純情ロマンチカ（漫画・アニメ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】 (6/7)

純情ロマンチカ（漫画・アニメ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2023.06.28

『純情ロマンチカ』とは累計発行部数が1,500万部を突破している「BL（ボーイズラブ）コミック」であり、中村春菊の代表作である。2008年にはアニメ化もされ、DVDやグッズ、ドラマCD、ゲームが発売されるなど、その充実ぶりはファンを沸かせた。主人公の「高橋美咲（たかはしみさき）」が難関大学受験のため、兄である「高橋孝浩（たかはしたかひろ）」の親友の「宇佐見秋彦（うさみあきひこ）」に家庭教師をしてもらうところから物語は展開されていく。

『純情ロマンチカ』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

野分がスキンシップを図ろうとすると嫌な顔を向けてくる上條。それについて野分は悩んでいたが、研修医の仕事もどこがゴールかがわからずさらに悩みを重ねる。
上條から「忘れ物を届けてほしい」と頼まれ、大学正門前で上條と落ち合う野分。そこで宮城が「弘樹」とふざけながら連呼するのを、上條が嫌がっているのを見た野分が「俺なら呼んでもいいですか？」と言ったことを上條は「やめろ」と否定し、更に落ち込んでしまう野分。そんな野分に上條は「最近変だぞ？何かあったのか？」と尋ねるも、野分は何も答えず、「弘樹」と連呼しながら上條を押し倒す。それに上條は「やめろ」と言い、野分を熱く説得する上條。そして普段通りにまで2人の関係が修復される。
いつもの朝を迎え、出勤する前に上條が野分に「お前にだけしか呼ばせない特別な名前がある」と言い、上條は続けて「ヒロさん」と野分に言い放つ。途端に野分の脳内がお花畑全開になり、上條は恥ずかしそうに扉を開ける。このシーンを機に更に2人の距離は縮まった。

『純情テロリスト』

高槻忍「アンタが本当に俺を好きになってくれて、アンタが俺を一番に想ってくれないとイヤなんだ…！」

自分のことを好きでいてくれてるのか不安になり、宮城を避け始める忍。宮城は大人らしく冷静さを保とうとするが、忍が同級生と笑顔で歩いているところを目撃し、無理矢理車に乗せ、ある場所へと走り出す。そこは高校時代に両想いになり病死、その後もずっと引きずっていた先生の墓だった。宮城はそこで、「俺は忍が好きだ」と宣言。帰り際に会った親族にも、「今日を最後に墓参りはやめる」と言い、強い気持ちがあるということを忍に見せつけ、自分へのケジメとした。それを全て見て帰宅した後、忍は「アンタが本当に俺を好きになってくれて、アンタが俺を一番に思ってくれないとイヤなんだ！」と、抱えていた気持ちをぶつける。それは「先生には敵わないかもしれないけど、それでも宮城の1番になれるように努力するから、俺の我儘だけど全てが1番じゃなきゃ嫌なんだ」というものだった。

純情ミステイク

井坂龍一郎「お前が俺に思っている事は俺がお前に思っている事だ」

井坂は薫に気持ちを伝えられる。井坂が薫に対し以前キスをしたことがあったが、からかってキスをされたと薫は誤解していた。それを井坂は否定し、「いつから好きだったのか」と薫に聞くと、「幼少期に井坂から鉢植えをもらったときから」と井坂に打ち明ける。
気持ちが通じ合っていたことに嬉しさが込み上げ、「お前が俺に思っている事は俺がお前に思っている事だ」と自分の気持ちを伝える。
幼少期から積み上げてきた井坂と薫の恋が成就されるシーン。

井坂龍一郎「貸出中の札下げとけ」

井坂からの言葉に笑顔を見せる薫（上）と、その反応を見て自分の発言に恥ずかしくなる井坂（下）

想いが通じ合った井坂と薫。薫は井坂が偉くなったときのために秘書の勉強するという。井坂に対し、「あなたが早く偉くならないと、井坂の父親の専属秘書になるかも」と意地悪を言う薫に、井坂が「貸出中の札下げとけ」と一言。「はい」と可愛い笑顔を浮かべる薫に、井坂は昇級への目標を新たにする。

『純情ロマンチカ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

準主役級の存在を放つぬいぐるみの「鈴木さん」

秋彦お気に入りのクマのぬいぐるみ。
リボンは美咲が変えている。
名前の由来は日本で1番多い名字だからということらしいが、実際に日本で1番多い名字は佐藤である。

隠しキャラとなっているアヒル

表紙や裏表紙、作中に度々登場している、唇が分厚い、ぷっくりとしたアヒル。
お風呂に浮かべられていたりもしている。
『純情〇〇』作品のいろんなところにいる隠しキャラ的存在である。

ゲーム『純情ロマンチカ〜恋のドキドキ大作戦〜』にお馴染みキャラが登場

2008年に発売された恋愛アドベンチャーゲーム『純情ロマンチカ〜恋のドキドキ大作戦〜』に、『純情ロマンチカ』ではお馴染みのミニキャラたちがミニゲームで登場する。宮城や秋彦がタバコを吸うときに使う灰皿にも隠しキャラでいる「ひげパンダ」や、その他にもアヒル、鈴木さんなどがいる。
ファンから人気も高く、グッズ化などもされており、認知度も高いためファンには嬉しいサプライズだ。

舞台『純情ロマンチカ』が新型コロナウィルスの影響で全公演中止に

世界一初恋（セカコイ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『世界一初恋』とは、中村春菊が角川書店の雑誌「エメラルド」で連載しているボーイズラブ漫画・小説、アニメ。少女漫画の編集部を舞台に、5組のカップルが繰り広げるドタバタ恋愛劇を描く。小野寺出版の跡取り息子・小野寺律（おのでらりつ）は丸川書店に転職したが、文芸ではなく少女漫画を扱うエメラルド編集部に配属されてしまう。そしてエメラルド編集部の編集長・高野政宗（たかのまさむね）は、高校時代に律が初めて付き合った初恋の人だった。

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