柳生敏木斎(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
柳生敏木斎(やぎゅう びんぼくさい)とは、SF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)の登場人物で、将軍家の剣術指南役を務める柳生家の先代当主。
見た目は小柄な老人ながら並外れた力量を持つ剣士で、幾多の敵を打ち破ってきた主人公坂田銀時が終始圧倒され最後まで勝つことができなかった数少ない人物の1人。孫娘の柳生九兵衛を“柳生家の跡取り”として育てて人生を狂わせたことを悔い、彼女の嫁取り合戦に協力する。名前の通り貧乏臭いところがあり、再登場した際は「もったいない」と様々な物を集めてゴミ屋敷を作っていた。
柳生敏木斎(銀魂)の概要
柳生敏木斎(やぎゅう びんぼくさい)とは、SF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)の登場人物で、将軍家の剣術指南役を務める柳生家の先代当主。
孫娘の柳生九兵衛(やぎゅう きゅうべえ)を“柳生家の跡取り息子”として育てて人生を狂わせてしまったことを悔い、彼女の嫁取り合戦に協力。幾多の敵を打ち破ってきた主人公坂田銀時(さかた ぎんとき)を相手取り、これを終始圧倒。最終的には銀時とその弟分の志村新八(しむら しんぱち)の奇策じみた連携を前に不覚を取るも、一連の騒ぎの中で九兵衛自身が「男でもあり、女でもある自分」を受け入れたことで満足する。
その後銀時が住まうかぶき町が危機に陥った時、九兵衛や一門の猛者を率いて救援に駆け付ける。九兵衛を含む主要キャラクターたちが苦戦し、負傷して戦線を離脱する中、ここでも相変わらずの実力を見せつけた。
2年後には少々ボケ始め、街中を歩き回っては様々な物を集め、ゴミ屋敷を作っていた。
柳生敏木斎(銀魂)のプロフィール・人物像
出身:地球
家柄:柳生家
誕生日:5月30日
身長:88cm
体重:24kg
CV:龍田直樹
見た目は小柄な老人ながら並外れた力量を持つ剣士で、幾多の敵を打ち破ってきた銀時が終始圧倒され最後まで勝つことができなかった数少ない人物の1人。敏木斎自身も銀時の力量を認めており、弟子にならないかとスカウトしている。
孫娘の九兵衛については、息子である柳生輿矩(やぎゅう こしのり)の「後妻などいらない、亡き妻の遺した唯一の子を蔑ろにしたくない」との想いを諫められずに“柳生家の跡取り”として育ててしまい、結果「自分は男なのか、女なのか」との悩みを抱えさせたことを負い目にしている。このため九兵衛に対してはかなり甘い一方、彼女が銀時たちとの交流の中で「男でもあり、女でもある自分」を受け入れていくのを暖かく見守っている。
柳生敏木斎(銀魂)の来歴・活躍
柳生家の嫁取り合戦
将軍家の剣術指南役を務める柳生家の当主として活躍し、息子の柳生輿矩(やぎゅう こしのり)にその座を譲って引退する。輿矩もまた立派に柳生家の当主として剣術指南役を務めるが、妻を早くに失い、彼女への愛情から後妻をもらうことを拒否。さらには一人娘の柳生九兵衛(やぎゅう きゅうべえ)を妻の一族に奪われたくない一心で、「九兵衛は男子である」と周囲に宣言した上で柳生家の中でもその扱いを徹底させる。
これにより九兵衛は「自分は男なのか、女なのか」という悩みを抱えることとなってしまい、敏木斎は「自分が我が子かわいさで輿矩の我がままを許したせいで、孫に不要な重荷を背負わせてしまった」と後悔し、九兵衛を甘やかすようになる。
年頃になった九兵衛は、幼馴染の志村妙(しむら たえ)という娘と親しくなり、これが男が女に向ける愛情なのか、女同士の友情が発展したものなのかも分からぬまま彼女を嫁にしようとする。これに妙の弟である志村新八(しむら しんぱち)が異を唱え、彼の兄貴分である坂田銀時(さかた ぎんとき)と共に柳生家に乱入。妙を巡って嫁取り合戦が繰り広げられる。
敏木斎は「相手方で一番強いのは銀時だ」と判断し、これを相手取って終始圧倒。かつて天人(あまんと)と呼ばれる宇宙人を相手に暴れ回り、「白夜叉」(しろやしゃ)の異名で恐れられた銀時を翻弄する。しかし「この爺さんは“銀時が相手方で一番強い、この男さえ倒せば残りは雑魚”だと考えている」と見抜いた銀時は、自分自身を囮として新八に攻撃させるという形で敏木斎を撃破。嫁取り合戦は新八の側が勝利を収める。
“身に着けた小皿を砕かれたら失格”というルールも利用されて不覚を取った敏木斎だったが、この勝負の中で成長した九兵衛は「父のことも祖父のことも恨んでいない。男でもあり女でもある自分を受け入れる」という形で悩みを克服。この結果に満足し、彼女が最終的にどのような選択をするのかを見届けようと考える。
江戸に迫る危機
九兵衛は相変わらず妙への恋心を抱いたまま銀時たちとも交流を重ね、時に彼らと共に戦い、時に新たな世界を知っていく。その銀時はやがて天人の秘密結社「天導衆」(てんどうしゅう)と事を構え、彼らの差し金により銀時の暮らすかぶき町が襲撃される。
この時、敏木斎は九兵衛や柳生一門と共に銀時の応援に駆け付け、天人の兵を相手に一騎当千の活躍を見せる。天人の猛者たちの侵攻は激しく、九兵衛を含む主要キャラクターが手傷を負って戦線から離脱する中、相変わらずの実力を見せつけてかぶき町を守り切った。
その2年後、天導衆との決着をつけるため、旅に出ていた銀時が江戸に帰還。この頃には敏木斎は少々ボケが回り始め、街を徘徊しては「もったいない」と判断したガラクタを回収してゴミ屋敷を作るようになっていた。
追手を撒くためにマネキン人形のふりをしていた銀時も、「まだ使える」との判断により敏木斎に拾われ、彼のゴミ屋敷に運ばれる。銀時はこれに乗じて追手を振り切り、最後の決戦の場へと赴くのだった。
柳生敏木斎(銀魂)の関連人物・キャラクター
柳生九兵衛(やぎゅう きゅうべえ)
孫。敏木斎から見て息子にあたる輿矩の「この子を奪われたくない、自分の下で育てたい」という親としての情が暴走した結果、女でありながら男として育てられる。
敏木斎は「自分が息子を諫められなかったせいで、孫に必要の無い重荷を背負わせた」と後悔しており、九兵衛に対してはかなり甘い。九兵衛は家族や一門の者たちが自分に必要以上に配慮していることに後ろめたいものを感じつつ、祖父としても剣士としても敏木斎を信頼し尊敬している。
柳生九兵衛(銀魂)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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柳生九兵衛(やぎゅうきゅうべえ)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、代々続く名門剣術道場柳生家の跡取りです。
表向きは息子となっていますが実は女性で、志村新八の姉・妙に恋愛感情を抱いています。神速の剣の使い手と言われ、堅物で真面目なキャラ。しかしその生真面目さが時にとんでもなく天然だったりします。
柳生輿矩(やぎゅう こしのり)
息子であり、現在の柳生家当主。家族に対する愛情が深く、妻と早くに死別するも後妻をもらうことを拒んだ。さらに一人娘である九兵衛を妻の家に奪われることを恐れ、「この子は男子であり、次期柳生家当主である。よって自分の下で育てる」と周囲に宣言。九兵衛を男子として育て、結果として彼女に「自分は男なのか、女なのか」との悩みを植え付ける。
敏木斎は「息子を諫められなかった自分も悪いが、そもそも輿矩が無茶なことを言い出したせいで孫が苦しんでいる」と反省し、いよいよとなれば九兵衛を支えるために相応の覚悟をしておくことを輿矩に要求している。
柳生輿矩(銀魂)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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柳生輿矩(やぎゅう こしのり)とは、SF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)の登場人物で、将軍家の剣術指南役である柳生家の現当主。
セレブであることを誇り、権力に擦り寄ることを得意とする。家族への愛情が深い人物だが妻に早くに先立たれ、一人娘を妻の家に奪われたくない一心で「この子は男子であり、柳生家の跡取りである」と周囲に宣言し、彼女に九兵衛という男子名を与える。結果九兵衛に「自分は男なのか女なのか」との悩みを抱えさせてしまい、これを案じつつも今さら男扱いをやめられないまま彼女を見守る。
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