マッシュ・バーンデッド(マッシュル-MASHLE-)とは【徹底解説・考察まとめ】

マッシュ・バーンデッドとは漫画『マッシュル-MASHLE-』の主人公であり、「魔法を使えることが前提」である魔法界において一切の魔力を持たずに誕生した青年である。養父のレグロ・バーンデッドから「自衛のため」に命じられた筋トレのおかげで凄まじい筋力を保持しており、魔法の代わりに筋肉と身体能力を駆使した力業で、敵の魔法使いたちの強力な技を次々と破っている。家族や仲間達に対する思いは深く、彼らが侮辱されると激しい怒りをあらわにし、苛烈な攻撃で相手を制裁する。

マッシュ・バーンデッドの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「その時はボコボコにしてあげますよ、グーパンで」

イーストン魔法学校の最終面接において、校長のウォールバーグは「マッシュは強いが、自分よりさらに強い相手が出てきたらどうするか」と問いかけ、ウォールバーグは相手の最も大切な者の魂を人形に移し替えるという「古代魔法」を展開させた。マッシュは育ての親であるレグロの魂を取られ、人形に向かって迫る棘を流血しながら掌で無理やり止める。マッシュの覚悟を見たウォールバーグは魔法を解いてマッシュの入学を認めた。
マッシュは去り際、先ほどの校長からの質問の答えとして「その時はボコボコにしてあげますよ、グーパンで」と返答する。
周囲の教師は騒然としていたが、ウォールバーグは満足そうにしていた。

たとえ敵うはずのない相手であっても絶対にあきらめず、鍛えた肉体で相手を叩き潰すというマッシュの覚悟がうかがえる名言である。

「なんでも合理的に判断できるほど器用じゃないから 僕」

病に苦しむ妹の為に戦うレインは、マッシュにとって大切な人物であるフィン、レモン、トムを人質にとり、マッシュに神覚者になるために必要なコインを掛けた勝負を持ち掛ける。強力な重力魔法に苦戦するマッシュだったが、諦めずに何度もランスに立ち向かう。激戦の後ランスは人質の入った瓶を崖から落とし、重力魔法で落下速度をさらに増加させると宣言した。
マッシュは瓶が落ちるまでの間に崖を駆け下りて元の場所に戻り、ランスを驚愕させる。そして瓶が空だったことからマッシュはランスの事を「そんなに悪い奴じゃない」と判断し、本物の瓶を取り戻して勝負の中止を持ち掛けた。

ランスはマッシュに「なぜわざわざ囮だと見抜いた瓶を拾いに行ったのか」と尋ねると、「なんでも合理的に判断できるほど器用じゃないから 僕」と言葉を返す。ランスはかつて妹に「お兄ちゃんの不器用な優しさが好きだよ」と言われたことを思い出し、マッシュにコインを渡して去っていった。

戦いの最中相手の本質を見抜くマッシュの観察能力の高さや、レインが妹を大切に思う気持ちが良く描かれた名言である。

マッシュ・バーンデッドの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

天然ドSな性格

マッシュは普段あまり表情が変化することが無く、ぼーっとしているようにとられることが多い。一方仲間や家族に対する絆はとても深く、仲間を侮辱されたマッシュは苛烈な報復攻撃を行っているのだ。その為マッシュの性格を「天然ドS」と称している読者も多い。
一例としてマッシュの攻撃2発を喰らって悶絶しているシルバに対して「あと8回耐えられそう?格の違い見てみたいな」と煽ったうえ、「なんか可哀そうだからもうやめよう」と持ち掛けるシーンや、重力魔法を操るランスに一撃を入れたマッシュが「本当は君も這いつくばるのが好きなの?」と声を掛けるシーンなどがあげられる。また人差し指を下に向けて挑発する仕草が頻繁に描かれている。

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