ランス・クラウン（マッシュル-MASHLE-）とは【徹底解説・考察まとめ】

ランス・クラウンの概要

ランス・クラウンとは漫画『マッシュル-MASHLE-』に登場するキャラクターであり、名門クラウン家出身の優秀な学生である。イーストン魔法学校の編入試験をトップで通過した実力の持ち主であり、魔力が消えていく難病にかかった妹を救うために神覚者を目指している。
当初は他人の為に行動するマッシュの事を「甘い」と感じ、彼の友人であるフィンやレモン、先輩のトムを人質にしてマッシュを倒そうと考えたが、実力の拮抗するマッシュから「もうやめよう そんなに悪い奴じゃないだろう」と言われて勝負を中断した。
その後は元来面倒見のいい性格だった為、「戦い意外ではポンコツ」なマッシュや、フィンの手助けをするようになった。「イケメンが死ぬほど嫌い」と公言しているドット・バレットとはそりが合わないが、なんだかんだ二人で行動することも多い。

「無邪気な深淵」との戦いの中で妹を苦しめている原因の魔法使いに遭遇し、3本目の線を発現させる。圧倒的な魔力量を持つ魔法を使いこなし相手と渡り合うが、ピンチに陥ったドットを思わずかばって重傷を負い、戦闘不能になった。

ランス・クラウンのプロフィール・人物像

家族：アンナ・クラウン
所属：アドラ寮
身長：178センチメートル
痣の数：2本
CV：石川界人

妹のアンナを溺愛している自他ともに認める重度の「シスコン」である。水色の髪に2本の線を持つイケメン。「イケメンが死ぬほど嫌い」というドットからは目の敵にされているが、なんだかんだでともに行動することも多い。当初は「甘い」マッシュを排除しようと戦いを仕掛けたが、実際は面倒見のいい人物であり、マッシュやフィンの為に何かと協力してくれるようになった。
アンナが「魔力を失っていく」病に侵されており、魔法局に入って「魔法無能者を排除する」現在の仕組みを壊すために神覚者を目指している。

ランス・クラウンの能力

固有魔法

グラビオル

ランスの「固有魔法」の中で最も基礎的なもの。指定した物体に重力を掛けて叩き潰す。壁に重力を掛けて横から攻撃することも可能である。

セクショングラビオル

「無邪気な深淵」の部下との戦闘で使用。魔法で赤ん坊にされてしまった為通常の10分の1の実力しか出せなかったが、力を一点に集中させることで威力不足を補った。

セコンズ

グラビオルセコンズ トゥーチャーポール

「七魔牙」ワース・マドル戦で使用。強力な重力を放つ4本の柱の間に対象物を閉じ込め、中心にいるものを霧散させる。

サモンズ 星の神（ネメシス）

グラビオルサーズ ネメシスインクラネイション

オーター・マドルとの修行で魔力が覚醒したランスが放った「サーズ」の魔法。「悪魔の五つ子」の1人エピデムを焦らせるほどに非常に強い魔力を持っている。相手の攻撃を超重力を持つ複数の球体で反射させる。

ランス・クラウンの来歴・活躍

マッシュとの対決と「七魔牙」との闘い

ある日突然魔力が消えていく難病に侵された妹のアンナを救うため、名門クラウン家のランスは「イーストン魔法学校」に編入試験トップの成績で入学する。編入試験の迷路の課題で制限時間がギリギリにもかかわらず、他人を助けるためにわざわざ戻っていったマッシュ・バーンデッドを「甘い」と感じたランスは、マッシュの友人であるフィン・エイムズやレモンアーヴィン、先輩のトム・ノエルズを人質にとってマッシュに「神覚者になるためのコイン」を掛けた勝負を持ち掛けた。

重力魔法を得意とするランスはマッシュを追い詰めるが、強靭な体力や瞬発力を持つマッシュとの実力は拮抗してなかなか決着がつかない。ランスは一気に勝負を決するべく、人質として瓶に閉じ込めた3人を崖から落とし、更に重力魔法「グラビオル」で落下速度を加速させると宣言した。しかしマッシュは瓶が崖下に着くまでの間に崖を駆け下り、元の位置へと戻る。マッシュはランスの懐にしまわれていた「本物の瓶」を取り戻すと、「もうやめにしませんか あなたそんなに悪い人じゃないでしょう」と勝負の中止を持ち掛けてきたのである。ランスは「このまま戦い続ければコインが手に入るのになぜだ」と問いかけると、マッシュは「なんでも合理的に判断できるほど器用じゃないから 僕」と答えた。
ランスはかつて妹から「不器用で優しいお兄ちゃんの事大好きだよ」と言われたことを思い出し、「しらけた」としてマッシュに銀のコイン2枚を渡して去っていった。
以降面倒見のいい性格のランスは、課題や勉強に追われているマッシュやフィンの世話を焼くようになり、いつの間にかともに行動するようになる。しかし「イケメンが死ぬほど嫌い」と公言しているドット・バレットとは相性が悪く、しょっちゅう口げんかをするような関係だった。

その後ランスはマッシュが「レアン寮」の中枢を担う「七魔牙（マギア・ルプス）」に目をつけられていることを聞き、マッシュに「ひとりで行動するな」と忠告する。それでも事件は起こってしまい、マッシュとランスがフクロウ小屋の掃除をしている途中、「七魔牙」のメンバーから襲撃を受けたのである。ランスは「七魔牙」の中でも最もランクの低いアンサー・心理と戦うことになった。ランスはフクロウたちが気になって戦いに集中できず敵から傷を負わされるが、「グラビオル」をうまく操ってフクロウをどかすと、一瞬でカタをつけた。

その後ランスは「七魔牙」に襲撃されるより先に敵のアジトを見つけることを提案し、マッシュ、フィン、ドット、と共に校内を捜索する。すると敵の手に落ちたレモンがとある地点で姿を消したのを目撃し、魔法の扉を破ってアジトに侵入した。扉の先でメンバーはバラバラにされてしまい、ランスは魔法局に勤める両親と神覚者の兄を持つエリート育ちのワース・マドルと対決する。
ワースの魔法は泥でランスの重力魔法とは相性が悪かったためランスは苦戦するが、セコンズの強力な魔法を駆使してワースの魔法を打ち砕く。ランスはワースがエリート家系で苦労を強いられ、誰にも認めてもらえないという思いを抱えていることを見抜き、ワースの努力を認めて立ち去った。
その後ランスは謎の集団に囲まれて身動きが取れなくなり、ランスに変装した「無邪気な深淵」の部下が「イーストン魔法学校」に侵入していた。

神覚者試験と特訓