福士ミチル(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

福士ミチル(ふくしみちる)とは『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、都大会ベスト4の銀華中テニス部の部長である。斜めに流し目に少しかかった黒髪と、一重の細い目元が特徴的なキャラクターだ。陰湿な策を好んでおり、嫌がらせやズルを平気で行う人物である。都大会は棄権し、関東大会は自作のドリンクで食中毒となり病院に運ばれたので、実際に試合をしているシーンはほぼなく実力は不明。バレンタインチョコ獲得数では3位にランクインしていた実績を持つ。

竜崎桜乃に声をかける福士ミチル(左)と堂本豪樹(右)中央は不明

福士ミチルと堂本豪樹をのぞくと、銀華中テニス部で名前が挙がっているのは4人である。
チームメイトでは会計の鈴木康晴(すずき やすはる)、田代雅痔(たしろ まさじ)の名前が出ている。どちらも銀華中3年である。他には主務の伊藤歩(いとう あゆむ)、顧問の山之内雅史(やまのうち まさし)である。鈴木康晴と田代雅痔は選手としてそこそこ注目されているようである。青春学園の手塚国光と大石修一郎によると、「今年はかなり強豪らしい」とのことであった。いずれも試合描写がないので実力はわかっていない。

福士ミチルの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ハァァーーーッ、銀華ぁ!!」

関東大会で試合直前に自家製ドリンクを飲もうとする銀華中の面々

福士ミチルが所属する銀華中テニス部の独特な掛け声である。
特製の栄養ドリンク「銀華三昧」を飲む際にも「ハァァーーーッ、銀華ぁ!!」と叫んでいる。
他にも試合前や関東大会の対戦相手を決める抽選でもこの「ハァァーーーッ、銀華ぁ!!」という掛け声をしている。

「死ぬ気で謝んな!!」

越前リョーマからこめかみにボールを当てられ怒る福士ミチル

越前リョーマからこめかみにボールを当てられた際に放った言葉である。
東京都大会準決勝前の休日、越前リョーマが竜崎桜乃のテニス練習を見ていたが、銀華中のコートにボールを飛ばしてしまった。竜崎桜乃が必死に探していると、銀華中はボールの入っているカートをわざと倒し、探すのを難しくさせるという嫌がらせをした。
その時に越前リョーマが遠くから金網をすり抜けボールを当ててきた。こめかみにボールを当てられた際に福士ミチルは「死ぬ気で謝んな!!」と言い怒るが、越前リョーマは「ああ痛かった?それよりアンタ達もボール探してくんない」と返しており、悪いと思っている様子はない。その後、部員から「カッカすんなって」と言われ、ニヤニヤしながら竜崎桜乃の探しているボールを渡された。竜崎桜乃のボールを隠したまま、地面に散らばった大量のテニスボールの中から探させようと考え機嫌を直した福士ミチルだったが、すぐにボールを持っていることがばれる。それでもしらばっくれ、地面から探させようとしていると、越前リョーマが「試合をしてオレが負けた時点でボールはあきらめるけど、そのかわりアンタたちが負けたら10球ずつ調べる」という条件を出した。それに対し福士ミチルは「そんな事が出来たら調べるとはいわず持って帰っていいぜ」と条件にのった。
結果として部員全員が越前リョーマに負け、ボールをすべて失った。

福士ミチルの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

越前リョーマに負けた後、ボールを青く塗装

『放課後の王子様』で明らかになったエピソードで、越前リョーマと試合した日のあと銀華中の練習ボールは青色に塗ったという。理由はボールのカートを倒してボールが地面に散らばっても、他の人のボールがわかるようにだそうだ。そもそもボールのカートを倒さないという発想にならないところは謎だが、当時の行いを反省し生まれ変わろうとはしているようである。

バレンタイン・キッスのメンバーに抜擢

福士ミチルは2011年に『テニスの王子様 バレンタイン・キッス/福士ミチル with 銀華中』を発売している。
このバレンタイン・キッスは毎年数名だけ『テニスの王子様』の人気キャラクターが選出されリリースされているキャラクターソングである。曲の間奏では一緒に歌ってくれたキャラクターと個性あふれる会話や台詞が繰り広げられるが、福士ミチルの曲では誰も出てきていない。一応部員の名前は呼ぶのだが誰もいなかったという寂しい状態である。また、ジャケット写真も今までのキャラクターはボーダーのパーカーを着用し肘をついてこちらを見るポージングが恒例となっているが、福士ミチルのジャケット写真は腹痛に襲われている様子であり顔を見せていない。
他にも同時収録されている「トークタイム~福士の腹痛は突然に!?~」では最後に腹痛に襲われてしまうという歴代のバレンタイン・キッスとは違う曲となっている。

『新テニスの王子様 RisingBeat』に登場

福士ミチルは携帯アプリである『新テニスの王子様 RisingBeat』でもひそかに登場している。このゲームは、キャラクターソングで遊ぶリズムゲームである。人気のキャラクターのシングル曲やユニット曲など数多くの楽曲が収録されている。
このゲームは毎年2月にバレンタインイベントとして、シングルで「バレンタイン・キッス」を歌ったキャラクターの歌うバージョンが期間限定でプレイできるようになっている。
福士ミチルは「バレキスオールスターズ」として歴代歌ってきたキャラクター全員が歌う「バレンタイン・キッス」に登場している。有名人気キャラに並んでいる数少ない出番であるといえる。
ただし「バレンタイン・キッス~白石蔵ノ介ver.~」「バレンタイン・キッス~幸村精市ver.~」などの各キャラクターがそれぞれ歌うバージョンもあるのだが、それには福士ミチルバージョンの収録はない。

『テニスの王子様 最強チームを結成せよ!』に隠しキャラとして登場

『テニスの王子様 最強チームを結成せよ!』に隠しキャラとして登場している。このゲームは2004年にコナミより発売されたPlayStation 2用ソフトである。シナリオはプレイヤーが関東ジュニアオープンという大会に出場し、優勝するために『テニスの王子様』のキャラたちと出会い練習して強くなるといった育成シミュレーションゲームである。学校を越えたメンバーを選ぶことができ、自由なチーム作りが可能である。なお、恋愛要素は全くない。
このゲームでの福士ミチルの出現条件はチーム員が1人以上いる状態で街へ遊びに行くと、ランダムで街で見かけることができ、その際に追跡を行なうというものである。入手のハードル自体は難しくないが街で会えるかどうかは運である。パラメータはフットワークE、パワーE、スタミナD、メンタルD、テクニックEである。
『テニスの王子様 最強チームを結成せよ!』ではステータスは低いものの、サポート系の技が充実している。初期技には「生まれ変わります」「腹痛」「銀華魂」「銀華散華」の4つがある。「腹痛」は相手の気力を減らす福士ミチル専用技となっている。初期アビリティーは「萎縮」「むら気」「向上心」となっており、福士ミチルの強い相手にひるむところや、仮病で棄権する卑怯なところなどが反映されている。他にも成長アビリティーでは「優越感」「本気」「ラッキー」があり、「優越感」では相手の能力値が自分より低い際にメンタルが2段階上がるといったものである。自分より強い相手だと萎縮し、自分より弱い相手だと優越感に浸るあたりで福士ミチルの性格が読み取れる。
この『最強チームを結成せよ!』の中では好きな食べ物はすき焼き・かき氷いちごミルク味ということが発覚している。

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毛利寿三郎(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

毛利寿三郎(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

毛利寿三郎(もうり じゅさぶろう)とは、『新テニスの王子様』にて登場するキャラクターで、U-17日本代表の高校1年生である。播州弁を話すのが特徴で、四天宝寺中学校に在籍していたが、途中で立海大附属中学校へと転校している。自身の才能に甘えて練習を怠っていたため、関東大会で越知に敗北したことで一度は挫折を味わった。試合の後で病院へ行った際に目撃した幸村精市のリハビリ姿に心を打たれ、日本代表に選ばれるほどの努力を重ねた。越知とのペアは「超高校級ダブルス」とも言われてる。

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