ブラッククローバー(ブラクロ)の水色の幻鹿まとめ
『ブラッククローバー』とは『週刊少年ジャンプ』で連載される田畠裕基のファンタジー漫画である。生まれつき魔力の一切ない少年アスタが、魔法使いの頂点である「魔法帝」を目指す姿を描いている。
「水色の幻鹿」はアスタが生まれたクローバー王国に9つある魔法騎士団の1つで、団長はリル・ボワモルティエが務めている。前身は「灰色の幻鹿」という名前で、後の魔法帝ユリウスや黒の暴牛団長のヤミ、金色の夜明け団長のウィリアム・ヴァンジャンスが所属していた。
王撰騎士団の選抜試験に参加した魔法騎士。水色の幻鹿の団員だと明言されたわけではないが、水色の幻鹿のローブを着ていることから団員だと推測されている。選抜試験ではアドリアンとウィリーという魔法騎士とチームを組み、黒の暴牛のマグナ・スウィングがいるチームと対決する。セスクはマグナを足止めするが、チームは敗れる。
「赤銅魔法」の使い手で、「チェイスジャッカル」という赤銅でできたジャッカルを創成する魔法を扱う。
フランシス
王撰騎士団の選抜試験に参加した黒髪の魔法騎士。水色の幻鹿の団員だと明言されたわけではないが、水色の幻鹿のローブを着ていることから団員だと推測されている。選抜試験では銀翼の大鷲所属のロブ・ヴィテスや、魔法騎士のウィンストンとチームを組む。1回戦で金色の夜明けのクラウスのいるチームと当たり、敗北する。
魔法属性は「水」。
エリック
王撰騎士団の選抜試験に参加した魔法騎士。水色の幻鹿の団員だと明言されたわけではないが、水色の幻鹿のローブを着ていることから団員だと推測されている。選抜試験では紅蓮の獅子王のベン・ベンファンクや、魔法騎士のブラッドとチームを組んで1回戦を突破する。しかし2回戦でユノや黒の暴牛のノエル・シルヴァがいるチームに敗北してしまう。
ミッション・任務
最年少で騎士団の団長に就任したリル
リル・ボワモルティエは魔導書を手にした当初、創作意欲の赴くままに絵を描き続け、魔力を暴走させて周囲から恐れられていた。しかし付き人のヴァルターのおかげで魔法騎士団に入団してからは、周りのことを考えるようになった。自由奔放ながらも強力な魔法を操り、様々な任務をこなしたリルは最年少で魔法騎士団の団長に就任する。またリルが灰色の幻鹿の団長に就任したこときっかけに、団の名称が「水色の幻鹿」に変更された。
裏切者の団長の捕縛
テロリスト集団の白夜の魔眼に王都を襲撃されたことで、クローバー王国は甚大な被害を受けた。その後、9つある魔法騎士団の団長の前で捕らえた白夜の魔眼の尋問が行われ、紫苑の鯱団長のゲルドル・ポイゾットが王国を裏切り白夜の魔眼に協力したことが判明する。ゲルドルは逃げようとするが、リルが絵画魔法で捕縛する。またその際に姿を消したゲルドルの居場所を特定したアスタに興味を覚え、リルは「友達になってよ」と声をかけた。
王撰騎士団選抜試験
星果祭(せいかさい)という年に一度開かれる盛大なお祭りで、魔法騎士団の星の取得数が発表された。水色の幻鹿は49個でなんと最下位だった。これにショックを覚えたリルは王撰騎士団(ロイヤルナイツ)の選抜試験に団長自ら参戦する。王撰騎士団は白夜の魔眼のアジト襲撃を行う精鋭部隊で、水色の幻鹿からは他にフラギル・トルメンタやセスク、フランシス、エリックが参加した。
フラギルは2回戦では2人を相手に奮戦して見せ場を作るものの、準決勝ではチームメイトのランギルスに怯え何もできなかった。またセスク、フランシスは1回戦敗退に終わり、エリックは2回戦でユノ、ノエル、翠緑の蟷螂のエン・リンガードのチームに敗れる。
リルは強大な魔法力を発揮して決勝戦まで勝ち進む。決勝ではエリックのチームを破ったユノがいるチームと対決。風の精霊魔法を扱うユノとの勝負に熱中するが、自分の魔力で守るべきクリスタルを破壊してしまい敗北となってしまった。だがリルもフラギルも力を認められて王撰騎士団に選ばれる。
白夜の魔眼のアジト襲撃
王撰騎士団による白夜の魔眼襲撃は順調に行われた。しかし戦いの中で転生魔法が発動して一部の魔法騎士がエルフの魂に乗っ取られてしまう。白夜の魔眼は人間に恨みを持つエルフ族が作った集団であり、人間の器を依り代にエルフの復活をもくろんでいたのだ。王撰騎士団に選ばれた水色の幻鹿のリルとフラギルは2人ともエルフに体を乗っ取られ、人間と敵対する。
フラギルは黒の暴牛に敗北する形で止められ、リルはこの世とあの世を結ぶ「影の王宮」でアスタたちと交戦。序盤は絵画魔法で圧倒するも、突如として乱入してきた黒の暴牛のチャーミー・パピットソンがエルフとは別の異種族であるドワーフ族の血を覚醒させたことで、リルは「食魔法」に敗北した。その後は人間とエルフが敵対したのは悪魔の暗躍のせいだと判明し、2つの種族は和解する。そしてリルやフラギルを含めたすべての転生魔法が解除され、エルフの魂は天に還っていった。
スペード王国との戦い
中立地帯を挟んでクローバー王国の北に位置するスペード王国では悪魔を宿したものによる恐怖支配が行われていた。そのスペード王国は悪魔の力をより引き出すためにヤミとウィリアムを誘拐する。クローバー王国からは悪魔の顕現阻止と2人の救出のために精鋭がスペード王国に送られた。その精鋭の中にはリルもいた。
スペード王国でリルは悪魔メギキュラが宿ったヴァニカと、彼女の配下と戦う。リルは碧の野薔薇団長シャーロット・ローズレイのサポートに回り、戦いを優位に進めていくが、ヴァニカが完全に悪魔の力を使えるようになったことで形勢が逆転し、追い詰められてしまう。しかしそこに黒の暴牛のノエル・シルヴァたちが駆けつけると、彼女たちを援護してヴァニカおよびメギキュラ撃破に貢献した。戦いの後は瀕死となってしまうが、金色の夜明けのミモザ・ヴァーミリオンによって回復した。
その後クローバー王国の精鋭はヤミとウィリアムの救出に成功するものの、最上級悪魔のルチフェロが不完全ながら顕現してしまう。ルチフェロは圧倒的な力を持っており、他の団長たちと共に挑んだリルも一蹴された。しかし諦めずに戦うアスタやユノが、ヤミ、ナハトと力を合わせてルチフェロの撃破に成功した。
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