村上鋼(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ
村上鋼(むらかみ こう)とは、『ワールドトリガー』の登場人物で、ボーダー鈴鳴支部鈴鳴第一(来馬隊)所属のB級隊員。攻撃手(アタッカー)ランク4位の実力者。「強化睡眠記憶」という副作用(サイドエフェクト)があり、睡眠をとることで知識や技術を身に着ける学習能力がある。弧月とレイガストの二刀流であり、守備に長けた戦法をとる。好きなものに「自己鍛錬」を挙げるほどストイックな性格をしている。遠征選抜試験では臨時隊長に任命された。
サイドエフェクト:強化睡眠記憶
通常人間は経験や勉強したことを何度も繰り返したり訓練することで身に着ける。
村上は睡眠による経験の定着が強化されており、少し学んだことでも睡眠をとることで100%自身でマスターすることができる。
村上は幼いころからこの副作用(サイドエフェクト)によって、あとから始めたスポーツ等で友人をすぐに追い抜いてしまい、楽しい場が壊れるという経験を何回もしてきた。
ボーダーに所属し、B級荒船隊隊長・荒船哲次(あらふね てつじ)に師事した際も同様のことが起こり、なんと半年で荒船のランキングを超えてしまった。
直後、荒船は攻撃手(アタッカー)から狙撃手(スナイパー)に転向してしまう。
自分のせいだと非常に落ち込む村上の姿を見て、鈴鳴第一(来馬隊)隊長の来馬辰也(くるま たつや)は荒船に事情を直接聞きに行くことに。
荒船曰く、自分の育成メソッドを立ち上げるために元々攻撃手はマスタークラスに到達したら辞めるつもりだったとのこと。
言い訳に聞こえるため黙っていただけで、たまたまタイミングがかぶっただけであることが判明した。
この事実を聞いた村上は、自分のやり方で成長することが間違っていないと思いなおすことができた。
村上鋼の来歴・活躍
大規模侵攻
近界の中でも大国であるアフトクラトルからの大きな攻撃、通称「大規模侵攻」が予想され、ボーダーは準備を整え迎え撃つ。
村上は侵攻直後は南西部を防衛、その後新型トリオン兵「ラービット」の出現によって戦況が一変する。
村上は自身以外の鈴鳴第一部隊をボーダー本部所属B級東隊隊長の東春秋(あずま はるあき)が指揮する合同部隊に合流させるため、一人残ってラービットと戦うことを決めた。
ラービットに奮戦するも、なかなか決定打にならず撃破とまでいかないところをA級1位太刀川隊隊長の太刀川慶(たちかわ けい)が参戦。
あっというまに2体を切り倒した。
太刀川曰く、倒した2体は村上の攻撃ダメージが大きいということから、この2体を含めて村上はラービットを3体撃破。
個人で二級戦巧を授与されている。
B級ランク戦
B級ランク戦とはB級全21チームの内3~4チームで仮想区間内で行う模擬戦闘訓練である。 指定されたステージで行動し、敵チームの隊員を撃破、または最終生存となることでポイントを獲得できるシステム。このポイントに応じて順位が決まり、上位2チームはA級昇格の昇級試験を受ける権利を得る。B級ランク戦ではB級以上の隊員2名とオペレーターの計3名が解説を行っている。
個人戦
B級ランク戦2日目、玉狛第二の攻撃手であり本作主人公の空閑遊真(くが ゆうま)と個人戦をすることに。
次戦で当たる相手ということもあり、最初は遠慮していた村上だったが、空閑の熱意に押されて全力で勝負することを決めた。
結果十本勝負のうち、5本目で休憩を取り「睡眠」をとって空閑のデータを身に着け、6対4で勝利した。
B級ランク戦 ROUND3
B級ランク戦ROUND3は鈴鳴第一(来馬隊)VS那須隊VS玉狛第二。
那須隊はMAP「河川敷A」天候「暴風雨」を選択。
このマップでは大きな川を挟んで左岸右岸にそれぞれランダムで隊員が配置される。
合流するためには橋を渡る必要があり、各チーム牽制しあいながら橋を目指す。
マップを選択した那須隊の作戦は、チームの合流までは那須が橋を守り、合流次第橋を落としてほかの隊の合流を阻むというもの。
橋を落とされ、西側に取り残された村上は同じ状況の那須隊攻撃手・熊谷友子(くまがい ゆうこ)VS空閑VS村上の三つ巴となった。
最初は3者で拮抗していたが、空閑が那須隊狙撃手(スナイパー)の日浦茜(ひうら あかね)の下へ向かったことで熊谷VS村上となる。
熊谷の猛攻を受け切り、村上が勝利した。
その後は空閑と村上の一騎打ちとなる。
前日の模擬戦のこともあり、村上が優勢と思われたが、空閑は水中へ村上を引きずりこむ。
水中であれば村上が「学習」したことがないと踏んだ空閑の奇策が功を奏し、村上は撃破された。
B級ランク戦ROUND7
影浦隊・三雲隊・東隊と対戦。
来馬と連携して影浦隊隊長の影浦雅人(かげうら まさと)と北添尋(きたぞえ ひろ)と戦い、トリオン漏出甚大により影浦を撃破。
その後、空閑と新しく玉狛第二に所属したヒュース・クローニンと対峙。
同じように連携で有利に立ち回っていたが、ヒュースの機転で分断されてしまった。
前後から空閑とヒュースに攻められ、村上は撃破された。
B級ランク戦ROUND8
A級風間隊狙撃手(スナイパー)の奈良坂透(ならさか とおる)とともに解説を担当。
那須隊の地形をうまく使った戦い方を評価していた。
ガロプラ襲撃
第二次大規模侵攻後、アフトクラトル国の属国である「ガロプラ」から追撃があるとの情報をもとにボーダーは迎撃準備をする。
アフトクラトルがボーダーから追撃を避けるために属国を差し向ける、ということは判明したが時期や人数は不明な状態。
「未来視」の副作用(サイドエフェクト)を持つ玉狛支部所属の迅悠一(じん ゆういち)曰く、三門市やボーダー内を見回った限りでは特に市民に被害が出る未来は見えないため、基地への襲撃の可能性が高いと予測する。
さらに第二次大規模侵攻から日が浅いことから、市民には作戦および襲撃について知らせないまま行うこととなった。
そのため作戦はA級中心の少部隊で作戦を遂行することになった。
迅の予知により市街地戦の可能性が低いことから、本部基地防衛メンバーとして本部内に待機。
迅が初撃で敵を目視し、狙いが遠征艇の破壊とわかったため、村上は他のメンバーと共に遠征艇の倉庫前にて敵を待ち構える。
敵の放つ強力な砲撃で、開戦すぐに片腕を失うが、レイガストで反撃。
本人の強みでもある守備能力を遺憾なく発揮し、味方を援護。
敵の大砲もレイガストと集中シールドで防ぎ切り、敵から賞賛を受けた。
遠征選抜試験
さらわれた隊員・三門市住民奪還のための近界遠征。遠征に参加することのできる限られたメンバーを選出するため、遠征選抜試験が開催される。
遠征に行く隊員と三門市に残る隊員との戦闘バランスも測る必要があるため、B級中位以上全員の適正と能力を測る必要があった。そのため試験はB級中位以上の隊員が軒並み参加する大規模なものとなっている。
村上は11人の臨時隊長の1人に選ばれる。
隊員メンバーはB級二宮隊オペレーターの氷見亜季(ひやみ あき)、B級諏訪隊銃手(ガンナー)の堤大地(つつみ だいち)、熊谷友子、B級王子隊射手(シューター)の蔵内和紀(くらうち かずき)。
メンバーの選定に関しては、隊長経験がないため無意識に隊の補佐役を集めた形になったとのこと。
A級の評価は「協調性が高いやつしかいない」チーム。
村上鋼の関連人物・キャラクター
通常部隊メンバー
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目次 - Contents
- 村上鋼の概要
- 村上鋼のプロフィール・人物像
- 村上鋼のトリガー
- 弧月(こげつ)
- 旋空(せんくう)
- レイガスト
- スラスター
- シールド
- バッグワーム
- 村上鋼の能力
- サイドエフェクト:強化睡眠記憶
- 村上鋼の来歴・活躍
- 大規模侵攻
- B級ランク戦
- 個人戦
- B級ランク戦 ROUND3
- B級ランク戦ROUND7
- B級ランク戦ROUND8
- ガロプラ襲撃
- 遠征選抜試験
- 村上鋼の関連人物・キャラクター
- 通常部隊メンバー
- 来馬辰也(くるま たつや)
- 別役太一(べつやく たいち)
- 今結花(こん ゆか)
- 遠征選抜メンバー
- 蔵内和紀(くらうち かずき)
- 熊谷友子(くまがい ゆうこ)
- 堤大地(つつみ だいち)
- 氷見亜季(ひやみ あき)
- その他
- 荒船哲次(あらふね てつじ)
- 影浦雅人(かげうら まさと)
- 空閑遊真(くが ゆうま)
- 村上鋼の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「己の分は弁えてます」
- 強化睡眠記憶との向き合い
- 空閑との水中戦
- 敵からも賞賛される防御力
- 曲芸レベルの旋空弧月
- 村上鋼の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 表情豊かな一面