すべてがFになる(すべF)のネタバレ解説・考察まとめ
『すべてがFになる』とはフジテレビのノイタミナ枠にて2015年10月から12月まで放映されたアニメ作品であり、森博嗣の同名小説と『四季』シリーズを原作とする。助教授の犀川創平と女子大生の西之園萌絵が、訪問した真賀田研究所で遭遇した連続殺人事件の謎に挑む本格ミステリー作品である。原作の『すべてがFになる』は第1回メフィスト賞受賞作品であり、累計発行部数は90万部を誇る。
尚、アニメの正式タイトルは『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』である。
CV:伊丸岡篤
真賀田研究所の警備員。マリンバ演奏が趣味であり、仕事場にもマリンバを置いている。
真賀田未来(まがたみき)
CV:甲斐田裕子
真賀田四季の妹でアメリカ在住。真賀田研究所に到着して早々に姉の四季が殺害されたことを知る。姉が15年前から外部の人間との接触を断っていたこともあり、実の姉妹でありながら直接顔を合わせた回数は少ない。
その他
国枝桃子(くにえだももこ)
CV:桑島法子
国立那古野大学の犀川の講座の助教。短髪でボーイッシュな装いをしているため、男性と誤解されることがある。物事をオブラートで包まずにハッキリ言うため学生たちからは怖がられているが、悩んでいる西之園に対しても遠慮なくハッキリとアドバイスをする。
浜中深志(はまなかふかし)
CV:村田深志
犀川研に所属する学生。今回のゼミ旅行の幹事を務める。世間知らずの西之園の面倒を見たり、帰りの遅い犀川と西之園を待っていたりと面倒見が良い。
儀同世津子(ぎどうせつこ)
CV:堀江由衣
女性雑誌の記者。大学まで犀川に会いに来たり、事件の最中に雑誌のインタビューで研究所を訪れたりと顔を合わせることが多く、犀川とは親密な様子を見せる。島から脱出する真賀田四季を目撃していたが、犀川ゼミの一員だと誤解していた。犀川に好意を持つ西之園から反感を持たれているが、実は犀川の腹違いの妹である。
諏訪野(すわの)
CV:長克己
萌絵の身の回りの世話をしている西之園家の執事。
『すべてがFになる』の用語
妃真加島(ひまかじま)
愛知県にある島。所有者である真賀田家が設立した真賀田研究所とキャンプ場がある。船の定期便がないため、通信不能状態に陥ったときは外界から孤立状態となった。
レッドマジック
真賀田四季が作った研究所のセキュリティシステム。研究所で使用されていたのはバージョン4だが、四季の死後にバージョン6が完成していたことが判明する。
デボラ
真賀田研究所を管理しているサブシステム。最初の殺人事件発生時に謎の暴走をし、外部との連絡手段が途絶されてしまった。
Related Articles関連記事
20世紀少年(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。 コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。
Read Article
うみべの女の子(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『うみべの女の子』とは、『マンガ・エロティクス・エフ』(太田出版)にて2009年から2013年にかけて連載された浅野いにおによる成人向け恋愛漫画作品である。本作は、田舎で暮らす中学生たちの性や葛藤を描いている。憧れの先輩にフラれた中学2年生の女の子・小梅は、その腹いせに同級生・磯辺と初体験を済ませてしまう。はじめは自分に好意を抱いている磯辺を利用していた小梅だったが、1枚の写真をきっかけに2人の立場は逆転していく。
Read Article
おやすみプンプン(浅野いにお)のネタバレ解説・考察まとめ
『おやすみプンプン』とは、2007年~2013年に『週刊ヤングサンデー』(~2008年)及び『ビッグコミックスピリッツ』(~2013年)に連載された浅野いにおによる漫画である。少し内気で自意識過剰、どこにでもいる普通の少年「プンプン」が転校してきた同い年の少女・田中愛子に一目惚れするところから、彼女との関係を軸に彼らの人生が導かれるように破綻していく様が叙情的、かつ実験的な手法とともに描かれる。
Read Article
ソラニン(浅野いにお)のネタバレ解説・考察まとめ
浅野いにおによる青年漫画、及びそれを原作とした映画。「週刊ヤングサンデー」にて2005~2006年まで連載。2010年に実写映画化された。退屈なOL生活を送る社会人2年目の芽衣子と、音楽への夢を持ちつつも踏み出すことができないままフリーター生活を続ける恋人種田。二人が夢に向かって歩き出すところから、挫折、そして種田との死別を経て、芽衣子が新たな一歩を踏み出すまでが描かれる。
Read Article
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(デデデデ)のネタバレ解説・考察まとめ
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』とは、『ビッグコミックスピリッツ』にて2014年から2022年にかけて連載された、浅野いにおによるSF漫画。その圧倒的な書き込みと秀逸なストーリーが高く評価され、第66回小学館漫画賞など数々の漫画賞に輝く。略称は「デデデデ」で、2024年に劇場版アニメが2部作で公開される。 東京上空に巨大なUFOが出現して3年。“UFOが存在して当たり前”の日常を謳歌する小山門出と中川凰蘭は、ひょんなことからそのUFOの墜落が間近に迫っていることを知る。
Read Article
素晴らしい世界(浅野いにお)のネタバレ解説・考察まとめ
『素晴らしい世界』とは、2002年より浅野いにおが『サンデーGX』で連載していた漫画作品。厳しい父親を持つ息子や友人関係に悩む女子中学生、何事も中途半端な元バンドマンなど、心のどこかに少しだけ不安や不満を抱える様々な人物が登場する短編集。日常の出来事がリアルに描かれており、各回の登場人物が他のエピソードに少しずつリンクしていく形で物語が進んでいく。
Read Article
dele(ディーリー)のネタバレ解説・考察まとめ
『dele』とは、小説家・本多孝好による小説とテレビドラマのメディアミックス作品。小説版は『小説野性時代』に連作短編『dele』が連載され、テレビドラマ版はテレビ朝日で放送された。依頼人の死後、パソコンやスマホに残された不都合なデジタル記録を抹消する会社dele.LIFEを経営する坂上圭司と、それを手伝う真柴祐太郎が、依頼人にまつわる謎や事件を解決するというストーリー。ギャラクシー賞2018年9月度月間賞や第56回テレビ部門優秀賞などを受賞した。
Read Article
実写ドラマ「すべてがFになる」のあらすじ・キャスト・相関図・最終回・感想をネタバレ解説!武井咲・綾野剛ダブル主演作
2014年に放送された実写ドラマ『すべてがFになる』。森博嗣の同名小説を原作とするこのドラマは武井咲と綾野剛がダブル主演を務めたほか、豪華キャスト陣が話題になりました。この記事では、本作のあらすじ・ストーリーや相関図、感想などについてネタバレありきで紹介していきます。
Read Article
アニメ化直前! すべてがFになるの魅力大特集
フジテレビ系列でドラマ化もされた「すべてがFになる」が今度は、同じくフジテレビ系列のノイタミナ枠でアニメ化されます。 ドラマではいまいち、と思った方も、ぜひアニメの方を見てみてください。 今回はアニメ放映に先駆けて、その魅力をご紹介したいと思います。
Read Article
名作小説「すべてがFになる」がドラマに次いでノイタミナアニメ化
推理作家、森博嗣のデビュー作品である小説「すべてがFになる」。1996年に発表されて以来カルト的人気を誇るこの小説が2014年のTVドラマ化についで2015年秋、アニメ化!アニメ版「すべてがFになる」の見所についてまとめてみました。
Read Article
10月新作アニメ「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」まとめ(前編)
2015年10月より放送開始の「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」。放送まであと1カ月を切って事前情報も出揃ってきた事ですし、可能な範囲で作品の情報をまとめてみました。 今回は登場キャラクターが多いので前後編でそれぞれの魅力をご紹介。まずは前編からどうぞ!
Read Article
10月新作アニメ「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」まとめ(後編)
2015年10月より放送開始の「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」。放送まであと1カ月を切って事前情報も出揃ってきた事ですし、可能な範囲で作品の情報をまとめてみました。 後編では研究所や大学の関係者など、事件に関わる周辺人物についてご紹介していきます。
Read Article
『PSYCHO-PASS(サイコパス)新編集版』追加シーンまとめ
【新編集版を見逃した方必見!!】サイコパス1期に無かったシーンが「新編集版」に追加されているのをご存知ですか?本編の補足を兼ねた追加シーンでは、分かりづらかったキャラクターの心理が細かく描かれています。狡噛と対峙する直前の槙島は何を考えていたのか?狡噛はどんな思いで事件捜査にあたっていたのか?などなど…。見れば見るだけ、本編の面白さが濃密に感じられる新規カットについて迫ります!
Read Article
PSYCHO-PASS(サイコパス)1係メンバーと声優陣まとめ
ノイタミナの大人気アニメ「サイコパス」「サイコパス2」を支える登場人物とは?主人公・狡噛慎也を筆頭に、公安局刑事課1係の監視官や執行官たちをご紹介。cvを担当する人気声優情報にも迫る。
Read Article
『劇場版 PSYCHO-PASS』狡噛復活!舞台は海外、熱い戦いが幕を開ける!
自らの正義を貫いた男は、殺人犯となり姿をくらました。彼は今何を思い、何を成そうとしているのか?一人前の刑事として成長した常守朱は、新たにシビュラシステムが導入された「シーアン」に足を踏み入れる。そして銃弾が飛び交う危険地帯で、1人の男と再開するのだった。
Read Article
「冴えない彼女の育てかた」 ハーレムアニメはここまで進化した(笑)!
フジテレビ「ノイタミナ」にて2015年1月に放送されたアニメ。このアニメはもともと丸戸史明によるライトノベルが原作。主人公がヒロインに囲まれ取り合いになるよくあるパターンのアニメかと思いきや...!
Read Article
主人公が謎!?今でも根強い人気の「モノノ怪」の魅力に迫る!!
2007年に放映された「モノノ怪」。この和製ホラーアニメは今でも人気が根強く人気があり、2016年3月には主人公の薬売りがフィギア化します。なぜこんなにも人気があるのか!?「モノノ怪」の魅力を今回ご紹介します!!
Read Article
アニメ『PSYCHO‐PASS』とは?人工知能が支配する近未来…凶悪犯罪を追う刑事達の物語をご紹介
平和なはずの社会に突如現れた凶悪な殺人犯たち。彼らは一様に「マキシマ」という男の名を口にする。しかしマキシマは、人工知能でも裁くことができないイレギュラーな存在だった…。人工知能が絶対正義となった社会で、刑事は葛藤する。コンセプトは「近未来SF・警察もの・群像劇」。ノイタミナの大人気アニメ『サイコパス』のあらすじや見所をご紹介。
Read Article
「甲鉄城のカバネリ」主人公の生駒の魅力に迫る!!
蒸気鍛冶師で顕金駅に住むただの青年、生駒 密かに収集したカバネの死体を用いて研究を行っており、顕金駅に侵撃したカバネと戦うも、その最中、人でもないカバネでもない存在になってしまう生駒。そんな彼の生い立ちや戦い方等、生駒の魅力をまとめてみました
Read Article
人工知能の支配は終わらない。シビュラの支配下で葛藤する刑事の物語『PSYCHO-PASS2』とは
一人前の刑事に成長した常守朱のみが知るシビュラシステムの秘密。人工知能と思われていたシビュラの正体は、凶悪犯罪者の脳だったのだ。恐ろしい事実を知りながら、それでも現状世界を維持することを決めた常守朱。しかし彼女の前に、新たな謎と事件が立ちふさがる。
Read Article
江戸川乱歩の世界をアニメ化!?ノイタミナ「乱歩奇譚」が面白そう!
実験的でクオリティーの高いアニメ作品を生み出してきたフジテレビ「ノイタミナ」枠にて2015年7月から放送されるアニメ「乱歩奇譚」がかなり面白そうなのでまとめました。
Read Article
森博嗣の小説ランキング30選!科学者ならではの視点と美しい言葉選びが心を打つ傑作選!
大学理工学系の助教授だったこともあり、科学の知識がふんだんに使われたミステリー小説が多い森博嗣。ここでは森博嗣がこれまで発表してきた小説作品を、1位から30位までランキングにしてまとめた。また、それぞれの作品のあらすじ・ストーリーや、読者のツイートなども掲載している。 ランキングには、研究の奥深さや純粋さを追求した自伝的作品『喜嶋先生の静かな世界』などがランクインしている。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『すべてがFになる』の概要
- 『すべてがFになる』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 完全密室での殺人
- 捜査開始
- 真相
- エピローグ
- 『すべてがFになる』の登場人物・キャラクター
- 国立N大学関係者
- 犀川創平(さいかわそうへい)
- 西之園萌絵(にしのそのもえ)
- 真賀田研究所関係者
- 真賀田四季(まがたしき)
- 新藤清二(しんどうせいじ)
- 新藤裕見子(しんどうゆみこ)
- 山根幸宏(やまねゆきひろ)
- 弓永富彦(ゆみながとみひこ)
- 水谷主税(みずたにちから)
- 島田文子(しまだあやこ)
- 望月俊樹(もちづきとしき)
- 長谷部聡(はせべさとし)
- 真賀田未来(まがたみき)
- その他
- 国枝桃子(くにえだももこ)
- 浜中深志(はまなかふかし)
- 儀同世津子(ぎどうせつこ)
- 諏訪野(すわの)
- 『すべてがFになる』の用語
- 妃真加島(ひまかじま)
- レッドマジック
- デボラ
- P1
- ミチル
- 『すべてがFになる』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 真賀田四季「数字の中で7だけが孤独なのよ」
- 犀川創平「煙草を吸いたい」
- 国枝桃子「犀川先生程、あなたのことを思っている人を知らないよ」
- 『すべてがFになる』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 犯人の魔の手から逃れた山根幸宏
- 共通する世界観
- 推理作家にとどまらない森博嗣
- 『すべてがFになる』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):KANA-BOON「talking」
- ED(エンディング):シナリオアート「ナナヒツジ」