白石麻衣（乃木坂46）の名言・迷言・発言まとめ

「何でもチャレンジすることが大事だと思います」

何でもチャレンジすることが大事だと思います。どんなに辛くてもそれを乗り越えたら絶対に楽しいことがあるって私は思っていて。だから例え体力的にも精神的にも辛くても頑張れる。あとはポジティブでいることを心がけています。ネガティブだと全然いい表情もできないし、いいものも出てこない。自分を暗くする一方…何が何でも楽しく明るくいることが大事だなっていう考え方は、これまでのお仕事を通して学びました。
（2015年1月23日『モデルプレス』）

「夢を叶えるには」という問いに対する回答。上の2項のインタビューから約1年2ヵ月後のインタビューなのだけれど、ここでも「何でもチャレンジすること」がキーワードとして再登場している。

「何かを切り開くために挑戦すること自体がすごく大事なこと」

まず1歩を踏み出すこと。私もこの8年間乃木坂46で活動してきて、「できないかも」と思っても、何かを切り開くために挑戦すること自体がすごく大事なことだなと思いました。すごく勇気のいることだと思うけど、失敗してもそれがまた自分を強くしてくれると思うので、夢を持っている人たちにも、言葉だけで終わるのではなく何か行動を起こして、どんどんいろんなことに挑戦して行って欲しいです！
（2020年2月20日『モデルプレス』）

白石が乃木坂46からの卒業を発表したのは、2020年1月7日、自身のブログだった。上のインタビュー時には既に卒業は発表されていたことになる。ここでも「挑戦すること自体がすごく大事」と語っている。白石にとって「挑戦」「チャレンジ」というのは乃木坂46の活動全般において（あるいは白石自身の生き方において）とても大切なキーワードだったことが伺える。

乃木坂46について

「乃木坂46自体が女子校の1クラスみたいな感じ」

あんまりどういう世界というのは考えてなかったですね。ただ、この世界に入ったら寝られなさそうだなと思ってました。私、寝るのが本当に好きで、休みはずっと寝てるんですよ。でも、乃木坂46に入ってからは睡眠時間が減って。改めてすごい世界だなと思いました。
斉藤優里ちゃんとはすごく仲が良いし、同じ七福神で一緒にユニットをやってる3人（高山一実、橋本奈々未、松村沙友理）ともしょっちゅう一緒にいるし、永島聖羅ちゃんの家にもよく泊まりに行ってるし（笑）。乃木坂46自体が女子校の1クラスみたいな感じで、メンバーとは家族より長い時間一緒にいるし、みんなでワイワイやってるので毎日すごく楽しいです。
（2012年4月26日『音楽ナタリー』）

「（芸能界に入ってきて）最初に思い描いていたイメージと違いは感じましたか？」という問いに対する回答。まだまだ乃木坂46が結成されたばかりの頃のインタビューで、右も左も良く分からず、しかもAKB48の公式ライバルという大看板を背負っての状態なので、まさに暗中模索だったのだろうと推測される。上で名前が挙げられている4名（斉藤優里、高山一実、橋本奈々未、松村沙友理、永島聖羅……まだニックネームで呼ばれていない）も同じ状況下での仲間。「女子校の1クラス」以上の存在だったのだろう。

「1年前と比べて成長できたんじゃなかいかな」

本当に丸1年。私は本当は人前に出て自分の事を喋るのが凄い苦手で。高校生の時とかも作文の発表とかも嫌で嫌で。苦手だったんですけど、。乃木坂に入って、色々自分が思ってる事を言わなきゃいけない立場になって、トークだったり、パフォーマンスの表現の仕方だったりを自分で研究して。1年前と比べて成長できたんじゃなかいかなって思ってます。
（2012年8月22日『HMV&BOOKS online』）

乃木坂46の第1期メンバーのオーディションが行われ、合格者が発表されたのが2011年8月22日。同年9月25日には観衆の前で「メンバーお見立て会」、同年10月3日には初のテレビ冠番組『乃木坂って、どこ？』が始まっている。オーディションの合格発表からわずか2ヵ月の間にこれだけの露出がされたことになる。白石を始めとしたメンバーもこの速い流れに眩暈を覚えたかも知れない。上のインタビューはその合格発表から1年後に掲載された。その怒涛の1年間で、自身で成長出来たと自負できるような充実した活動が行えたことが伺える。

「1人ひとりの気の緩みが、最終的には乃木坂の足を引っ張ることになっちゃう」

1人ひとりの乃木坂に対しての気持ちがすごく重要なんじゃないかな。私も個人のお仕事をいくつかやらせてもらっていて、その中ではもちろん私のことを知ってもらうことも大事だけど、私はやっぱり乃木坂46っていうグループをたくさんの人に知ってもらいたいから。
実は……私から見て「気が緩んでるかも」と思う瞬間があったんですけど、なかなか言いにくくて。もちろん私にも悪い部分はあると思うんです。だからそういう小さいところから直していかないと、乃木坂がダメな方向に行ってしまうんじゃないかって。
もしかしたら最初の頃の気持ちを忘れてるから、そういうふうに緩んできてるのかもしれない。1人ひとりの気の緩みが、最終的には乃木坂の足を引っ張ることになっちゃうから。
2年も一緒にいればよくわかっているし、徐々に見えてきますよね。
（2013年7月2日『音楽ナタリー』）

ここでの白石には、自分だけで精一杯になっている姿はなく、早くも乃木坂46というグループを俯瞰している姿勢がみられる。個人の活動が増え、外野から乃木坂46を見る機会が増えたことも一因かも知れない。乃木坂46の中でもプロ意識が高いと言われている白石らしい発言に思える。

「離れても私たちみんな乃木坂46なんです」

楽しかったことも、つらかったことも、みんなで乗り越えてきました。その経験で得たいろんな思いを全員で共有すればするほど「みんなのことが好き」という気持ちが強くなっていく。そうなると、みんなとの出会いをくれたグループへの愛情も深くなって、さらにみんなの絆も深まる……それを繰り返し続けているから、みんなのことが、乃木坂46が好きな理由なんだと思います。
家族でもない、友だちでもない……なんだろう？ ピッタリな言葉がない。きっと今後の人生で、こういう関係性の人たちに巡り合うことはないんじゃないかな。
玲香が最後のコンサートで「卒業しても自分は乃木坂にずっと関わっていくんだろうな」と語っていたのがすごく印象的でした。卒業してきた子たちがいたからこそ、今の乃木坂があります。変化することは全然悪くない。常に新しくなっていくことが当たり前ですので、「別れや出会いを経験して乃木坂46は、私は、どんなふうに変わっていくのだろう？」という楽しい気持ちを持って、これからも進んでいきたい。離れても私たちみんな乃木坂46なんです。
（2019年12月15日『YAHOO！ニュース』）

このインタビューが掲載されたのは2019年12月15日。白石が自身のブログで卒業を発表したのが2020年1月7日。卒業発表の僅か1ヵ月前の掲載であるため、既に白石は卒業を決意し、他のメンバーにもその旨を伝えていたかも知れない。そう考えると「離れても私たちみんな乃木坂46なんです」という言葉に重みを感じる。

「卒業生を含めそのくらいメンバーは大事です」

乃木坂46では、中学・高校とはまた違った、第2の青春のような感じで楽しく過ごしてきました。1期生は特にみんな考え方や空気感が似ていて、よく「本当に出会えて良かったねぇ」と話しているのですが、本当に今のメンバーに出会えたことは運命だと思います。長い間家族以上に一緒にいましたし、「宝物」と言ったら重いかもしれないけれど、卒業生を含めそのくらいメンバーは大事ですね。乃木坂46に入って良かったです。
（2020年2月20日『モデルプレス』）

既に卒業を発表した後のインタビュー。第1期生のメンバーに巡り合えたことの「運命」に感謝している。「宝物」という言い方は決して重くはないだろう。白石は本当に心からメンバーのことを愛していたことが分かる内容。

「後輩ができたり、ファンの方に認めてもらえるようになってきたことで少しずつ自信を持てるようになって」

私はもともと「絶対にアイドルになりたい」と思ってオーディションを受けたわけではなく、最初は「落ちてもいいや」くらいの気持ちでした。でも周りの仲間たちが頑張っている姿を目にすることで、「私も頑張りたい、頑張らなきゃ」という気持ちがどんどん湧いてきて。だからこそ、9年間も続けられたんだと思います。乃木坂46って、本当にみんな仲がいいんですよ。「一人じゃない、みんなで頑張ろう」という気持ちが強くて、仲間を大事にするグループ。第1期生としてデビューした当時は、先輩も後輩もいないので、どうやって成長していけばいいんだろうという不安もありました。でも後輩ができたり、ファンの方に認めてもらえるようになってきたことで少しずつ自信を持てるようになって、「もっとファンの方を喜ばせたい」「もっとこういうライブを見せたい」という意見も言えるようになりました。
（2022年4月15日『MOVIE WALKER PRESS』）

白石が乃木坂46を卒業したのが2020年10月28日。上のインタビューは卒業後約1年半後に掲載された。卒業後、改めて乃木坂46での活動がいかに自分にとって大切な時間だったのかを振り返って語られている。白石は1992年8月20日生まれ。19歳で乃木坂46のオーディションに合格。以降9年間、28歳で卒業するまで、20代の殆んどを乃木坂46として過ごしてきたことになる。ここで学んだこと、出会ったメンバーや関係者、ファン、成功や失敗、そういったもの全てが白石にとってのとても大切な財産になっていることが伺える。

選抜について

「ダメかなって思ってたんですけど」

選抜に入れるかどうかも。ダメかなって思ってたんですけど、また七福神として選んでいただいて本当にうれしいです。
（2012年1月9日『乃木坂って、どこ？』）

『乃木坂って、どこ？』第14回放送「乃木坂46 デビューシングル選抜メンバー大発表！！」の中で発せられた言葉。
乃木坂46のデビュー・シングルという記念すべき選抜メンバーの発表であり、またテレビ番組『乃木坂って、どこ？』においても、初の選抜メンバー発表の放送回となった。
発表方法は後に番組で恒例となる、スタジオ等にメンバーを集めて、放送局アナウンサー、あるいは運営がメンバーの名前を読みあげる、という手法ではなく、メンバーの携帯電話に選抜に選ばれたという連絡が入る、という方法が取られた。また呼ばれる順番も3列目からではなく、七福神から呼ばれる形となった。ちなみに第1回目の選抜メンバーとして1人目に呼ばれたのが白石麻衣だった。以降、白石は卒業するまで選抜から落ちることや、福神から外れることは一度もなかった。

「今のままじゃ満足いかないので、もっと成長できるように」

もっと自分を磨いていって。今のままじゃ満足いかないので、もっと成長できるように。これからも頑張っていきたいです。
（2012年3月19日『乃木坂って、どこ？』）

『乃木坂って、どこ？』第24回放送「乃木坂46 セカンドシングル選抜メンバー大発表！」の中で発せられた言葉。
今回の発表方法は、選ばれたメンバーが次の合格者を発表していく、リレー方式が取られた。最初の1人はMCバナナマン設楽より、この時点で暫定キャプテンに選ばれていた桜井玲香が選抜メンバーとして呼ばれた。この桜井玲香が次の選抜メンバーを読みあげる、といった手法。
白石は、七福神残り1人となった段階で橋本奈々未から名前を呼ばれた。その時の白石に対する橋本からの紹介メッセージは「現状に満足とかしないで、弱音も吐かないし、いつも明るく前向きで、頑張ってて、同い年としても尊敬してます。白石麻衣」というものだった。ちなみに白石は続く選抜メンバーとして井上小百合の名前を呼んでいる。