マッシュ・バーンデッド（マッシュル-MASHLE-）とは【徹底解説・考察まとめ】

マッシュ・バーンデッドの概要

マッシュ・バーンデッドとは漫画『マッシュル-MASHLE-』の主人公であり、「魔法を使えることが前提」である魔法界において一切の魔力を持たずに誕生した青年である。魔法を持たないものは「異端者」として魔法警察に処分されてしまうため、マッシュの養父レグロ・バーンデッドから「自衛のため」毎日筋トレをするよう命じられる。毎日欠かさず行っていたマッシュは人並外れた筋力を身につけ、素手で魔法を弾き飛ばすなど驚異的なパワーを見せつけるのだった。

ある日魔法が使えないことが「魔法警察」のブラッド・コールマンに知られてしまい、マッシュはレグロの命を護るためブラッドと対峙する。マッシュの身体能力によって大敗したブラッドは、魔法の使えないマッシュが「イーストン魔法学校」に入学し、「神覚者」に選ばれれば、魔法が使えないことを黙ってやると取引を持ち掛ける。マッシュは「家族と平和に暮らすため」、筋肉による力業を魔法だと見せかけ、イーストン魔法学校に入学した。
友人にも恵まれたマッシュは順調に「神覚者選抜試験」参加の条件をクリアしていったが、その過程でマッシュは魔法界の中の犯罪者集団「無邪気な深淵（イノセント・ゼロ）」を仕切る「イノセント・ゼロ」の実子であり、イノセント・ゼロの進化の為に狙われていることが発覚するのだった。

マッシュ・バーンデッドのプロフィール・人物像

家族：レグロ・バーンデッド（養父）／イノセント・ゼロ（実父）
痣の数：0本（イーストン魔法学校へ入学する際に偽の痣を入れている）
好物：シュークリーム
固有魔法：無し（筋力による力業を魔法と称している）
身長：171センチメートル
足のサイズ：26.5センチメートル
所属：アドラ寮
一人称：僕
CV：小林千晃

基本的に温和で、平常時にはほとんど表情を変化させることが無い。非常に素直な性格。
髪色は黒でマッシュルームカットにしている。そのため周囲からは「キノコ頭」と呼ばれることも多い。イーストン魔法学校へ入学してからは基本的に制服であるローブで過ごしているが、筋トレ時や強敵との戦闘時はいつの間にかトレーニングウェアに着替えている。戦場であっても脱いだ服はきちんと畳むなど几帳面。両腕に物凄い重量があるリストバンドを装着しており、外すとさらに攻撃力や身体能力が向上する。

シュークリームが大好物であり、常に懐に忍ばせている。それを見たランスからは「食べ物を直接入れるな。不衛生だ」と注意されていた。

家族や仲間に対する思いは強く、彼らが馬鹿にされたり傷つけられたりすると激高して、相手を徹底的に叩きのめしている。その際人差し指を下に向けるという挑発行為がしばしばみられる。
戦闘時は冷静に状況を見極めて起死回生の一手を生み出すなど、頭の回転が速い。
一方「押し戸か引き戸かを忘れて毎回ドアを壊して入る」「単純な計算ができない」「勉強が大の苦手」「魔法薬を作るはずがシュークリームを創り出す」「フクロウに激しい敵意を向けられる」など、戦い以外では弱点が多い。

マッシュ・バーンデッドの能力

マッシュは魔力が0であるため一切魔法を使用することができない。その為人並外れた筋力を使ってあたかも魔法を使用しているかのようにふるまい、魔法が使えないことをごまかしていた。その威力はすさまじく、相手の強力な魔法を力業で打ち破っている。
両腕に装着しているリストバンドを外すと筋力や身体能力が大幅に上昇し、やや髪の毛が逆立つ。リストバンドは床にめり込んで大きなひび割れを作るほどに重い。

その他初めて泳いだにもかかわらず鮫に変身した魔導士が対応できないほどの速度で泳ぎまわり昏倒させる、驚異的な肺活量で空中に舞ったコインを吸い込むなど「魔法以上に魔法のような現象」を引き起こしており、敵・味方問わず周囲を唖然とさせている。

鉄の杖による攻撃

鉄の杖とはフィン、レモン、ランス、ドットと共に町へ遊びに行った際、杖の店で発見したものである。店主曰く1000年以上その場所に置いてあり、非常に重いため誰も動かすことができないというものだった。鉄の杖が置いてある場所の下には素晴らしい杖が作れるようになる泉が湧いており、どかすことができた者がいたらその杖を譲ると呟いた。それを聞いたマッシュは瞬く間に鉄の杖を取り上げ、そのまま店主から譲り受けている。

マッシュは戦闘時、敵の攻撃に合わせて指の力のみで鉄の杖を変形させて使用している。カルパッチョ・ローヤンとの戦闘時はテニスラケット、神覚者選抜試験ではビリヤードのキュー、レヴィ戦ではバットとグローブに変化させた。なおグローブに変形させた際にはドットから「質量増えてね？」と不思議がられている。

筋肉魔法

マッシュは「魔法」と称しているが、実際には筋肉を使った力業による物理攻撃であり、魔力は一切使用していない。

ハムストリング魔法 ビッグバンダッシュ

ランス戦で使用。ランスは先輩のトム、マッシュの友人の友人のレモン、フィンが閉じ込められたと思われる瓶を崖下に落とし、更に重力魔法を用いて落下速度を増加させる。しかしマッシュは瓶が下に落ちるまでの間で崖を一気に下り、元の位置に戻っていた。あまりのスピードにランスは「身体強化魔法か？」と困惑している。

トライセップス魔法 バリスタナックル

シルバ戦で使用。鉄を砕くほどの威力を持ったパンチで相手を殴り飛ばす。シルバは2回技を受けただけで完全に戦意を喪失していた。

フル・マスクルズ魔法 ハリケーンラッシュ

アビス戦で使用。ボディブローでアビスの身体を宙高く放り投げ、「グリューツ」「フォラーム」「クアドリセップス」「ペクトアル」「イリオソアス」と唱えながら、各部位の筋肉を使った攻撃を背後から行う。そして最後「エリクトリアスパイン」と唱えながらバックドロップを決める。

エリクトリアスパイン魔法 ヘル・フォール

体勢を崩した相手の胴体を掴んで、頭部を地面にたたきつけるパイルドライバー。アベル戦のほか、マカロンとの対決時にも使用した。

クアドリセップス魔法 ギロチンキック