ったんでしょ?」と告げるのだった。
エリアーデの「仲間と共に行け」という言葉に背を押されたクロウリーは、「たとえ幻でも、愛している」と答えて最後の力を振り絞るのだった。

チャオジー・ハンの名言・名セリフ/名シーン・名場面

嘘をついてでもみんなと逝きたかったチャオジー

ミランダの能力が解ける前、自分も被弾したと嘘をついてまでみんなと一緒にいたいと願うチャオジーの切ない場面。

ミランダの能力で怪我は一時的に治るものの、AKUMAの攻撃に被弾した場合は、能力の解除時に死が確定してしまう。
ほとんどの船員たちが被弾してしまった状況で、チャオジーは「自分も被弾した」と噓をつく。
嘘をつくのが下手すぎてすぐにばれてしまったチャオジーだが、それでも「一緒にいさせてください」と懇願するのだった。

クロス・マリアンの名言・名セリフ/名シーン・名場面

2つのイノセンスを持つクロス元帥

アレンの師匠であるクロスが、初めてイノセンスを披露する場面である。

クロスはアレンたちの窮地に現れ、そのイノセンスを披露する。
教団で唯一イノセンスを2つ所持しているクロスは、元帥の名に恥じぬ戦いぶりで、アレンたちが苦戦していた敵を赤子の手をひねるように退けるのだった。

「…何があっても跡を追うなと言ったのに。いい女ってのは、一途すぎるよな…」

リナリーの言葉からアニタの最期を察したクロスは、「…何があっても跡を追うなと言ったのに。いい女ってのは、一途すぎるよな…」とその死を悼むのだった。

クロスは、短くなってしまったリナリーの髪に触れながら「綺麗な髪だったのに」と惜しむ言葉をこぼす。
その言葉にリナリーは、「アニタさんもこうして同じことを言ってくれました」とその目に涙をためる。
リナリーの言動からアニタの最期を察したクロスは、普段の軽薄さを隠してその死を悼むのだった。

アレンの成長を喜ぶクロス

マナや14番目の事実を知っても前に進み続けることを宣言したアレンを思い出し、普段は見せない保護者としての顔を見せるクロスの貴重なシーン。

マナや14番目の事実を知りショックを受ける中、アレンはクロスに焚きつけられて「それでも前に進み続ける」ことを宣言した。
そんなアレンを思い出しながら「いい顔をするようになった」と、普段見せない保護者としての顔を見せるクロスの貴重なシーンである。

ロード・キャメロットの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「兵器は、人間が人間を殺すためにあるものでしょ?」

人間がAKUMAを従えていることに困惑するアレンに対して、ロードは「兵器は、人間が人間を殺すためにあるものでしょ?」を返す。

アレンたちを襲ったAKUMAはロードという少女に付き従っていた。
左目で見てもAKUMAでないことは確かであるため、アレンは「何故人間がAKUMAとともにいるのか」と問う。
自らをノアの一族だと名乗ったロードは、「人間がAKUMAと仲良くするのはおかしい?」と逆に問い返し、「兵器は人間が人間を殺すためのもの」と冷静に返すのだった。
非情にも思えるが、戦争の真理をついた言葉でもある。

家族であるノアの一族を大切に思うロード

普段は飄々としているロードが、家族であるノアの一族のために怒る貴重な場面。

人間が好きではないがアレンは好きだと言って憚らないロードだが、「家族であるノアの一族は特別」だと言う。
アレンにティキが倒されたことに憤り、ロードは普段の飄々とした様子から一変して怒りの表情を見せる。
アレンたちが仲間を大切に思っているように、ロードたちもノアの一族を大切に思っているのだと分かる場面である。

「『立ち止まるな、歩き続けろ』。ネアが、マナに遺したことば…。ネアはマナの為に戦ったんだ」

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