神威(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
神威(かむい)は、空知英秋作画の漫画「銀魂」で、主人公坂田銀時が営む万事屋に居候する少女・神楽の兄。妹同様の赤毛が特徴で、宇宙最強とも言われる傭兵部族・夜兎族の一人です。童顔で笑顔でいることが多いのですが、一旦戦闘モードに入ると本能むき出しに。戦うことが大好きで、相手が強ければ強いほどいいと考えています。
生年月日/見た目/特徴
誕生日 6月1日
身長 170cm
年齢 18歳
妹の神楽と同じように、透き通るような肌色と青い目、鮮やかな赤毛が目立つ神威。
長い髪を三つ編みにして片方から垂らし、チャイナ風な服と上から羽織ったマント、という出で立ちで登場します。また、神楽が持っているのと同じような色・形の番傘(=武器)を携行しています。
初登場時には、露出した肌部分が全て包帯で覆われていました。
神楽と同じく、相当な大食い。なのに全く太らず、体重は推定55kg前後。
身長は170cmあるので、かなりのやせ形と言えます。
通常はニコニコした温和な笑顔を見せ、一見優男風なのですが、強い相手と対峙すると途端に獰猛な顔つきになります。
出自
宇宙随一とも言われる戦闘力を誇る傭兵民族・夜兎(やと)族出身。
父は神晃(かんこう)。後に海星坊主(うみぼうず)と呼ばれる夜兎族きっての猛者。母は江華(こうか)。彼女も夜兎族の末裔で、戦争で荒れ果てた星・徨安(こうあん)に一人きりで住んでいました。
そこをたまたま訪れた神晃が彼女に一目惚れし、やがて恋に落ちた二人は共に生きることを決意して、洛陽に居を移します。
そこで長男・神威、長女・神楽が誕生。神楽が生まれた直後から江華は病気がちになります。
神晃はエイリアン・ハンターを生業としていました。
エイリアン・ハンターとは「エイリアンを狩る者」。西部劇における「懸賞金のかかったお尋ね者を捕えて、その賞金で生計を立てている者」と同様で、銀魂世界ではそれが西部のお尋ね者から、宇宙のお尋ね者へとシフトした形です。
彼は、留守中の家族を守ってくれと、神威に託しては家をあけることが多くなりましたが、実はその間にも妻の病を治すある物質(結晶石)を探していたのです。
一方、神威は父から夜兎の力をむやみに使うな、と言われていたため、母の病気のことで悪ガキ達からからかわれたり、いじめを受けたりしてもただじっと耐える日々が続いていました。
そして、「強さって何?」と次第に疑問を持つようになっていきました。
ある時神威は、母が徨安にいる限りは死ぬことのない特異体質であること、しかし徨安以外の場所では生きられないことを知ります。
それを知りながら母を徨安から連れ出した父に憎しみを燃やす神威。
神威は母を助けようと、彼女を生まれ故郷の徨安に連れて行こうとしますが、その時戻ってきた父と対峙。
彼は父に戦いを挑み父の左腕を切り落としますが、戦いには負けました。
神威の心の中には自分が生まれたこと自体も母の命を縮める要因のひとつになったという、負い目のようなものが生まれたのです。
その頃たまたま洛陽に来ていた、鳳仙が率いる春雨の部隊に神威は加わり、故郷を去りました。
春雨とは天人(あまんと=宇宙海賊団)で構成された銀河系最大の犯罪集団。
当時春雨第七師団の師団長だった鳳仙が部下とともに洛陽に居合わせた時、神威は当時鳳仙の配下だった阿伏兎(あぶと)を含む春雨の部隊と初めて遭遇しました。
何度倒されても向かってくる神威を見て「ものになる」と判断した鳳仙が、神威を弟子的な存在として一緒に連れていくことにしたのです。
それからほどなくして母・江華は夫と娘に看取られながら息を引き取ります。
呼び名
かむい、団長(春雨第七師団の団長であるため)、バカ兄貴(神楽から)、すっとこどっこい(阿伏兎だけから)
性格
神威本人曰く、「好物のおかずは取っておいて、最後に食べるタイプ」。
この「おかず」は、自分が戦いたい相手のこと。闘争本能に忠実な神威にとって、相手が強ければ強いほど倒しがいがあり、自分が生きているという感覚と喜びを得られるようです。
また、主義として子供と女は殺さない。
なぜなら、子供は成長して強くなるかもしれないから(=自分を満足させるぐらい強い相手になる可能性があるから)。また女はそんな強い子を産むかもしれないから。
好きなもの
強い相手
とにかく強い相手、戦いがいのある相手が好き。大概の相手は神威に勝てないのですが、銀時には自分の師匠的存在だった鳳仙を倒したということで、「今後に期待」している様子。
苦手なもの
日光
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